名フィル第381回定期演奏会「死者に絶えざる安息を」~「愛と死」シリーズ~ 愛知県芸術劇場コンサートホール 2011年6月18日(土)2011年06月19日 10時09分

昨日聴いた名フィル定期。

名フィル第381回定期演奏会「死者に絶えざる安息を」
愛知県芸術文化センター 芸術劇場 コンサートホール
2011年6月18日(土)

指揮:ダグラス・ボイド(Douglas BOYD)
ヴァイオリン:松山冴花*(ヴァイオリン)

ブリテンシンフォニア・ダ・レクイエム(鎮魂交響曲) 作品20
アデス: ヴァイオリン協奏曲 作品24『同心軌道』*
シベリウス交響曲第2番ニ長調 作品43

今日は放射能雨が降っているので、公共交通機関(地下鉄ですな)を使って愛知県芸術文化センターへ。

正直、前半のブリテンアデス の作品は好みに合わないな・・・後半のシベリウスは良かった・・・んでは。

<追記>
そういえば、前回の定期、聴いたのに書いてないな・・・

名フィル第380回定期演奏会「知ることと愛すること」
愛知県芸術文化センター 芸術劇場 コンサートホール
2011年5月20日(金)・21(土)

指揮:マックス・ポンマー(Max POMMER)

ワーグナー歌劇『ローエングリン』より第3幕前奏曲,第1幕前奏曲
シェーンベルク浄められた夜 作品4
シューマン交響曲第2番ハ長調 作品61

なかなか良かったように記憶しているが・・・もう一ヶ月前だからなあ・・・んでは。

名フィル第379回定期演奏会「永遠の愛を求めて」~「愛と死」シリーズ~ 愛知県芸術劇場コンサートホール 2011年4月15日(金)2011年04月16日 12時00分

前回の第378回定期は・・・とても聴きに行く気になれなかった・・・福島第一がステーション・ブラックアウトによる過酷事故でメルトダウンに突入していくまっただ中で、私自身がパニック状態だったから・・・知らなかった方が良かった・・・最悪のシナリオなんか簡単に予想出来るから、楽しいはずの週末が酷い事になってしまった・・・

チェルノブイリを上回る過去に例を見ない最悪事故にまで到ってしまい、まだ終息の見込みすら・・・だが、良きにつけ悪しきにつけ、人は「慣れて」しまうのだなあ・・・この日本人の慣れがこのような事態を引き起こしたのか・・・地震活動期に入った日本に50基以上ある原子炉・・・杜撰な安全審査のお墨付きをもらって未だに運転中・・・日本が持っている広島原発150万発分の「死の灰」に相当する高濃度放射性物質・・・完全に破綻しているサイクルしない核燃料サイクル・・・サイクルを始めたのは、地球上に放出された放射性物質の生態系のサイクルだ・・・

・・・日本が持っている広島型原爆150万発分の「死の灰」に相当する高濃度放射性物質・・・これをこれ以上増やさない・・・そのような希望を語れると良いのだが・・・それは大それた過分な「希望」なのだろうか・・・

・・・何はともあれ、名フィルの今シーズン最初のコンサートである。今シーズンのテーマは「愛と死」なのである・・・名フィルツイッターを始めたそうな・・・

名フィル第379回定期演奏会「永遠の愛を求めて」
愛知県芸術文化センター 芸術劇場 コンサートホール
2011年4月15日(金)

指揮:ドリアン・ウィルソン(Dorian WILSON)
ピアノ:ヴァディム・ホロデンコ*(Vadym KHOLODENKO)

R.シュトラウス交響詩『ドン・ファン』 作品20
リスト死の舞踏 S.126*
プロコフィエフバレエ『ロメオとジュリエット』 作品64 抜粋
1. メヌエット 2. 仮面 3. ロメオとジュリエット 4. タイボルトの死 5. モンタギュー家とキャピュレット家 6. 少女ジュリエット 7. 踊り 8. 朝の踊り 9. ジュリエットの墓の前のロメオ 10. ジュリエットの死

今日は雨ということで、自転車を使わず公共交通機関(地下鉄ですな)を使って愛知県芸術文化センターへ。

コンサートホール入口のエントランスホールでロビー・コンサートをやっていた。本番の開演10分前くらいに到着したので最後の最後をチラッと聴いた程度。ハープとフルートの二重奏だったようだが・・・

シーズン最初とはいえ、あの震災からまだひと月しか経っていない。僕は土曜日の定期会員だが今回は金曜日に振り替えてもらった。この不景気に加えて震災だ・・・助成金カットに加えて、会員や寄付が減って・・・という悪循環が日本のオーケストラの土台をガタガタ揺さぶっている。アメリカのフィラデルフィア管弦楽団は破産を避けられない状況にまで陥ってしまった・・・名フィルは大丈夫だろうか・・・

