日教組の子供は学力が低い・・・?2008年10月07日 06時23分

方言三昧で辞任した某国(亡国?)の大臣のがそうのたまったそうな。

で、ホンマかいな?と朝日新聞が検証したのが下記記事。

「日教組強いと学力低い」中山説、調べてみれば相関なし
http://www.asahi.com/politics/update/0927/TKY200809260383.html?ref=goo

ま、センセが日教組(http://www.jtu-net.or.jp/)に多く入っている(組織率ということだそうな)ところで、学力が低いところもあれば高いところもあり、大臣が放言するほどの「相関」は無いとのこと。たしかに、グラフを見る限り「相関がある」とは言えないと思う。こんな根拠もない言いがかりを一国の大臣が発言するとはねえ。

んでも、結構これを鵜呑みにしている人が多い。ちゃんと検証する人などほとんどいないから、「そうなんだ」と勝手にイメージを作っていく。こういうことが一番怖い。

ちなみに、国際学力調査(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/sonota/07032813.htm)で日本の順位が落ちたとかで実施された全国学力調査(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/index.htm)は毎年60億円かかり、しかもその有用性に疑問符が打たれているシロモロだ。

んで、その国際学力調査(2004年)でトップの成績をあげて日本から注目が集まっているフィンランドがその反響に戸惑っているという記事がありました。

比較・競争とは無縁 学習到達度「世界一」のフィンランド
http://www.asahi.com/edu/nie/kiji/kiji/TKY200502250173.html

この記事を読む限り、日本は何をやっているのだろう?という疑問を抱かざるを得ない。少なくとも「日教組」が悪いことのすべての元凶・・・などという短絡思考の持ち主が大臣をやっているような「非科学的」な国家ではねえ。

調査結果の検証もせず思い込みの暴言を吐き、その暴言で大臣を辞めても同様の発言を繰り返す・・・これは「信念」(この言葉大嫌いですが)でも「理念」でもない、単なる「卑劣漢」のデマゴギーに過ぎないと思うのですがね。

「大臣は言いすぎだが、言っていることは正しい」・・・「科学」に申し訳ないですな、こんな言葉は。

TRONWARE Vol.1132008年10月07日 06時59分

TRONWARE Vol.113(http://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/252.html)が届きました。

「プロジェクトリーダーから」の「第3世界マーケット」と「成熟マーケット」の話は興味深い。確かに、「ブランドが確立すればビニールバッグが数十万円で売れる」という実例を出されると説得力がある。

組込み機器向けのインテルAtomプロセッサについて、モバイル端末に採用されているという話題は知り合いから聞いたことがありますが、(当然のことながら)そればかりではないということですな。

x86系はこれまでの蓄積がモノを言い周辺機器が揃っているというのがウリなんでしょうな。大量に出回っているからコストパフォーマンスも良いということになるのか・・・。ホント、息が長いですな、x86系は。このブログを書いているノートPCのCPUもx86系だしねえ。

あと、坂村センセの「杭州料理事情」が面白い。中国8大料理のひとつであり、日本人の味覚に合うそうな。確かに記事の写真の料理は旨そうだ。

「TRONから見たコンピュータ業界の動向」の地球温暖化を防ぐ最後の手法としての地球工学(Geoengineering)」は、現時点では大げさでホラ話としか思えない壮大な考えだが、個人的には?という気もする。

あとはWeb記事で詳細を見ましょうか・・・

Matilda, Matilda2008年10月07日 07時48分

NML - Naxos Nostalgia 8.120799
NMLはクラシックばかりではありません。こういうのもイケます。

BELAFONTE, Harry; Matilda, Matilda (1949-1954)
http://ml.naxos.jp/?a=8.120799

Harry Belafonte
http://en.wikipedia.org/wiki/Harry_Belafonte

秋の夜長にベラフォンテの張りのあるヴォーカルを楽しむ・・・
お次は気分を変えてブラームスのハンガリー舞曲を。オーケストラではなくピアノ版を。

BRAHMS: Four-Hand Piano Music, Vol. 2
http://ml.naxos.jp/?a=8.553140
Christian Kohn & Silke-Thora Matthies (ピアノ)

オーケストラの効果を削ぎ落とした素のピアノ版で聴くのもまた一興・・・

Mario Lanza & Eugene Ormandy2008年10月07日 08時01分

Mario Lanza & Eugene Ormandy、ANDROMEDA ANDRCD5133
Mario Lanza & Eugene Ormandy
-The Legendary 1947 Hollywood Bowl Concert in Hi Definition Sound
Mario Lanza, Eugene Ormandy, LAPO, with Francis Yeend

ANDROMEDA ANDRCD5133(1CD,(P)2008)

Towerrecords Japan
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1842624&GOODS_SORT_CD=102

