Rubinstein & Ormandy plays Saint=Saens & Falla その2 ― 2009年08月07日 06時10分
(No Dog Label, Dicreat 4channel LP (C)1970)
Saint=Saens : Piano Concerto No.2
Falla : Nights in the Gardens of SPAIN
Artur Rubinstein & Eugene Ormandy
The Philadelphia Orchestra
also available on CD 日BMG Victor BVCC-8837~38 (Saint=Saens)
先ほど取り上げた米盤と同じ構成のアルバムだが、ビクターの4チャンネルステレオ盤である。何故この盤を入手したかというと、豪華なダブルジャケット仕様で、当時の4チャンネルステレオの解説が面白かったからである。まあ、上の写真を見て下さいな。
4チャンネルステレオ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%AA
結局、LP時代の4チャンネルステレオはポシャってしまい、CD・LD時代も鳴かず飛ばずだったけど、SACD・DVDになってようやく市民権を得た・・・というところかな。
演奏者紹介と曲目紹介がLPサイズのペラ1枚の裏表に記載されたものが封入されている。
演奏者紹介は、オーマンディ・フィラデルフィアファンの間で悪名?名高い野村光一氏の手になるもの。流石に、ルービンシュタインについては絶賛だが、オーマンディとフィラデルフィアについては一言も触れていない。ま、そりゃ、「音楽喪失のフィラデルフィア・オーケストラ」とまで言った御仁では書けんでしょう。ビクターは選定を誤った・・・といいたいところだが、図らずとも当時の雰囲気を今に伝える資料?となってしまった。
野村光一(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E6%9D%91%E5%85%89%E4%B8%80
曲目解説は藁科雅美氏。これはなかなか充実している。サン=サーンスが当時若干18歳の青少年であったルービンシュタインを「この子は将来必ず名を上げるだろう」と語ったエピソードから始まる筆致はなかなかのものである。最近こういう解説書ける人がいなくなってしまったように思うが・・・
では。
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