曼荼羅と陶芸 二人展 鳳来館にて 2009年11月15日2009年11月20日 00時00分

実家から鳳来館へ Root 151 を一路北へひた走り・・・豊川用水大野頭首工を右手に、4気筒4サイクルエンジンが轟音を山中に響かせる・・・軽トラなんだけどね。
豊川用水 大野頭首工

この間の日曜日まで、鳳来館 にて、曼荼羅と陶芸 二人展 というのをやっていた。昼飯がてらに見たわけだが。鳳来館は一階が食堂、二階で展示会をやっているのだ。

展示会の様子 その1

この日は 曼荼羅(心達観作家 山根聖理氏)陶芸(津軽烏城焼今井理桂 の二人展というのをやっていた。今風で言うと「コラボレーション」ってやつかい?洒落てるねえ~

展示会の様子 その2

昔ながらの登り窯で人工的な釉薬を使わず焼き上げる津軽烏城焼と、見る角度で色が変わる不思議な曼荼羅 の組み合わせ・・・1時間くらいぶらぶらと見て、気に入ったコップと水差し(トルマリンが焼き込まれている)と酉年にちなんだ不動明王の字が書かれた額縁を買ってしまった・・・まあ、生活に潤いは必要だわな。
 
津軽烏城焼 は、グラフ青森 2009年3月号の特集記事が置いてあった。
グラフ青森 2009年3月号 表紙

グラフ誌なんてまだあるんだな~アサヒグラフが廃刊になったのは何時だったっけ?

グラフ青森 2009年3月号 特集記事

渋いぜ・・・でも、この焼き物、自然と偶然の産物というか、見ていて面白い。会場にいらした、山根聖理氏と今井理桂氏と色々お話が出来て楽しい時を過ごした。

あと、この鳳来館に足を運ぶ理由の一つが、大きなのっぽの古時計なのだ・・・
鳳来館の大きな古時計
ちなみにこれは展示会場の2階の大時計。それにしても、ガキの頃から親しんだ音というのは簡単には離れてくれないらしい。クオーツ時計の規則正しいカチッカチッという音に我慢できなくなり、自宅に昔ながらの振り子時計をレストアして鳴らしているのだ。この音を聴くとホッとする・・・

鳳来館よ、また来る日まで壮健なれ・・・

秋葉原も変わったなあ・・・2009年05月15日 05時03分

秋葉原スナップショット?
左上:JR秋葉原駅 冷えた甘酒がウマイ
右上:昔ながらの高架下ラジオストア
左下:ラジオストア2階の懐かしい昭和の店
右下:世界のラジオ会館・・・今は・・・・

G/Wは東京・秋葉原にも寄りましたが、20年前とはえらい変わり果てましたな・・・

夏にJR秋葉原駅に来ると、まずここの冷たい甘酒を飲みたくなるのだ・・・

大関甘酒
http://www.ozeki.co.jp/product/else/amazake.html

甘酒(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%98%E9%85%92

wikipediaによれば、「・・・かつては夏に、冷やしたものまたは熱したものを暑気払いに飲む習慣があり、俳句では現在でも夏の季語となっている・・・」だそうな。

夏バテにもいいようだから、炭酸で割ったりして甘さを抑えて酸味を利かせれば売れると思うがな~

高架下のラジオストア・・・ここは昔ながらの秋葉原という感じがするワ~。2階が「なつかしの昭和の店」となっていて、見ていて楽しい。写真撮影はダメとのことで、そのことを知らずに撮ったこの写真のみが手元に。祠があったので思わず撮ってしまいました・・・失礼!

