アーネム・フィル&炎のコバケンを聴きました その3 ― 2009年03月22日 09時58分
春分の日(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A5%E5%88%86%E3%81%AE%E6%97%A5
この日はアーネム・フィル&炎のコバケンの名古屋公演。開演は18時45分。プログラムを見て知ったのだが、同日の14時に、同じ曲目のクローズド公演があったのだ。1日2回「展覧会の絵」本番か~ブラスの皆さんお疲れ様・・・
場所は愛知県芸術文化センター 芸術劇場 コンサートホール(長い名前だ)。ここのホールは残響が長め(曲目によっては残響過多かも・・・)で響きが美しい。
愛知県芸術文化センター
http://www.aac.pref.aichi.jp/
名古屋公演のプロは下記の通り。
・ケース=オルタウス:地蔵
-日蘭貿易400周年記念委嘱作品/日本初演
・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
-ヴァイオリン:千住真理子
・ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲「展覧会の絵」
千住真理子(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E4%BD%8F%E7%9C%9F%E7%90%86%E5%AD%90
さて、今回の来日公演の目玉の一つである「地蔵」は15分程度の曲。苦難に満ちた物語を想起させる音楽で、所謂無調の現代音楽とは違う。NHKの大河ドラマにでも使えるだろう。後世に残るかどうかは・・・でも、ブルッフやムソルグスキーの名曲と一緒に「さあ、食ってみい」という方も勇気がいると思うよ。そういう意味で、現代の作曲家は不幸かも?
ブルッフのヴァイオリン協奏曲はメロディアスで好きな曲である。ヴァイオリンソロはそう悪くないが、あんまり調子が出てなかったのかな。なんかリズムにノレない演奏で今ひとつであった。
トリの「展覧会の絵」、やはり高機能オケで聴くと違うわ~。ただ、今回のマストロ・コバケンの指揮は細部に拘泥して音楽の自然な流れが所々ブツ切れになった感じがする。もっとカッ飛んで欲しいところは快速で飛ばして欲しいのだが、マストロ・コバケンが没入すればするほど音楽がもたついた感がする。(きっついな~>ワシ。)
前回の「幻想」が凄すぎたからちょっと期待しすぎたかしらん・・・?でも、やはり聴いてよかったワ。100点満点で95点くらいかな。でもあとの5点が結構(個人的には)大きいのだヨ。
実は、この日の朝、お客さんから「機械のトラブルで見てくれ~」と言われ、お休みモードから急遽仕事モードへ・・・幸いなことに演奏会を聴き逃すことは無かったが、枯葉散る白いテラスの午後三時はオジャンになってしまった。まあ、キエフの大門でカリヨンを聴けたから良しとするか・・・(意味不明)
(その4に続く)
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