ウラディミール=スピヴァコフ指揮、ロシア・ナショナル・フィルハーモニー交響楽団 名古屋公演 その5 ― 2009年06月22日 06時00分
まず、ピアノの辻井伸行から・・・
アンコールはショパンの子守歌で、しっとりじっくりと聴かせてくれた。これも良かった。
コンチェルトの印象を振り返ると、お互いアイ・コンタクトが出来ないから、音と気配で相手の出方を掴むしかないわけで、ピアニストはオケと指揮者の気配を懸命に探っているように(僕には)見えた。
そんなにリハの時間も取れないと思われる来日公演だからこそ、あれだけの演奏を行えるというのは、改めてたいしたもんだと思う次第。久しぶりにいいラフ2を聴かせてもらった。
オケと演るのもいいけど、ソロや室内楽の方が彼向きかもしれないが・・・まあ、それは今後のことだ。
一度ソロをゆっくり聴きたいけど、とりあえずこの過熱ぶりが沈静化しないとチケットは容易に取れないだろうなあ・・・10月に彼の名古屋公演が予定されているが、まあすぐソールド・アウトだろう。
辻井伸行ピアノ・リサイタル2009
10/24(土)14:00 三井住友海上しらかわホール
http://www.nagoyatv.com/event/detail.sms?DATA_SEQ=144
さて、スピヴァコフとロシア・ナショナル・フィルのアンコールのことを・・・
アンコールの最初は、チャイコ「白鳥の湖」から「ナポリの踊り」。トランペット・ソロとオケの超絶的な快速テンポに舌を巻く。終わり近くの下降音(ホルン)をユーモラスに吹かせるセンスも洒落ている。アンコール・ショーピースとしてとことん楽しませようということらしい。
お次、チャイコ「くるみ割り人形」から「トレパーク」。これはタンバリンがソロかい?と思えるほどの超絶技巧でやってくれた。嬉々として叩きまくる様は圧巻であった。
最後は、ハチャトーリャンの「ガヤネ」から「レスギンカ」・・・これは凄かった・・・打ちのめされちまったよ・・・凄すぎる
アラム・ハチャトゥリアン(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3
ガイーヌ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%8C
もうホント、なんじゃコイツラは~。無茶苦茶な快速テンポを皆嬉々として弾きまくってる。ヴィオラのねーちゃんなんか、フィドル弾きみたいにニコニコして体を躍らせながら・・・というかヴァイオリンとヴィオラセクションみんながそんな感じで演やりまくっていた。レスギンカのヴァイオリンとヴィオラパートがこんなに忙しいとは・・・
プレイヤーがニコニコしながら演奏するオケは初めて見た。こういう曲好きナンかね?それになんといっても、スネアドラム(スネアはオフにしてあったけど)を叩きまくる、さっきタンバリン叩いてたプレイヤーが、レコードで聴く同曲と明らかに異なるアレンジで、とにかくとにかく面白おかしく叩きまくっていて、オケ全体を相手にソロやっているという感じで猛烈に面白かった。これで「ゴパーク」なんかやってくれたら壮絶だったろう。最後のダメ押しの悪乗りシンバルも・・・まったく、コイツらは・・・面白すぎる。
ということで、このコンビが再来日したらまた絶対聴きに行こうと思った次第である。
ま、こんなとこかな。んでは。
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