秋葉原ラジオストアー
http://www.akiba-rs.co.jp/

秋葉原電気振興会
http://www.akiba.or.jp/

祠(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%A0

秋葉原の激変を象徴するのが、この「世界のラジオ会館 秋葉原」かもしれない。このビル内のお店、ラジオの「ら」の字すら見当たらなくなってしまった。オーディオ関係のお店が数件・・・あとは、「マンガ」「アニメ」「フィギュア」で埋め尽くされている~

しかも、かわいいオネーサンがいない・・・ドロンジョ様の僕のような野郎共ばっかし・・・こんなんいやや~

ヤッターマン(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3

たしか、昔は高級オーディオ店があったはずなんだがなあ・・・1階にはまだ頑張っているお店もあるが・・・トホホ

石丸電気本店も閉店セールやっているし・・・世界中のアナログディスクが一堂に会していたあのレコードフロアも今は無い。ソフト売り場はあるが・・・

う~ん、昔話ばっかしになってしまった。ヤレヤレ

んでは

41歳の春だから・・・2009年04月09日 04時43分

アタシじゃないよ、友達が・・・でもワシも三十路最後の歳だからあんまりカワラン・・・

元祖天才バカボンの春(youtube)
http://www.youtube.com/watch?v=hdfBpoZmzpY

このアニメのオープニングとエンディングの絵は今見ても驚きだ。特にエンディングが・・・この曲とあのバックの静止画・・・薔薇とバカボンのパパの首が転がっているあの絵・・・今思えば、超大人センスだわ。今だったらたぶん出来んだろうなあ。

参考:天才バカボン(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E6%89%8D%E3%83%90%E3%82%AB%E3%83%9C%E3%83%B3

話変わって、その41歳の春を迎えた友達から、「ブログの左側のリンクが本文まで出張って見にくいからなんとかしてくれ~」というコメントを頂いた。

firefox では問題ないけど、IEだと確かに指摘どおりの不具合がある・・・これはアサブロとIEの「相性」の問題なのだろうか・・・こちらではどうしようもないな。リンクをHTMLで記述すればもっとシンプルになるのだが、面倒だしなあ・・・

またまた話変わって、北朝鮮のUFO(ロケット→ミサイル→飛翔体)、ニュースを聞くたびに情けなくなりますなあ・・・いつになったらDFOになるのやら・・・

問い:北朝鮮のUFOは下記のうちどれか?
UFO(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/UFO_(%E6%9B%96%E6%98%A7%E3%81%95%E5%9B%9E%E9%81%BF)

答え:・・・
※正解・不正解にかかわらず賞品はありません。悪しからず。

日本の対北朝鮮外交の完全なる「失敗」を自ら認めるようなあの政府の滑稽な反応・・・北朝鮮どころか米国からもテキトーにあしらわれて・・・AHO~

んでは

ザ・ピーナッツ 今池音頭2009年03月26日 08時00分

おとっつぁん、CDができたわよ
ザ・ピーナッツ&シックス・ジョーズ:今池音頭
シックス・ジョーズ:お城音頭
今池商店街連合会 KING RECORD NMAX1073(CD,2007)
rec. 1960

今池音頭宣伝サイト(PC用)
http://plaza24.mbn.or.jp/~clubnext/hozaki/ondo.htm

桜の花も咲き始め、名古屋の朝はいい天気です。しかし、ニュースは不穏なことばかりですなあ・・・今池のことを書こうとしたのに・・・

今池 (名古屋市)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E6%B1%A0_(%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%B8%82)

北朝鮮が「長距離弾道ミサイルとみられる『人工衛星』打ち上げの準備を進める・・・」のだそうな。

朝鮮民主主義人民共和国(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE

弾道ミサイル(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%BE%E9%81%93%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB

東京新聞(2009年3月26日)
北朝鮮、発射台にミサイル設置 日米関係筋が確認
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009032501001121.html

北朝鮮が言うように「人工衛星」なのか、日本が言うように「長距離弾道ミサイル」なのか・・・まあ、衛星を衛星軌道まで運ぶか、爆弾を敵地(どこか知らんよ)まで運ぶかの違いであって、本質は同じものだ。(ホントか?)

wikipediaによれば、こんなところだ。

宇宙ロケットとの違い(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%BE%E9%81%93%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB#.E5.AE.87.E5.AE.99.E3.83.AD.E3.82.B1.E3.83.83.E3.83.88.E3.81.A8.E3.81.AE.E9.81.95.E3.81.84

やはり両者は基本的には同じものだそうな。

ロケット(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88

しっかし、これだけ日本政府が過激に反応するのは、やはり不人気内閣と献金疑惑から目を逸らす意図もあるだろうねえ。

日本の政治(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%94%BF%E6%B2%BB

政治献金(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BF%E6%B2%BB%E7%8C%AE%E9%87%91

