オーマンディ 音の饗宴1300,ブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」 ― 2009年07月26日 08時00分
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
アントン・ブルックナー(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%83%BC
「オーマンディのブルックナーなんて・・・」と思う人はまだまだ少なくないと思う。かくいう僕もその口だったからねえ・・・
一時期、寝ても覚めてもブルックナーという時期があった。まあ若気の至りかな・・・認めたくないものである、若さ故の過ちというやつは・・・
若さ故の過ち(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%BA%E3%83%8A%E3%83%96%E3%83%AB
シャルル=アズナヴールよりシャア=アズナブルを先に知ってしまったのはアニメ世代として当然の宿命だからしゃーないけど・・・アズナヴール の引退公演を観たのが唯一の慰めかな・・・
シャルル=アズナヴール(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%BA%E3%83%8A%E3%83%B4%E3%83%BC%E3%83%AB
・・・究極のメニューや至高の・・・じゃないけど、特にブル5やブル8の理想的な演奏は・・・なんて探しまくっていた時期があったな・・・(遠い目)
「フォークに長髪は似合わねえ」(本当か?)のと同様に「ブルックナーにアメリカン・オケの派手な音は合わん」というイメージがどうしてもつきまとう。でも実際聴いてみないと分からんものである。
ようやく本題に入る・・・どうも我ながら脱線ばかりしてイカンなあ・・・
オーマンディとブルックナーというと疎遠というイメージがあるのだが、1935年にはミネアポリス交響楽団を指揮して7番交響曲の米国初録音を行っている。
ミネアポリス交響楽団(現 ミネソタ管弦楽団)(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Minnesota_Orchestra
その翌年に、ブルックナー協会から賞をもらっている。
↓ここか?
International Bruckner Society(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/International_Bruckner_Society
また、リンツのブルックナー音楽祭で、ブルーノ=ワルターの代わりにブルックナーのシンフォニーを振ったこともあるという。いつ頃の事かは分からないが、1950年前後の頃であろうか・・・
Brucknerhaus(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Brucknerhaus
と、一般のイメージに反して結構ブルックナーと関係が深いマエストロなのであるが、録音は少ない。全てCD化されているが、既に入手困難になっているものもある。
Sym. No.4 [S]67/10/09 (C)
-> CD SME Essential Classics SBK47653
Sym. No.5 [S]65/04/13 (C)
-> CD SME Essential Classics SBK48160
Sym. No.7 [M]35/01/05,07 (R) Minneapolis SO
-> CD DANTE LYS288
Sym. No.7 [S]68/10/03 (R)
-> CD BMGファンハウス BVCC-38113
※[M]ono,[S]tereo, (C)BS, (R)CA
横田さんのオーマンディ・ディスコグラフィより
http://www.geocities.jp/ormandy/ormandy_disk.html
まあ、ブルックナーの交響曲がこれだけ広く聴かれるようになったのはここ最近のことだし、セールスも期待出来ず、しかも演奏時間が長い・・・とくれば仕方がないか。むしろ、1930年~1960年代にこれだけの録音を行ったことは注目に値するとも言える。
この辺りのことは、 CD化された RCA Red Seal による7番交響曲のブックレットに詳しい。(BMGファンハウス BVCC-38113, 2001年)
さて、「オーマンディ 音の饗宴1300」 にも選ばれた ブルックナーの「ロマンティック」だが、コレが実にスッキリと見通しの良い演奏であり、うねるような弦の音や透明なホルンの音色は一聴に値する。
CDで聴くのも良いが、こうしてLPで聴くのもまたいいもんだ・・・
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