アーネム・フィル&炎のコバケンを聴きました その62009年03月22日 11時43分

商店街から見たシンフォニーホール
写真:ザ・シンフォニーホール 横道?から

「ザ・シンフォニーホール」は商店街やら事務所ビルやらで隠れて?おり、下手をすると見過ごしてしまいそうなところにぽつん建っている。一応エントランス前に並木通りっぽい公園はあるのだが、ちょっと殺風景だ。もうちょっと周りの雰囲気を何とかしたいが、それには大規模な再開発が必要だろう。こんな雑然とした佇まいがいかにも大阪らしいと言ったら大阪の人は怒るだろうか?

とりあえずホール窓口のチケット売り場にて当日券を購入する。A席・B席は残っておりC席は完売。まあ、安い席から売れていくのは名古屋も大阪も東京も変わらないようだ・・・というより、価格設定が高すぎるか・・・(アーネムはそれほどでもないが)

結局、3階席の少し奥の方の席を買った。上からオーケストラを俯瞰できる場所がいいし、音響的にもそちらの方がいい。サイドのバルコニー席はオケが隠れて見えないのであんまり好きではないし、1階席は音が上に抜けてしまうのでこれも好きではない。ま、これは人の好みもあるけど。

ホールに入ると落ち着いた感じのロビーとスタッフが出迎えてくれる。数年前の大フィルの公演に来たことを思い出した。名古屋の県芸ホールも悪くないけど、この「ザ・シンフォニーホール」と比して客とスタッフの間の距離が遠く感じられる。ここは客とホールスタッフが距離がぐっと近い。県芸もこうだったらいいのにね。

2階のビュッフェ(というのかな?)の雰囲気も落ち着いていていい。サロン風の洒落た雰囲気の中で、お持ち帰り用のパンが入ったお得袋が売られているの妙だが・・・この日はアップルパイの大きいのもお持ち帰り用に1個2千円也で売られていた。あとはガラス越しの目前の公園の殺風景さを何とかできればいいのだが・・・

さて、チケットインフォメーションで他の公演は・・・と物色していると、衝撃的なチラシが目に飛び込んできた。

「『ウエスト・オーストラリア交響楽団』日本ツアーは、世界的な経済危機によるオーケストラの都合のため来日が不可能となり、公演中止のやむなきに至りました。」

ガチョーン!名古屋公演の演目にラフマニノフ「交響的舞曲」が入っていたので行こうと思ってたのに・・・チケットはこれからと思っていた矢先のアナウンスであった。それをここ「ザ・シンフォニーホール」で知るとはねえ。

West Australian Symphony Orchestra
http://www.waso.com.au/

Media Releases
http://www.waso.com.au/default.aspx?MenuID=55

News release, 16 February 2009
THE WEST AUSTRALIAN SYMPHONY ORCHESTRA 2009 TOUR OF JAPAN WILL NOT PROCEED

The West Australian Symphony Orchestra (WASO) and North West Shelf Australia LNG regret to advise that WASO’s tour of Japan in 2009 will not proceed due to the sudden economic downturn in the Australian and Japanese economies caused by the global financial crisis.

なんてこったい!こんな事態を招いた投機屋責任と大株主責任とやらの連中も追求する必要があるぜい!全く!

(その7に続く)

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