レガシーOS&アプリを無料の仮想マシンで動かす その15(VMWare Player編その14)2009年01月03日 09時24分

Windows 3.11 for Workgroups(VMware Player 2.5.1)
上画面:Windows 3.11 for Workgroups(VMware Player 2.5.1)

(8)ゲストOSインストール Windows3.11 for Workgroups

さて、MS-DOSのインストールは出来たので、それから Windows のインストールをしてみましょう。アップした画面は VMware Player 2.5.1 ですが、今は 1.0.9 で試してます。

Windows3.11 for Workgroups は結局日本では出なかったバージョンだったと思います。名前の通り、LAN等のネットワーク機能を強化したものでしょう。

Windows_3.x(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/Microsoft_Windows_3.x

何故これを持っているかというと、アメリカ製のWindows用ソフトで日本版Win3.1で動かないソフトがあったので、当時のDOS/Vパラダイス(今は「ドスパラ」 http://www.dospara.co.jp/ なんですな) で入手したものです。簡素な紙のパッケージに入ったFD8枚組のモノです。

このFD8枚を、RawwriteWin を使って8つのFDイメージファイルにします。

RawWriteWin
http://uranus.it.swin.edu.au/~jn/linux/rawwrite.htm

先ほど作成したUS環境のDOS仮想マシンを起動し、マウントした1枚目のFDイメージ内の setup.exe を起動し、指示に従いFDイメージを入れ替えてインストールを進めていきます。2.5.1なら楽ですが、1.0.9では面倒な作業です。

まあ、今回は「入れて起動しただけ・・・」に止まりますが・・・・

サウンド・ドライバの設定はうまくいきませんでした。OS付属のドライバ(Ad Lib, SB1.0 , SB1.5)では音は鳴りませんでした。まあ、そう期待していませんでしたが。

Creative Media のダウンロードページを見ると・・・
http://jp.creative.com/support/downloads/

一応旧製品のドライバも提供してたようですが、リンク切れで結局ダウンロード出来ませんでした。ということで、こちらも望み薄ですなあ・・・

SVGAドライバについては、S3 Graphics の
Drivers Download - Legacy Software Archive
Trio64V+ (765) Drivers
http://www.s3graphics.com/en/resources/drivers/legacy/software_archive.jsp#id_765drv

の Windows 3.1 and 3.11 Drivers (w3117004.zip)が使えそうな感じなので、ためしにインストールしたらコンフリクトしてWindowsが起動しなくなってしまいました・・・システムコンフリクトなんて久しぶりだなあ・・・(感慨に耽ってどうする>わし)

VMWare Tools のインストール(ISOイメージをCD-ROMドライブにマウントしてインストール)も途中でエラーがでて上手くいきませんでした。 Windows3.x は対象外ということでしょうか。

あと、気になったのは・・・DOSIDLEを入れていても、OSのインストール中やゲストWindowsが動いている間はCPUがほぼ100%の高負荷で占有されてしまい、ホストOSのアプリのレスポンスが著しく悪くなります。結局、Windows3.xはDOSのアプリケーションという位置付けなので仕方ない・・・ということでしょうか。Windows3.x に対応した CPU cooler ソフトを入れるしかないのでしょうが、まあそこまで探してやる気も無いですなあ~今のところ・・・

ちなみに、オリジナルのFD1枚目は読み取りエラーで使えませんでしたが、念のために取っておいたバックアップディスクが運良く使えたので今回インストールが出来たわけです。もう15年以上前のFDですから、そろそろ読めなくなってもおかしくはないですね。

「転ばぬ先のバックアップ」

を実感した次第です。まあ、気が向いたらまた色々試してみましょうか。