HMV Japan
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2748141

【曲目】
1. バッハ: パッサカリアとフーガ
2. 「人知れぬ涙」 ~ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」から
3. 「ある日青空を眺めて」 ~ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」から
4. 「星は光ぬ」 ~プッチーニ:歌劇「トスカ」から
5. メンデルスゾーン: 交響曲 第4番から一部
6. 「アレルヤ」 ~モーツァルト:モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」から
7. 「響け!」 ~R.シュトラウス:5つの歌 Op.48から 第3曲
8. 「愛らしいおとめよ」 ~プッチーニ:歌劇「ボエーム」から
9. J.シュトラウス: 「美しき青きドナウ」  他
【演奏】
マリオ・ランツァ(テノール)
フランシス・イーンド(ソプラノ)
ユージン・オーマンディ(指揮)、ロス・アンジェルス・フィル
【録音】
1947年8月27日 (ライヴ)

昨日届きました。オーマンディ & RIAS響 のライブCD(http://www.audite.de/sc.php?cd=95589&sec=news&p=text)と同時にオーダー(先々月くらいか?)したのですが、こちらはまだのようで、先に分割発送されてきたものです。

このCD、横田さんのオーマンディディスコグラフィ(http://www.geocities.jp/ormandy/ormandy_disk.html)によると MELODRAM から出ていたCDの再販のようです。ブックレットは1枚ペラの折り返しだけで、曲目とタイミングのみで解説は無し。

Lanza の 声はオンマイクでよく録れていますが、オーケストラの音はオフで少々精彩を欠くところもあります(特に最初のバッハ)。また、過度のノイズリダクションをかけているようでテープヒスがまったくといっていいほど無い代償に音の輝きも失せているようで残念なことです・・・といっても耳障りな音はしないので楽しむのに支障はありませんが・・・

秋の夜長にきく Lanza はいいですな。(残念ながら)これはわれらがマエストロ・ジーンを聴くのではなく、 Lanza を楽しむアルバムです。まあ、でもマエストロ・ジーンが振ってなければ多分このアルバムに手を出すことは無かったでしょう。 Lanza はポピュラーを歌ったほうが好きだし・・・

Mario Lanza
http://en.wikipedia.org/wiki/Mario_Lanza

興味のある方はどうぞ。

緒方拳、死去2008年10月07日 08時35分

mishima
今日朝ラジオで俳優の緒方拳死去の報を聞きました。ご冥福をお祈りいたします。

ふと思い出したのが・・・

故長岡鉄男氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B2%A1%E9%89%84%E7%94%B7)が「レコード漫談」で、"mishima"という映画のサウンドトラックのレコードを紹介しており、監督がフランシス=フォード=コッポラとジョージ=ルーカス、そして緒方拳も主役の「三島由紀夫」を演じている。長岡氏曰く「映画はぜんぜん見たこと無い。誰か知ってるか?」とのことであった。これだけ有名な監督と俳優が出演している映画なのに、日本では公開されていないらしい。

たまたま学生時代に住んでいたアパート近くのレンタルビデオ屋にこのビデオがあり、見ることが出来た。

いかにも外国人から見たエキゾチック・ジャパン・・・というイメージだが、フィリップ=グラスの音楽とその映画美術が妙にマッチして美しい映画であったという印象が残っている。

アマゾンでビデオとサウンドトラックは手に入るようなので、興味のある方は一見(一聴)の価値があるかも。

Mishima: A Life In Four Chapters (1985 Film) [Soundtrack]
http://www.amazon.co.jp/Mishima-Life-Four-Chapters-1985/dp/B000005IXM/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=english-books&qid=1223335924&sr=8-1

Mishima: A Life in Four Chapters (1985,Video)
http://www.amazon.co.jp/Mishima-Life-Chapters-Paul-Schrader/dp/6300270939/ref=sr_1_4?ie=UTF8&s=video&qid=1223335924&sr=8-4

では。

EVEREST RECORDS 再び その12008年10月08日 05時30分

EVEREST RECORDS がまたCD復刻された。

1950年後半、ステレオ創世記に35MM磁気テープ録音(35MM映画フィルム幅と同じ磁気テープ)をウリにしたHi-Fiレコードを製作していた・・・といっても全てが35MM磁気テープ録音というわけではなく、多くはone-half inch 3-track 磁気テープ 録音で、復刻CDを聴く限り、ハイ上がり気味な 35MM より 通常の磁気テープ録音のほうがバランスが取れているように思える。

1960年代に入ると自社録音は殆ど無くなってしまい、再発又は他レーベル原盤LP製作が中心となり、1980年代後半になると(CDへの転換期ということもあり)そのLPすらも入手困難な状態であったと記憶している。