ミサイル迎撃・・・なんて簡単に言うけど、音速を超えて飛んでくる物体を迎え撃つなんて、そう簡単に出来ないことくらいは素人でも分かる。よく言っても「当てる」というより「当たった」というのが正直なところではないかな。年末ジャンボとどちらが確率が高いのやら・・・

ジャンボ宝くじ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9C%E5%AE%9D%E3%81%8F%E3%81%98

弾道弾迎撃ミサイル(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%BE%E9%81%93%E5%BC%BE%E8%BF%8E%E6%92%83%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB

ミサイル防衛(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E9%98%B2%E8%A1%9B

まともなビジネスマンならこんなものは無用の長物として取り合わないだろう。こういうものに幻想抱く輩に高値で売りつけるのが真のビジネスマンである。

確実なことは、この迎撃システムがとんでもない金食い虫ということである。どうせ財布は国民の税金だ。戦争になったら二束三文で集めて使い捨て・・・使う側の懐は痛まんワ。軍需産業の失業対策にはぴったりだし

軍需産業(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8D%E9%9C%80%E7%94%A3%E6%A5%AD

・・・しっかし、選挙では票田、戦争では軍資金、戦場では兵士・・・か・・・いい様に使われますなあ、ホント、国民主権はどこへやら・・・

国民主権(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E4%B8%BB%E6%A8%A9

用心棒というやつは「脅威」がないと失業する。軍隊しかり、軍需産業しかり・・・平和になると失業するから「脅威」がないと困る・・・でもなかったらどうする?「脅威」を創ってしまえばいい。火の気が無ければ焚き付けてあげよう・・・

・・・こういう物騒な「商売」は困りものだが・・・殊更、「北朝鮮が「長距離弾道ミサイルとみられる『人工衛星』」を「脅威」として吹聴する輩には「眉に唾」をつけて眺めてやる必要があるよ・・・ご用心、ご用心。

イラクという「先例」もあるし・・・結局「大量破壊兵器」は存在しなかったけど、皆そのことは忘れ去ってる・・・今度は「イラン」ときた。ホント、懲りない連中だこと。でも、その「脅威」の渦中の現場はタマランよ・・・日本もそうなりたいのかねえ・・・

大量破壊兵器(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%87%8F%E7%A0%B4%E5%A3%8A%E5%85%B5%E5%99%A8

閑話休題

3月22日の今池総選挙の会場で買ったこのCD、何で買ったかというと面白そうだったから・・・そんだけ?・・・そんだけ・・・文句あっか!(ダレに言っとるの>ワシ)

2009年3月22日 今池総選挙
http://www.tokuzo.com/index2.html

サカエ経済新聞(2009年03月20日)
「選挙マニア」大川総裁、市長選近い名古屋で選挙の楽しみ語る
http://sakae.keizai.biz/headline/971/

「今池音頭」誕生とCD復刻の経緯は下記をご覧アレ

サカエ経済新聞(2007年09月19日)
ザ・ピーナッツ幻の曲「今池音頭」-商店街がCD化、限定発売へ
http://sakae.keizai.biz/headline/581/

asahi.com(2007年09月22日)
ザ・ピーナッツの「今池音頭」、復刻
http://www.asahi.com/komimi/NGY200709220004.html

「今池音頭」についての、うんちくメモ(↑から引用)

唄:ザ・ピーナッツ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%84

作詞:高橋鞠太郎(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E6%8E%AC%E5%A4%AA%E9%83%8E
代表作「酒は涙か溜息か」「ここに幸あり」

作曲:飯田三郎 (wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%AF%E7%94%B0%E4%B8%89%E9%83%8E
代表作「啼くな小鳩よ」「かりそめの恋」「ここに幸あり」

編曲:宮川 泰(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%B7%9D%E6%B3%B0
ザ・ピーナッツの育ての親であり、日本ポップス界に限りなく大きな足跡を残している

演奏:シックスジョーズ
戦後の日本を代表するジャズバンド。1960年時のメンバーには、渡辺晋(ベース/渡辺プロダクション創始者)。ジミー竹内(ドラム )宮川泰(ピアノ)等が在籍していたと思われる。

