フロッピーディスクはついにその役割を終えるのか・・・2010年04月24日 11時26分

ふと目にした携帯電話のニューステロップ曰く「フロッピーディスク・・・」なんて文字が流れていたのでもしや・・・と思ったが、やはり・・・

MSN産経ニュース 2010年3月23日
ソニー、フロッピーディスクの販売から撤退 需要急減で

FD & USB-FDD
我が家のFD&USB-FDD

ついにソニーも撤退か・・・去年の夏くらいからそういうニュースが続いたが・・・まあ、来る物が来た・・・な

日刊工業新聞社 2009年07月27日
FDDメーカー各社、生産撤退の動き加速-四半世紀の歴史に幕

Gigazine 2009年07月27日
ついにフロッピーディスクドライブの生産をメーカーが打ち切りへ

Gigazine 2009年08月04日
フロッピーディスクドライブに続いて「MOディスク」も販売終了へ、需要減退を受けて正式決定

ITmedia 2009年08月04日
MOディスク販売、三菱化学メディアと日立マクセルが終了へ ソニーは継続

ITmedia 2009年09月10日
ソニー、FDD生産から撤退 ディスクは継続

MSN産経ニュース 2009年10月16日
記録メディア、時代は半導体メモリー FD・MOの記憶、かなたに

MSN産経ニュース 2009年10月22日
【Web】FD、MO惜しまれつつ“引退”

Windows95が出始めた頃は、3モードフロッピーディスクドライブ なんてのもありましたな。今は・・・

8ビットパソコン時代はフロッピーディスクドライブなんて高嶺の花であった。本体より高いんだもんなあ・・・

98が出始めた頃もFDDは高かった。FDD無しのEモデルもあったしね。学生時代の頃から5.25インチのディスクを使い始めたが、ナイコン族からは抜けられなかった。学生時代の終わり頃には3.5インチFDの安いノーブランド品(10枚千円くらいだったか・・・)を買っていたが、その時もナイコン族であった。大学の研究室の98(これでP1.EXE を5.25FDで起動して卒論書いてたなあ・・・ ) と SUN SPARC STATION1 、そして HP 9000 300(こっちは3.5インチのFDだった)

Windows95 が出る前後にようやくパソコンが持てるようになったが、その時既にFDは補助的な扱い(ブートメディア、インストールメディア、雑誌の付録)になっていて、CD-ROM全盛のマルチメディア時代に入っていた・・・

一昨年から昨年にかけて、Virtual PCVMWare Player上で昔のDOSWindows を走らせようとして、久しぶりに保存していたFDを引っ張りだしたかな・・・仕事ではまだまだ使っているのだが・・・

フロッピーディスクがこうなると、MOの方も厳しいだろうなあ・・・wikipedia によれば、

「現在ディスクドライブは富士通とコニカミノルタのみが製造している。以前はオリンパスもドライブを製造していたが、2005年後半に生産を中止して2006年3月にMO事業から完全撤退している。日立マクセル2009年9月末に、三菱化学メディアは2009年12月末にMOディスクの販売を終了する。これで日本国内でディスクを製造し ているのはソニーのみになった。」

とある。MOもソニーがディスクの生産を終了したらそれで終わりなのだ・・・でも、それは仕方がないなあ・・・

Academy of Music, Philadelphia2010年04月24日 12時40分

最近 Academy of Music に於ける Ormandy/Philadelphia のライヴ録音を聴く機会が多いので・・・

Academy of Music, Philadelphia (from wikipedia public Domain photo)
Academy of Music, Philadelphia August,2009
from wikipedia public domain photo

1962年12月、Academy of Musicアメリカ内務省United States Department of the Interior)の国立公園・史跡・史的建造物及び記念物委員会によって、国家文化財(National Historic Landmark(ア メリカ合州国国定歴史建造物))に指定されている。この当時国家文化財に指定されたものはまだ38件しかなかったそうな。-「オーマンディ/フィラデルフィアのすべて (日本コロムビア 1967年3月)」の「フィラデルフィア管弦楽団 の本拠地」より

また、同書に掲載の ローランド=ジェラットのエッセイ「フィラデルフィア管弦楽団」(ハイ・フィデリティ誌 1955年2月号記事から)によれば、

「・・・数年前(りん注:というと1950年前半かな) Academy of Music も古くなったから、こわして事務用のビルを新築しようかという話が持ち上がったことがある。その時フィ ラデルフィア管弦楽団Academy of Music の株の過半数を買収したので、もうこのホールは彼らの物だと言える。」

とある。現在の Wikipedia  にも、"The Philadelphia Orchestra still retains ownership of the Academy. "とあるから現在もそうなのだろう。

しかし、それが現在のフィラデルフィア管弦楽団 にとって支出を増やす要因となっていると思うと・・・ローランド=ジェラットのこのエッセイが掲載された1955年当時から、オーケストラは興行収入だけでは食っていけず、経営はレコードの売り上げや寄付による埋め合わせで綱渡り状態であったわけだが、ことここに到りそれではどうしようも無くなってきた・・・ということかな。残念なことではあるが・・・

さて、Academy of Music についての情報となると・・・Web上では、オフィシャル・サイトWikipedia、そして下記くらいかな?

15 photos of the Academy of Music at Library of Congress - Historic American Buildings Survey

あとは本ですなあ・・・ホームページこっちにも書きましたが、主要な資料となると・・・下記の2冊でしょうか。

Within These Walls - A History of the Academy of Music in Philadelphia
Within these walls: A history of the Academy of Music in Philadelphia by John Francis Marion (C)1984 Academy of Music
(amazon.com)


The Philadelphia Orchestra - The Search for a Home
The Philadelphia Orchestra: The Search for a Home by Irvin R. Glazer, Sutter House(C)1995
(amazon.com, amazon.co.jp)

下記はアメリカの主要オペラハウスのガイド本のようですが、表の写真がAcademy of Music の写真だったのでオマケに書きました。

The National Trust Guide to Great Opera Houses in America