故長岡鉄男氏が優秀録音盤としてよくこのエベレスト盤を取り上げており、「外盤A級セレクション」「レコード漫談」「レコードえん魔帳」等で氏の軽妙な語り口で紹介していた。

EVEREST RECORDS は、当時 Belock Instrument Company を経営していた Harry D. Belock が その会社の一部門として立ち上げたレーベルであり、国防(軍用レーダー及び弾道ミサイル制御等)でしこたま稼いだ金をこのレーベルに注ぎ込んだ・・・というところだろうか。恐らく録音装置は自社製であり、自社の技術的なPRも狙っていたと思われる・・・が、その辺りの詳細は下記のリンクを見てほしい(アタシャ英語は全然ダメなのよ・・・)

Harry D. Belock
http://en.wikipedia.org/wiki/Harry_D._Belock

Everest Records
http://en.wikipedia.org/wiki/Everest_Records

んで、1993年、OMEGA RECORD GROUP が 傘下の Vanguard Classics(この会社も音をウリにしていた会社) より EVEREST RECORDS の過去の録音を引っ張りだして、Sony の SBM 技術でCD復刻して、ようやくこのレーベルの自社優秀録音(クラシックのみ、ジャズは対象外であったと思う)が日の目を見ることとなった。長岡氏が優秀猛烈録音として取り上げていた"Corroboree"もLPを凌ぐ音質で復刻され、長岡ファンの間では話題になったのではないだろうか。

Vanguard Classics
http://en.wikipedia.org/wiki/Vanguard_Classics

しかし、この復刻CDも2008年現在ではすでに入手困難となっており、まだまだ膨大な EVEREST RECORDS の全貌をつかむ迄には至っていない・・・なんて思っていたが、最近またこのEVEREST RECORDS をCD復刻する会社が現れた。

Harkit Records
http://www.harkitrecords.com/

Everest Records
http://www.harkitrecords.com/everest.html

1993年の復刻CDには無かったカタログもあり、早速数枚オーダーしてみた。

EVEREST RECORDS 再び その22008年10月08日 06時40分

EVERCD 014
EVERCD 014 (CD,(C)2008)

ERIK SATIE - Orchestral Music of Erik Satie
French National Radio and Television Orchestra
Manuel Rosenthal

tracks
1.Parade
2.Trois petite pieces montees
3.Socrate(part 3)
4.En habit de cheval

録音は1959年以前と思われる。 EVEREST は録音に関する記録を残していないみたいで、録音日やロケーションは不明。

このCDは、1950年代後半当時のフランスのオーケストラの音色を聴きたくて入手したもの。この当時のフランスのオーケストラの管楽器の音色は現在ではなかなか聴けない。楽器そのものが別物なので、この当時の録音でしか聴くことが出来ない。当時のアンセルメ/スイス・ロマンド管もアンサンブルは雑だけど、その独特の管楽器の音色は今でも聞く価値があると思う。

んで、期待したこのCD、復刻については大いに不満がある。ノイズ除去をやりすぎて音がくすんでしまっている。テープヒスノイズを殆ど聞き取れないほど除去してしまい、ニュアンスや雰囲気までごっそり削ぎ落とす結果になってしまった。超低音もカットしているらしく、セッションの雰囲気も消し飛んでいる。嗚呼・・・

しかも、妙な息継ぎも聞こえる。これは過度なノイズ・リダクション操作を行っている多くのCDで共通に感じるものだ。ヘッドホンで聴くとホントにそれが良くわかるのだが・・・

これは、ノイズ除去が悪いとか使用する道具の問題では無く、関わるスタッフのセンスの問題であり、センスの良いスタッフによる復刻という「幸運」を期待するしかない状況で非常に残念なことだ。

復刻された音を聴く限り、元の音源の素性は良さそうだから、もう一度レストアをやり直すべきだろう。出来ればSACD化してもらうとなお良い。このパラードの録音は20kHzを超える音域が記録されているハズだから。(確か、長岡鉄男氏の「外盤A級セレクション」で紹介されていた録音だったハズ)。

とはいえ、ローゼンタールが当時のフランスのオケを優秀な録音で残した歴史的な演奏なので、興味のある方は聴く価値がある。

EVEREST RECORDS 再び その32008年10月08日 06時48分

EVEREST EVC9002
う~ん、残念。今回の EVEREST 復刻CD はレストア時の過度なノイズ除去で躓いてしまった・・・

気を取り直して、1993年復刻の EVEREST CD を。

EVEREST EVC9002
Rachmaninoff : Symphonic Dances
Stravinsky : Le Sacre du Printemps
Sir Eugene Goossens
London Symphony Orchestra