久しぶりに聴くコンサート・・・やっぱりいいもんだ・・・Vadym KHOLODENKO のピアノが良かった。名フィルも健闘してくれた・・・後半のロメジュリは、まだまだアンサンブルが力足らずではあるが・・・優美さと凶暴さ共存するプロコフィエフの不協和音を美しく奏でるのは難しいのだな・・・

・・・帰りのホール・エントランスで、団員が震災の募金活動をしていたので、小銭を少々入れてきました・・・このままだと募金でサイフは軽くなる一方である・・・お金が余って困っているヤツや企業はとっとと募金しなさい!ついでに名フィルにも寄付をするのだ・・・

コンサートの後は琉球ダイニング 「結(yui)」さんで飯を食う・・・終電にはなんとか間に合った・・・んでは。

名フィル第377回定期演奏会「ウィーン」 愛知県芸術劇場コンサートホール 2011年2月19日(土)2011年02月20日 11時41分

今回の定期は、名フィル常任指揮者としての ティエイリー=フィッシャー の最後の演奏会だそうな・・・プログラムにも「常任指揮者退任に寄せて」という挨拶が掲載されていた。

名フィル第377回定期演奏会「ウィーン」
愛知県芸術文化センター 芸術劇場 コンサートホール
2011年2月19日(土)
指揮:ティエイリー=フィッシャー(Thierry Fischer)
曲目:マーラー(Gustav Mahler):交響曲第9番

今回はマーラーの大曲、交響曲第9番 である。期待以上の素晴らしい演奏だった。レコードで聴くのもいいけど、こうして実演で聴くのもまたいいものだ。

んでは。

名フィル第376回定期演奏会「ニュー・ヨーク」 愛知県芸術劇場コンサートホール 2011年1月22日(土)2011年02月10日 12時40分

先月の名フィル定期です。アイヴズの『カントリー・バンド』行進曲・・・ヘンな曲である。祭りのパレードとか、あちこちで鳴っている音楽を歩きながら聴いている・・・そんな情景をコンサートに持ってきたと言えばいいのだろうか・・・

ガーシュイン、3楽章は痛快に突っ走る演奏だった。しかもピアノのアンコールはラヴェルワルツと来た・・・オイオイ・・・ま、お得だと思うけど・・・

最後の『新世界より』・・・やはりこれはエエ曲やな~

指揮のシュテファン・ショルテス氏、棒振りは不器用みたいだけど、なかなか聴かせる演奏でした。んでは。

名フィル第375回定期演奏会「ローマ」 愛知県芸術劇場コンサートホール 2010年12月17日(金)2010年12月18日 08時35分


土曜定期会員ですが、金曜日に振り替えて昨日聴いてきました・・・


振り替えてもらった席は悪くはなかったけど、運悪く前の人が背の高い人で、視界に頭が・・・前半の吉松レスピーギ は曲よりも視界の頭が気になって楽しめなかった。そのせいかオケの出来も今ひとつのように思えてしまった・・

・・・とはいえ、こういう曲はなかなか実演で聴く機会はないので、その舞台配置(特に吉松朱鷺・・・ とか)を見ながら聴くのは興味深い体験である。

・・・後半は視界の良い(前に人がいない席)に移動して聴いた。空いている席が多いから助かるけど、少々寂しい・・・後半のラフマニノフは良かった・・・やはりこれは名曲だ・・・

では。

名フィル第374回定期演奏会「サンクトペテルブルク」 愛知県芸術劇場コンサートホール 2010年11月12日(金)2010年11月13日 11時05分

昨日は職場をフレックスで早めに退出してのんびり行くつもり・・・が、結局定時まであたふたしてしまい、急いで愛知県芸術文化センター まで自転車を走らせると・・・受付でチケットを忘れていることに気が付いた・・・こういう時は定期会員で良かったなと思う。名前を言えばちゃんと入場出来るから・・・舞台はオーケストラが既にチューニングをしていて、間一髪で間に合った・・・ヤレヤレ・・・

名フィル第374回定期演奏会解説書
名フィル第374回定期演奏会「サンクトペテルブルク」
愛知県芸術文化センター 芸術劇場 コンサートホール 2010年11月12日

ベートーヴェン:序曲『コリオラン
ショスタコーヴィチ交響曲第7番
指揮:井上道義

ベートーヴェンコリオラン、舞台上の楽員の人数が少ない。弦セクションをえらくスリムにしている。大編成でやってくれた方が好きなんだけど、今回の演奏は物足りなさを感じさせることは無かった。スッキリと見透しが良くキビキビしており、コントラバスも十分な迫力で唸っていたと思う。しかも、指揮者が指揮と言うよりもパフォーマンスでコリオランの心情(ってどんなものか知らんけど)を現していた様な・・・観て楽しめる演奏であった。

今回の演奏は休憩なし・・・ということで、コリオラン の後はそのまま大編成のショスタコ 用に舞台をセッティング・・・結構時間がかかって、実質的にこれが休憩時間だったと言えないこともないが・・・これじゃ、ロビーのビッフェも商売あがったりでちょっとお気の毒かな?

