短足のあしながおじさん2008年10月21日 05時17分

日曜日のあるJR駅構内、あしなが育英会の学生さんが募金活動をしていた。

あしなが育英会
http://www.ashinaga.org/

申し訳ないが、こういう街頭の募金活動はついつい身を引いてしまう。相手が真剣に訴えかければかけるほど身を引いてしまうのだ・・・

その気迫に気圧される・・・というか。残念なことに、「募金詐欺」というのもあるので、うかつにちゃんと確認しないと募金できない・・・といういや~な世相というのもある・・・まあ、これは募金しない言い訳。

んでも、短足のワタクシ((C)お蝶夫人)でも、ちったあ世の善行になるようにと、あしながオジサンをしている。

時折、あしなが育英会から新聞が送られてきたり、奨学生からの手紙(不精にも返信していない)が送られてくる以外は音信は無い。無駄な経費を極力省いて、出来るだけ奨学生への資金援助に回すその姿勢は好感がもてる。

んで、そのあしなが育英会から募金のお願いの案内が来た。

やはりこの長い不況で台所事情が厳しさを増しているらしい。詳細は下記を見てほしい。

遺児母子家庭の生活保障と遺児の教育支援等に関する要望
http://www.ashinaga.org/today1_1.php

それにしても、あしなが育英会はこの間の中国四川の地震やミャンマーの台風災害にも支援をしている。自分のところの台所事情が厳しいのにねえ。

最近、カーラジオから与党のしょーもないラジオCMが流れてくるけど、このアホCMにも税金が使われていると思うとハラが立つ。このCMにかかる金を育英会に寄付したらどれだけ救われる人がいるだろうなあ~と考えざるを得ない。

家のポストに、もうひとつの与党からのチラシが入ってきた。これまで散々生活基盤を破壊しする政策に関与してきた政党だが、曰く「生活を守ります」・・・全く、恥知らずとはこいつ等の為に存在する言葉だなあ。こういうアホな活動にも税金(政党補助金)が使われていると思うと悲しくなる・・・

言行不一致のコイツラの言うことは馬耳東風と聞き流して、もっと現場で汗を流している団体(あしなが育英会とか・・・)の訴えに耳を傾けるべきだと思うがねえ・・・

日教組の子供は学力が低い・・・?2008年10月07日 06時23分

方言三昧で辞任した某国(亡国?)の大臣のがそうのたまったそうな。

で、ホンマかいな?と朝日新聞が検証したのが下記記事。

「日教組強いと学力低い」中山説、調べてみれば相関なし
http://www.asahi.com/politics/update/0927/TKY200809260383.html?ref=goo

ま、センセが日教組(http://www.jtu-net.or.jp/)に多く入っている(組織率ということだそうな)ところで、学力が低いところもあれば高いところもあり、大臣が放言するほどの「相関」は無いとのこと。たしかに、グラフを見る限り「相関がある」とは言えないと思う。こんな根拠もない言いがかりを一国の大臣が発言するとはねえ。

んでも、結構これを鵜呑みにしている人が多い。ちゃんと検証する人などほとんどいないから、「そうなんだ」と勝手にイメージを作っていく。こういうことが一番怖い。

ちなみに、国際学力調査(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/sonota/07032813.htm)で日本の順位が落ちたとかで実施された全国学力調査(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/index.htm)は毎年60億円かかり、しかもその有用性に疑問符が打たれているシロモロだ。

んで、その国際学力調査(2004年)でトップの成績をあげて日本から注目が集まっているフィンランドがその反響に戸惑っているという記事がありました。

比較・競争とは無縁 学習到達度「世界一」のフィンランド
http://www.asahi.com/edu/nie/kiji/kiji/TKY200502250173.html

この記事を読む限り、日本は何をやっているのだろう?という疑問を抱かざるを得ない。少なくとも「日教組」が悪いことのすべての元凶・・・などという短絡思考の持ち主が大臣をやっているような「非科学的」な国家ではねえ。

調査結果の検証もせず思い込みの暴言を吐き、その暴言で大臣を辞めても同様の発言を繰り返す・・・これは「信念」(この言葉大嫌いですが)でも「理念」でもない、単なる「卑劣漢」のデマゴギーに過ぎないと思うのですがね。

「大臣は言いすぎだが、言っていることは正しい」・・・「科学」に申し訳ないですな、こんな言葉は。