振り付け:二代目・西川鯉三郎
 「名古屋をどり」の創始者であり、西川流独自の「舞踊劇」を展開した、昭和の大名人。あくまでも「観客」を意識する芸能を追究する姿勢を貫いた。

参考:西川流(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%B7%9D%E6%B5%81

「ハァ 名古屋ネ 名古屋よいとこ お城がまねく・・・」

1960年の録音だそうだが、まだステレオ録音が一般的ではなかったのかモノラル録音だが鮮明な音で聴ける。キングレコードの倉庫に眠っていたマスターテープの状態が良かったのだろう。

CD復刻に当たって、音頭の振り付けもちゃんと記載されている。昔はどこの町もこうした音頭をドーナツ盤で結構出していたようだ。中古レコード屋さんのエサ箱でよく見かけるしね。今では憶えている人は少ないだろう。私にしても生まれる前のことだし・・・

・・・なんか、人工衛星、ザ・ピーナッツ、長距離弾道ミサイル のごった煮になってしまったが、賄賂の符丁で「ピーナッツ」という由緒正しい言葉もあるし、まあつながりはあるからヨシとしようか・・・(意味不明)

ロッキード事件(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E4%BA%8B%E4%BB%B6

んでは

「アルルの女」と「カルメン」2009年03月19日 08時11分

SERAPHIM AA-5012(LP)
Bizet
"L'Arlesienne" suite No.1 & No.2, "Carmen" suite No.1
Heinz Wallberg/The Philharmonia Orchestra

東芝音楽工業/SERAPHIM AA-5012(LP)
THE SERAPHIM GUIDE TO THE CLASSICS
(セラフィム名曲シリーズ)

小さい頃に聴いた音のイメージというヤツは、大人になってからの音楽や演奏の好みを大きく左右する。特に繰り返し聴いて頭に焼き付けてしまうとさあ大変、酷い場合は他の演奏を全く受け付けなくなってしまうから困ったものだ。そこまで行かなくても違和感を拭い去れないことが多い。

んで、ガキの頃に家にあった「アルルの女」と「カルメン」のレコードがこれ。この演奏がアタマに焼きついて離れない困りモノ。

とうの昔にレコードジャケットは紛失、レコードも傷だらけ。CD化もされていないようだが、今一度ちゃんと聴きたいと思っていた。中古レコード屋でエサ箱を漁っている時も、頭の片隅にこのレコードのことがあった。

特徴のあるレコードラベルデザイン、東芝音楽工業の廉価レーベル SERAPHIM 盤、ハインツ=ワルベルク指揮フィルハーモニア管弦楽団演奏のステレオ録音。手がかりはこれだけ。

セラフィムというのは「熾天使(してんし)」のことで、天使の位階のひとつだそうな。

熾天使(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%BE%E5%A4%A9%E4%BD%BF

このセラフィムレーベルも、バラ(と思うが)を右手に持ち左手で指差しながら天使の羽(蝙蝠に見えないことも無い)を羽ばたかせて飛んでいるイメージなのだろうか・・・

アメリカと日本ではニッパーマーク(His Master's Voice)が使えなかったことから使用されていた Recording "ANGEL"レーベル の廉価レーベルということで SERAPHIM レーベルが生まれたのだろう。 "Angels of the highest order"とあるので、格は SERAPHIM の方が上かな?まあ、廉価盤レーベルは本家より格上の名前をつけるのが常だけど。

Angel Records(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Angel_Records

Seraphim Records(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Seraphim_Records

His Master's Voice(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/His_Masters_Voice

こういう廉価盤は1950年代後半から1960年代の「昔のステレオ録音」で構成されていたと思うが、案外こういう録音に名演奏がごろごろ転がっているので無視できない。

で、最近ようやく見つけたのがこのLP。状態もすこぶる良く、500円也で入手。中古レコード市場ではこのようなクラシック国内盤は「商品価値無し」でタタキ売り状態?なのでありがたいことだ。

茶色(管弦楽とか室内楽とかで色分けされているかも)で統一されたジャケットデザイン。真ん中には名画(このレコードはゴッホの絵かな?)。解説もクラシック入門に相応しく曲目解説が中心。演奏者紹介は簡素なものである。クラシック啓蒙運動中?という雰囲気が懐かしい・・・

