Ormandy & Philadelphia - Vivaldi's The Four Seasons2010年05月28日 11時25分

CBS SONY SOCJ-17 Jacket 帯付き
CBS/SONY Young Peaople's Concerts 第41巻 SOCJ-17
ヴィヴァルディ四季
オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団
アンシェル=ブルシロウ(ヴァイオリン独奏)
特別価格 \2,000 (昭和50年1月)

ヤング・ピープルズ・コンサート - ヤングのためのクラシック入門シリーズ☆全50巻」・・・帯の文句が眩しいぜ・・・そういえば、ソース焼きそばでお馴染みの ペヤング も 「ペアヤングソース焼きそば」から来ているそうな・・・西城秀樹ヤングマン もあったな・・・もっとも、この「ヤング・ピープルズ・コンサート」LPシリーズはCBSバーンスタインNYP による 「ヤング・ピープルズ・コンサート」から来ているのだろう。

CBS SONY SOCJ-17 Label
ラベルにも奥ゆかしくアルファベットで  young people's Concerts と書かれているではないか・・・

ま、それはさておき、これまでずっと気に掛かっていたことがある。それはCBS/SONY 「オーマンディ 音の饗宴1300」のあの特徴のあるジャケットの中にトリミングされていた舞台写真である。

CBSSONY SOCT-6 jacket
CBS/SONY オーマンディ 音の饗宴1300 Vol.7 SOCT-7
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

一体この舞台写真は何処なのだ・・・ずっと???・・・であったが。マイクも複数立っているから、演奏会のライヴ収録写真・・・?にしても、マエストロE.O.の前にもマイクがあるのは・・・

20年以上疑問に思っていたこの写真の出所?であったが、この 「ヤング・ピープルズ・コンサート」シリーズのジャケット写真のお陰でかなり真相まで踏み込むことが出来たのである。

CBS SONY SOCJ-17 Jacket "SHELL of Academy of Music"

写真の左右に注目。左右に「円柱風の装飾」がある。なんだ、Academy of Music で使われている Shell ではないか。左奥のカーテンに隠れた所から、テレビカメラらしいものがチラリ・・・と。

つまり、これはテレビ収録(あるいは生中継)時のヒトコマであったのだ。正装した指揮者とオーケストラの舞台に何故マイクが林立しているか・・・その疑問も一気に氷解である。

1922年以来、フィラデルフィア管弦楽団は音をより一層響かせる為、Academy の舞台に 「シェル」を設置、その「箱」の中で演奏していたが、この写真は 1964年夏に作られたその新しい「シェル」( 「オーマンディ/フィラデルフィアのすべて」)なのだろう。1970年代後半のUnitel 収録ビデオに映っている「シェル」の見かけとは異なるが・・・舞台正面のオルガンは取り外し可能なのでそれはさっ引いて考えよう・・・

肝心の演奏については以前書いたので省略。ちなみにこのディスクは当時の最新鋭カッティングマシーンであるノイマンのSX-68MarkⅡでカットされている。

昔、レコードには、ノイマンSX-68 とか SX-74 でカッティングされた・・・というセールストークが帯に書かれていたことを思い出した。いまはマイクに専念しているようだが・・・

ま、こんなところで・・・

コメント

_ リベラ33 ― 2010年05月28日 19時14分

このLPは持っていますが、これだけなぜか母親が買ったものでした。たぶん自分用半分、私へ半分のつもりだったのでしょう。
ところでこのジャケ写には風変わりな木管楽器が写っていますねぇ。私はあれがなんなのか、小学生の頃以来いまだにわかりません。

_ メタボパパ ― 2010年05月28日 20時27分

こんばんは

はじめまして、私の拙いブログにコメントを頂きありがとう
ございます。
また、HPも拝見いたしました。色々参考になり、大変勉強
になります。
HPにリンク歓迎と書かれていたので、貴殿のブログとHP
にリンクを貼らせて頂きます。
今後ともよろしくお願い致します。

_ りん ― 2010年05月30日 16時07分

リベラさん、こんにちは。
そうですか、このLPをお持ちですか・・・
ところで、「風変わりな木管楽器」とは・・・私には特に変わった木管楽器は見当たらないのですが・・・

_ りん ― 2010年05月30日 16時12分

メタボパパさん、こんにちは。
こちらこそ、色々と参考になりましたよ。
私のブログにもメタボパパさんのブログのリンクを貼らせて頂きました。今後とも宜しくお願いします。

_ 柿太郎 ― 2017年07月25日 20時58分

このオーマンディとフィラデルフィアoの演奏風景には一般的なオーケストラの配置と見えて、よく見ると特徴的な処があります。
まず管の向かって左隣にピアノとチェレスタがあります!そしてハープがよく見られる第一ヴァイオリンの背後ではなく、チェロの外縁にはみ出て配置されています(カラヤンは時折この逆に第一ヴァイオリンの外縁にハープを配置していた事もありました)!!こうした配置は当時のアメリカのオーケストラではスタンダードな物だったのでしょうか?

_ りん ― 2017年08月31日 06時58分

柿太郎さん、ブログ訪問頂きありがとうございます。
最近、ブログほったらかしで気が付きませんでした・・・

この写真は、フィラデルフィアの音楽アカデミーに於ける写真のようですが、収録用のマイクが沢山立っており、且つ正装ですから、テレビ収録か、公開録音時の写真でしょうか?

演奏会場、演奏曲目によっても変わるでしょうし、同じこのコンビ・会場によるユニテル録画(録画用の公開演奏)でも配置が異なってますから、一概に「当時のアメリカのオーケストラではスタンダードな物」とは言えないでしょうね。

以下、ご参考まで
Coming to the Small Screen: Ormandy on Television
http://www.library.upenn.edu/exhibits/music/ormandy/

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