レガシーOS&アプリを無料の仮想マシンで動かす その17(VMWare Player編その16) ― 2009年01月04日 07時24分
(10)ゲストOSインストール Windows95 その1
Windows95のインストール方法は
①Windows3.1 を上書きインストール
②MS-DOSからインストール
の2つがあります。今回は②のMS-DOSから新規にインストールする方法にしました。
持っているインストールCD-ROMはupgrade版なので、途中で Windows3.1 のライセンスを聞いてきます。今回は、WFW3.11のインストールFD1枚目のFDイメージをFDDにマウントして認証させました。
仮想マシン上のMS-DOS6.2/Vから、インストールCD-ROMの setup.exe を起動してインストールを開始します。基本的には指示に従って設定していけば特に問題なくインストールは完了します。
インストールCD-ROMは、ホストOSの物理CD-ROMドライブに入れてそれをマウントしてもいいし、ISOイメージファイルにしてそのファイルをマウントしてもいいのですが、ISOイメージファイルにしておくと色々後で便利です。実際使ってみて便利だと思ったフリーツールはMagicDisc でしょうか。
窓の杜
CD/DVDイメージ作成もできる無料の仮想CD/DVDドライブ作成ソフト「MagicDisc」
http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/02/15/magicdisk.html
MagicDisc
MagicISO Virtual CD/DVD-ROM Overview
http://www.magiciso.com/tutorials/miso-magicdisc-overview.htm
CD-ROMから簡単にISOイメージファイルを作成できますし、マルチセッションCD-ROM(CD-DAが含まれるもの等)も、Universal Image Format (UIF)でひとつのイメージファイルにして、それをMagicDisc で作った仮想ドライブにマウントして仮想CD-ROMドライブとして使え、その仮想ドライブをVMWareの仮想マシンにマウントして使えるので結構重宝してます。(こうして書くとややこしいですが、やってみると意外と簡単だったりして)
What's an UIF Image
http://www.magiciso.com/tutorials/miso-whatuif.htm
ついでに、FDD関係では RawWriteWin と Virtual Floppy Drive が役に立ってます。
RawWriteWin
http://uranus.it.swin.edu.au/~jn/linux/rawwrite.htm
FDからFDメージを作成することも、FDイメージをFDに書き込むことも出来ます。シンプルで使いやすいです。
Virtual Floppy Drive 2.1(仮想な背中)
http://chitchat.at.infoseek.co.jp/vmware/vfdj.html#top
物理FDDの代わりに使えますし、物理FDDやFDが無くても空のFDイメージファイルを作れます。仮想ドライブをVMWareの仮想マシンにマウントしてアクセスすることも出来ます。
まあ、こういうツールを探して色々工夫すのは大変ですが、「先達はあらまほしきことなり」を実感しますな。
閑話休題
インストールして再起動すると、ちゃんと音が出てWindows95が起動します。ちゃんと Sound Adapter(Sound Blaster 16)を認識してドライバを組み込んだことをこの音で確認できます。
ここで、インストールしたばかりの仮想マシンをフォルダ丸ごとバックアップをとっておけば、この後の作業で失敗してOSを壊してもすぐ復帰できます。要所要所で仮想マシンのバックアップを取ることをお勧めします。
お次は、Windows95 Plus を入れます。これはWindows95からインストールします。CD-ROMを認識すると自動的にインストール画面が出ると思いますが・・・これも特に問題なくインストール終了。ここでも仮想マシンのバックアップを取ります。
Windows95インストール途中はCPUは高負荷(100%)ですが、インストール終了後の再起動でCPUの負荷はストンと落ちます。OSの省電力機能みたいなものがうまく動いているのでしょうか・・・
これで一通り Windows95 のインストールは終わりですが、このままではお色気に欠けた狭い画面( 2色(白黒?)と16色のVGA 640x480 )しか表示できませんし画面表示も愚鈍で使い物にならないので、肝心要の VMWare Tools を入れます。(上画面はVMWare Tools を入れている最中のものですが・・・続く)
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/01/04/4041616/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。