演奏はなかなかいい・・・というか昔の聴いたまんまの演奏だな。

ウォルター=レッグが解散を宣告する前のフィルハーモニア管弦楽団の演奏だろうか。解散後は New Philharmonia(その後また Philharmonia に戻っているが)と名称を変更して活動を継続しているから。レッグが名前の使用を認めなかったらしいが・・・

Heinz Wallberg(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Heinz_Wallberg

The Philharmonia Orchestra(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Philharmonia_Orchestra
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%AE%A1%E5%BC%A6%E6%A5%BD%E5%9B%A3

ウォルター・レッグ(Walter Legge)(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B0

特徴のある演奏ではないのでCD化は難しいかもしれないが、埋もれさすには惜しい演奏だ。まあ、こうして昔のLPと再開出来たので良しとするか・・・

PEREZ PRADO GOLDEN ALBUM2009年03月17日 07時08分

PEREZ PRADO GOLDEN ALBUM VICTOR SRA-5004
PEREZ PRADO GOLDEN ALBUM
日本ビクター音楽産業/VICTOR SRA-5004((C)1965, \2,000)
左上:ジャケット表、右上:ジャケット内解説
左下:ラベル、右下:ジャケット裏

Tracks Side1
1.La Macarena(The Bullfighter)
2.Mambo No.5
3.Cerezo Rosa(Cherry Pink and Apple Blossom White)
4.Historia Da Un Amor
5.Mambo No.8
6.Mambo Jumbo(Que Rico El Mambo)

Tracks Side2
1.Fireworks
2.Caallo Negro
3.Besame Mucho
4.CU-CU-RRU-CU-CU Paloma
5.Patricia
6.Caravan

1,2のみ 1965年7月31日 日本ビクター・スタジオにて収録

ペレス=プラード来日時(か?)に日本ビクタースタジオで収録した音源を加えたベスト・アルバム。

当時としては豪華仕様のペラ紙ダブルジャケットの体裁で、「曲目(1P)」「マンボの生い立ち(1P)」「ペレス・プラードという男(2P)」「曲目解説(2P)」と計6ページの解説つき。

ジャケット表紙は「1965年7月31日、日本ビクター・スタジオでの録音記念撮影」。ビクターの鉢巻と半被を着ている。ジャケット裏は「ビクター・トランジスタ・ラジオ、”ニッパー・デラックス”(6H-133型)を贈られてご満悦のプラード」で、正に" GOLDEN ALBUM" に相応しい内容?となっている。

レコード1面の最初の2曲"La Macarena(The Bullfighter)"と"Mambo No.5"はこの日本ビクタースタジオでの録音で、この"Mambo No.5"の録音はCDベスト盤等にも収録されている。日本ビクタースタジオでのセッションのみで構成されたアルバムがあるのかもしれないが、残念ながらそれにはお目にかかっていない。

その他の録音は米国RCA Victor のセッション録音と思われるが、録音データ等の記載がないので詳細は不明。

おなじみのマンボから、「花火」とかの変わった曲も収録されている。

今はもうこういうアルバムは作れないだろうなあ・・・

懐かしのベルマーク2009年03月17日 06時14分

1960年のベルマーク
写真上:レコードインナースリーブのベルマーク解説
写真下左:レコードインナースリーブ全体
写真下右:レコードインナースリーブ右上ベルマーク部分

写真は、Prado in Japan(日本VICTOR LIVING STEREO SHP-5069(LP) )の紙製インナースリーブ(内袋)に印刷されていたベルマーク協賛のもの・・・

そういえば、小学生の頃、お菓子や魚肉ソーセージのパッケージに付いていたベルマークを集めて学校に持っていった記憶が・・・

最近見かけていないベルマーク、まだあるかな・・・と思ってネットで探すと、まだまだやってるんですなあ。私が知らんかっただけか・・・

ベルマーク運動(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF

ベルマーク教育助成財団
http://www.bellmark.or.jp/

ベルマークを集めるぞぉ!ベルマーク大百科
http://blmark.net/

またまたガキの頃を思い出させるアイテムに遭遇してしまった・・・

Prado in Japan, 19602009年03月16日 13時52分

Prado in Japan 2LP's
Prado in Japan, 1960
1960年3月20日 東京国際劇場に於ける実況録音
日本VICTOR LIVING STEREO SHP-5069(LP)
ビクター音楽産業/RCA Camden RGP-1079(LP,(P)1973 RCA RECORDS)

