「マエストロ、それはムリですよ・・・」~飯森範親と山形交響楽団の挑戦~2010年04月26日 06時04分

タイトルが面白かったので読んだ本です。

「マエストロ、それはムリですよ・・・」~飯森範親と山形交響楽団の挑戦~
マエストロ、それはムリですよ・・・
飯森範親山形交響楽団の挑戦~
監修 飯森範親、取材・構成 松井信幸
yamaha music media corporation 2009年7月(amazon.co.jp)

音楽監督が企画を出してグイグイオーケストラを引っ張る。地元ファンクラブがそれをサポートする・・・いいねえ。やっぱり、オーケストラは音楽監督(ボス)がいないとつまらん。

山響のキャッチフレーズ「食と温泉の国のオーケストラ」というのも面白い。温泉使って旨い物食って、オーケストラを聴く・・・ちょっと山形へ休暇に行くか・・・

オーケストラの音楽監督(特にアメリカ)は、自らオーケストラをセールスしないと駄目と、アメリカのオーケストラの日本人音楽監督(誰だったかな?)のインタビュー記事で読んだことがある。

企業からの寄付を募り、年間のプログラムを考え、客を呼べるソリストを引っ張ってきて、レコーディングも売り込む・・・かつ音楽的な能力も当然のことながら要求され、管理職(ボス)の仕事も要求される・・・よっぽどタフじゃないと出来ないだろうなあ・・・マエストロ・ジーンはそれを40年間やっていたのだから大した物である。

「音楽家はサービス業だ」・・・朝比奈隆も著書でそう書いているが、 飯森範親も同じ事を言っている。あたりまえの事なのだけど、日本のクラシック音楽界に一番欠けているものでもある・・・

一度、飯森範親山響の実演を聴いてみたいね。では。

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