Sir Eugene Goossens
http://en.wikipedia.org/wiki/Eug%C3%A8ne_Aynsley_Goossens

ラフマニノフは 1958年以前、ストラヴィンスキーは 1960年以前の録音と思われる。 ラフマニノフはオリジナルLP SDBR 3004-2, ストラヴィンスキーは オリジナルLP SDBR 3047 の発売年がそう記されているので、録音はそれ以前・・・としか推測出来ないのだ。

録音機材は、ラフマニノフが one-half inch 3-track magnetic tepe、ストラヴィンスキーが 35MM 3-track magnetic film と記されている。

このCD復刻は大変上出来で、ヒスノイズは残っているがそう耳障りではなく(最初の弱音部は気になるが、進むに従い気にならなくなる)、セッションの雰囲気や空気感(これは超低音がもたらすもの)も感じられる。これがあると無いでは大違いなのだが・・・

演奏も素晴らしい。ハッキリ言って当時のLSOは優秀なオケとは言えなかったと思う。アンサンブルも雑なところあるが、演奏の熱気がそれを吹き飛ばしてしまう。

特に、ラフマニノフの「交響的舞曲」は指揮者の個人的な思い入れが強かったのか、実に感動的な演奏で、僕の聴いた中ではベスト3に入る名演奏だと思う。録音も変に強調したところが無く自然な感じで録れている。

ストラヴィンスキーもなかなかいいが、こちらはオケの機能がモノをいう曲でもあり、現在の水準からすると・・・という部分もあるが、それでも十分に楽しめる演奏だと思う。こちら当時のウリの35MM録音だが、前述のラフマニノフの方が音はいいと思う。こちらは少し硬質な感じがする。これは Mercury living Presense の35MM録音とも共通するところであり、原理的な性能の良さが最終的な製品の形で必ずしも現れるわけではない・・・というところか。

1960年代初頭、まだまだ「ハルサイ」は難曲だったのか、「コンチキショー」と指揮者とオケが取っ組み合いしている雰囲気があり、現在のように「評価が確立」「難曲から名曲」で、アッサリ整然と演奏してしまうのとは違い、これはこれで面白い。人間、スレてはアカンということかなあ・・・

では。

アサブロって便利2008年10月09日 06時30分

ASAHIネットのblogだからアサブロ(asablo)。

ネーミングって大事だねえ・・・という訳ではないけど、書き込みはもっぱら朝。夜はダメなのよ~。

それにしても、このブログ(アサブロ)っつうのは便利ですな。

テキストベースで記述できるし、リンク張るのも url を記載するだけで済むし、画像の貼り付けも楽だ~。ひとつの記事に画像ひとつだけという制約があるけど、そのように機能を限定することで使い勝手を楽にしてるのかな・・・

これまで作ってきたホームページのようにカテゴリごとに分けて作成する必要も無い。ただ思うままに書き込んで、あとで検索できるようにカテゴリを付加(検索用のキーワードですな)すれば良いだけというのもいい。

あとこれでブログ内の検索が出来ると助かるなあ・・・

今後はとりあえずブログに書き込んで、それをベースにホームページに追加する・・・という形になりそうです。

では。

オーマンディ&フィラデルフィアの「パリの喜び」全曲 その12008年10月09日 06時49分

 	 Ormandy & Philadelphia Offenbach's Gaite Parisienne
Offenbach : Gaite Parisienne (arr.Manuel Rosenthal)
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra
Columbia Masterworks ML5348(LP) recorded.1954

オーマンディ・ファンであれば必ず持っていたい名盤・・・なんだけど、今のところ CD復刻される見込みはなさそうなので LP でしか聴けません。興味のある方は探してみてくださいな。NMLがライブラリーに加えてくれると良いのですが・・・(彼らのアナログLPについては下記をご覧下さいませ)

Glorious Sounds of Music
-The Fabulous Philadelphia Orchestra
under Brilliant direction of Eugene Ormandy.
-Analog Discs
http://www.ne.jp/asahi/tron/music/AnalogDiscs.htm

オーマンディは1963年にこの曲の抜粋版をステレオ録音しており、こちらはCDで手軽に聴くことが出来る。(Sony Classical Essential Classics SBK48279)特にトランペット(Gilbert Johnson)の音が冴え渡っており、アンサンブルもこのモノラル録音より精度が高く、このCDもお勧め出来る。

一方、モノラルLPの全曲版は、アンサンブルの精度やトランペットの輝きという点においては後年のステレオ録音には及ばないものの、われらがマエストロ・ジーンの溌剌としたダイナミックな音楽作り(これは後年のステレオ録音では後退している)を楽しめる貴重なもので、抜粋版のステレオ録音に対して全曲版という利点もある。

ちなみにこのモノラル録音はポップス仕様のLP(Columbia CL741, Chopin : Les Sylphides との組み合わせ)として抜粋され片面に収められた盤もあるが、やはり全曲収録されているML盤で聴きたい。

(その2に続く)