Tracks.1-12(RCA Camden盤は1と12がカットされている)
1.Greetings of Prado
2.Cerezo Rosa
3.さくら・さくら
4.浜千鳥
5.Historia Da Un Amor
6.La Virgen De La Macarena
7.Mambo Japone
8.Tequila
9.Mambo No.5
10.Mambo No.8
11.Princess Suga
12.Lullaby of Birdland

プラードのマンボNo.5は、ガキの頃に親父が買ったダンス音楽集のLPで擦り切れるくらい聴いていた。「魔法使いサリー」のエンディングには「魔法のマンボ」があったし、マンガ「マカロニほうれん荘」では「ウ!」という掛け声がギャグで挿入されていたのだ。当時、日本でよっぽどマンボが流行っていたのだろう。

ペレス・プラード(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%89

魔法使いサリー(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%94%E6%B3%95%E4%BD%BF%E3%81%84%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%BC

マカロニほうれん荘(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AB%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%81%BB%E3%81%86%E3%82%8C%E3%82%93%E8%8D%98

もう8年前になるか・・・たまたま立ち寄った中古レコード屋のエサ箱(ジャンルを問わず放り込まれて売られているLPが入ったダンボール箱。LPが5枚300円とかで売られていることもある)で、この「プラード・イン・ジャパン」のRCA Camden 盤を見つけた。1枚500円だったかな。

それまでプラードのベスト盤CDも買って聴いてはいたが、こんなライブLPが出ていることは全く知らなかった。これが物凄い熱気に溢れたライブで、未だにCD化されていないことは残念なことだ。

このRCA Camden 盤は解説に「・・・ファンの間で長い間再発が待ち望まれていました・・・」とあり、このLPが再発盤であることが分かる。

浅見英雄著「ムード音楽」(誠文堂新光社、1979年)には、このライブの日本ビクター盤の写真が掲載されており、元のオリジナル盤があることは知っていたが、特に探さなかった。手持ちの再発盤の状態はすこぶる良く、音質にも不満は無かったから。

んで、つい最近これまた別の中古レコード屋さんのエサ箱で、まさにこの日本ビクター盤※を見つけてしまった・・・1枚100円!レジに直行したのは言うまでもない。

※なお、下記のブログによると、このライブの初出は「・・・レコード番号はモノラル盤が”Victor LS-5197”でステレオ盤が”SLS-5041”かと思われます。そのレコードは1962年にもレコード番号が”Victor SHP-5069”としてステレオ盤がリリースされ・・・」だそうな。私がエサ箱で見つけたのが SHP-5069 で、これは日本ビクターの再発盤ということになるのかな。

Audio-Visual Trivia
ペレス・プラード Perez Prado
http://www.audio-visual-trivia.com/2007/04/perez_prado.html

ちなみに、この日本ビクターのLIVING STEREO盤 SHP-5069 は「プラード・ステレオ・アルバム 第2集」と記載されており、恐らくセッション録音の1集と後続のアルバムがあったと思われる。帯電防止剤をビニルに混ぜて「ほこりの付かない "Super RECORD" と銘打っているのが時代を感じさせる。

で、一番驚いたのが、RCA Camden 盤には無い2つのトラック、アルバム冒頭の挨拶と2面最後の"Lullaby of Birdland"の存在。何故、RCA Camden 盤 として再発された時にこの2つのトラックがカットされたのか・・・

解説も、ビクター盤の方がこのライブ録音来日当時の状況をエピソードを交えて説明したもので、RCA Camden 盤ではそのあたりの記述が殆ど無い。やはり、再発を繰り返すたびにこういう情報が欠落していくのは大量生産の工業品としては止むを得ないということだろうか?

