Ormandy & Philadelphia - Vivaldi's The Four Seasons ― 2010年05月28日 11時25分
ヴィヴァルディ:四季
オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団
アンシェル=ブルシロウ(ヴァイオリン独奏)
特別価格 \2,000 (昭和50年1月)
「ヤング・ピープルズ・コンサート - ヤングのためのクラシック入門シリーズ☆全50巻」・・・帯の文句が眩しいぜ・・・そういえば、ソース焼きそばでお馴染みの ペヤング も 「ペアでヤングなソース焼きそば」から来ているそうな・・・西城秀樹 の ヤングマン もあったな・・・もっとも、この「ヤング・ピープルズ・コンサート」LPシリーズはCBSのバーンスタイン&NYP による 「ヤング・ピープルズ・コンサート」から来ているのだろう。
ま、それはさておき、これまでずっと気に掛かっていたことがある。それはCBS/SONY 「オーマンディ 音の饗宴1300」のあの特徴のあるジャケットの中にトリミングされていた舞台写真である。
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
一体この舞台写真は何処なのだ・・・ずっと???・・・であったが。マイクも複数立っているから、演奏会のライヴ収録写真・・・?にしても、マエストロE.O.の前にもマイクがあるのは・・・
20年以上疑問に思っていたこの写真の出所?であったが、この 「ヤング・ピープルズ・コンサート」シリーズのジャケット写真のお陰でかなり真相まで踏み込むことが出来たのである。
写真の左右に注目。左右に「円柱風の装飾」がある。なんだ、Academy of Music で使われている Shell ではないか。左奥のカーテンに隠れた所から、テレビカメラらしいものがチラリ・・・と。
つまり、これはテレビ収録(あるいは生中継)時のヒトコマであったのだ。正装した指揮者とオーケストラの舞台に何故マイクが林立しているか・・・その疑問も一気に氷解である。
1922年以来、フィラデルフィア管弦楽団は音をより一層響かせる為、Academy の舞台に 「シェル」を設置、その「箱」の中で演奏していたが、この写真は 1964年夏に作られたその新しい「シェル」( 「オーマンディ/フィラデルフィアのすべて」)なのだろう。1970年代後半のUnitel 収録ビデオに映っている「シェル」の見かけとは異なるが・・・舞台正面のオルガンは取り外し可能なのでそれはさっ引いて考えよう・・・
肝心の演奏については以前書いたので省略。ちなみにこのディスクは当時の最新鋭カッティングマシーンであるノイマンのSX-68MarkⅡでカットされている。
昔、レコードには、ノイマンの SX-68 とか SX-74 でカッティングされた・・・というセールストークが帯に書かれていたことを思い出した。いまはマイクに専念しているようだが・・・
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