カツァリスとオーマンディ 1981年のEMIへのセッション録音と1982年のライブ映像 ― 2015年11月19日 06時00分
Cyprien Katsaris
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra
1981年 EMI録音(当時EMI所有のOld Metにて収録会場)
※オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団のセッション録音会場については「オーマンディ&フィラデルフィアの名録音を生み出した会場 フィラデルフィアのTown Hallについて」に書いたので、興味のある方はそちらをご覧ください。
"first recording of a "lost" concerto by Liszt"と銘打ったこのアルバム、「リストの失われた協奏曲の初録音」(Liszt orch. Tchaikovsky : Concerto in the Hungarian Style)と「ピアノ職人マーク=アレンの第1号カスタムメイドピアノによる演奏」というのが目玉。さらに、当時新進気鋭ピアニストのカツァリスとオー マンディとフィラデルフィア管弦楽団のバックアップという、当時の米Angel/Capitolがかなり力を入れた企画だと思います。カップリングはリス トのハンガリー幻想曲(Hungarian Fantasia)でした。
「マーク=アレン製」の特製ピアノ、第2作はチック=コリアが使っているとLPジャケットに記載されていますが、その後の展開はどうなっているんでしょうねえ・・・
さて、カツァリスは以前、自身の演奏をリリースするPiano21というレーベルを持っていましたが(以前ブログに書きました)、最近そちらはやってないようで、今はPiano21Label(Youtube)で自身の演奏を公開しているようです。
その映像の中に、オーマンディ&フィラデルフィア管と共演した1982年のライブ映像がアップされていました。
Cyprien Katsaris, Philadelphia Orchestra/Ormandy
Legendary Liszt Concert
Liszt, Fantasia on Hungarian Folk Themes • Fantasie über ungarische Volksmelodien, S. 123.
Liszt / Tchaikovsky (Orch.), Concerto in the Hungarian Style • Konzert im ungarischen Stil, S. 714.
The Philadelphia Orchestra, Eugene Ormandy.
Live at the Mann Music Center, Philadelphia, on 17 June 1982; this concert was attended by more than 10,000 people.
若かりしカツァリスと円熟したオーマンディ&フィラデルフィアの演奏を観る事が出来る貴重な映像ですね。では。
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