このエサ箱から救出?した日本ビクター盤、表面の目に見える傷は多いし、多少ノイズもあるが、何回か針通ししてクリーニングしたら結構イケル状態になった。既に40年以上前の盤だが、LPは案外丈夫だ。あと数十年は再生可能だろう。果たして、CDは40年、いや、50年持つだろうか?

このライブLPについては過去にホームページでも取り上げたので、宜しければそちらも見てくださいませ。

お気に入り その1
Mambo! Mambo! Mambo! Prado in Japan 1960
http://www.ne.jp/asahi/tron/music/MyFavorites1.htm

これほどライブらしいライブはそうそう無いのではないかな。1960年のヤングのノリは大したもんだ。快速テンポのマンボNo.5とNo.8はこのライブならではの興奮に包まれている。

「Princess Suga」については、LPの解説に、当時の清宮貴子内親王がマンボとプラードのファンであることをプラードが知って感激し、この来日の途上で急遽作曲をした・・・というエピソードが紹介されている。

島津貴子氏(旧名:清宮貴子内親王)(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%85%E5%AE%AE

ちなみに、ライブ会場の東京国際劇場は 1982年(昭和57年)4月 SKD最終公演・第51回東京踊りをもって閉鎖され、その後は取壊されたそうな・・・

国際劇場(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%8A%87%E5%A0%B4

2009年から49年前の1960年、今は存在しない国際劇場に鳴り響いていたサウンドを刻んだLPがこうして一リスナーに聴かれるというのも、なにか不思議な感じもするが、これがレコード(記録)というものだろうか・・・

動き出した時間2009年01月14日 21時56分

壁掛け振り子時計(SEIKOSHA)
上写真:壁掛け振り子時計(SEIKOSHA)

ガキの頃からゼンマイ振り子時計の音に慣れ親しんだせいか、水晶時計のムーブメントから発する規則正しい音に我慢できず、今は3台の壁掛け振り子時計に囲まれて生活している。

振り子時計(wikipedia日本語)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%AF%E3%82%8A%E5%AD%90%E6%99%82%E8%A8%88
振り子時計(wikipedia-English)
http://en.wikipedia.org/wiki/Pendulum_clock

振り子(wikipedia日本語)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%AF%E3%82%8A%E5%AD%90
振り子(wikipedia-English)
http://en.wikipedia.org/wiki/Pendulum

写真の時計は母から譲り受けたもの。昨年7月に母は亡くなり、形見の一つになってしまった。長年実家の台所で使っていたためか、ムーブメントが油でベトベトになり動かなくなっていたので、リサイクルショップのオヤジさんに分解清掃してもらい数年使っていた。(このリサイクルショップで、似たような壁掛けゼンマイ振り子時計を2個購入した。)

しかし、あるときゼンマイを一杯に巻いた時、「バキッ」という音とともにゼンマイをフレームに固定していた部分が破損し全く動かなくなってしまった・・・それから数年は動かすこともなかったが、母の葬儀が一段落して少し落ち着いてから、また振り子の音を聴きたくなり、名古屋栄にある木村時計店に修理を依頼した。

木村時計店
http://www.kimura-watch.com/

待つこと2ヶ月、今は快調に時を刻んでいる。母の時は止まったが、振り子時計は私の時を刻々と刻んでくれている。

私の時が止まった後も、この振り子時計はまだ見ぬ誰かの時を刻むのだろうか・・・

Matilda, Matilda2008年10月07日 07時48分

NML - Naxos Nostalgia 8.120799
NMLはクラシックばかりではありません。こういうのもイケます。

BELAFONTE, Harry; Matilda, Matilda (1949-1954)
http://ml.naxos.jp/?a=8.120799

Harry Belafonte
http://en.wikipedia.org/wiki/Harry_Belafonte

秋の夜長にベラフォンテの張りのあるヴォーカルを楽しむ・・・
お次は気分を変えてブラームスのハンガリー舞曲を。オーケストラではなくピアノ版を。

BRAHMS: Four-Hand Piano Music, Vol. 2
http://ml.naxos.jp/?a=8.553140
Christian Kohn & Silke-Thora Matthies (ピアノ)

オーケストラの効果を削ぎ落とした素のピアノ版で聴くのもまた一興・・・