舞台狭しと陣取ったオーケストラ、ブラスセクションを左右に2分割して両翼配置したような形になっているのは指揮者の好みか或いはスコア指示(wikipedia によるとどうもスコアの指示の様だが・・・)なのだろうか・・・

それにしてもなんか・・・とりとめがないというか・・・ヘンな曲である。大したことをやっているなあ・・・という感じはするんだけど、なんか楽しめん。1楽章の「ち~ん ち~ん プイプイ」テーマ、昔 シュワルツネッガーカップヌードルのCMで流れていた様な(追記:友人から、それは「ち~ち~ん プイプイ」でアリナミンVのCMだと教えてもらいました。)・・・あの陳腐なテーマをあれだけ展開・拡大する手腕は流石と言うべきか・・・しかし、作曲技法には感心しながらも、なんか楽しめん。名曲なのか迷曲なのか・・・いったいどっちだね。少なくとも僕の好みじゃあないな。演奏自体は名フィルは健闘してたけど・・・曲よりも指揮者のパフォーマンスの方が面白かったりして・・・

んでは。

名フィル第373回定期演奏会「ロンドン」 愛知県芸術劇場コンサートホール 2010年10月23日2010年10月24日 09時50分

久しぶりだなあ・・・

名フィル 第373回定期演奏会「ロンドン」& もっと文化を!署名チラシ
名フィル第373回定期演奏会「ロンドン」
愛知県芸術文化センター 芸術劇場 コンサートホール 2010年10月23日

チマローザ:歌劇『ロンドンのイタリア女』序曲
メンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64*
ヴォーン・ウィリアムズロンドン交響曲(交響曲第2番)
指揮:Martyn BRABBINS
ヴァイオリン独奏:Jennifer PIKE*

先月の第372回定期も聴いてはいるのだけど、途中、しかもプログラム後半の(マーラー5番)から聴いたのでここで書くほどのことも無く・・・

昼間からちょこっと飲ったので、プログラム前半は寝てしまった。メンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲は眠りを誘うぜ・・・フィナーレは起きて聴いたけど、Jennifer PIKE はなかなか良かった。フォルテで音が濁るところはあったけどね。アンコールで弾いた曲はバッハかな?

後半のロンドン交響曲 は目覚めてちゃんと聴いてました。実はこの曲を聴くのは初めて。ヴォーン・ウィリアムズ の交響曲全集CD(ボールト指揮のEMI盤)も持ってるし、NMLでも聴けるんだけど・・・聴き終わってみると、結構な大作で充実した気分になった。まあ、悪くないな。

そうそう、今回は名フィル事務局の方が「もっと文化を!」の署名を呼びかけていた。例の「事業仕分け」で文化助成金がごそっと減らされるから、現在の国家予算0.011%の割り振りを他の先進国並みの0.5%にして欲しい・・・ということらしい

日本が先進国かはともかく、福祉や文化予算が削られるということは、カナリヤが鳴き始めたということなのだろうか・・・ますますつまんない世の中になりそうだな・・・

愛知県芸術文化センター内の巨大ヘチマ?

コンサート帰りのワンショット。愛知県芸術文化センター内の巨大ヘチマ

あいちトリエンナーレ2010 看板 その1
あいちトリエンナーレ2010 の看板。今月いっぱいで終わりだそうな・・・全然見てないなあ・・・

あいちトリエンナーレ2010 看板その2
柱のデコレーションを兼ねた看板?・・・色々やってるそうなんだけど、街に出てもあんまり目に付かないように思えるのは何故?

地下でなんかやってる?
なんか地下でもやってるようだが・・・

久しぶりに くつろぎ食堂Ami にて
久しぶりに くつろぎ食堂Ami(食べログ:以前あったサイトは無くなったようだ・・・) で晩飯。これは5種類のおばんざいと黒ビール。

夏祭りも行けなかったし、1年?2年くらいご無沙汰していたが、スタッフの一人がまだ僕のことを憶えていたようで「お久しぶりですね~」と声をかけられた。親父さんはタイへ買い付けに行っていて不在とのことであった。忘れられない内にまた顔を出した方がいいかな・・・

んでは。

名フィル第371回定期演奏会「パリ」 愛知県芸術劇場コンサートホール 2010年7月10日2010年07月11日 10時18分

朝イチで参院選挙投票行ってきましたヨ・・・

名フィル定期第371回パンフ

金曜日のメジューエワのピアノリサイタルも良かったが、昨日の名フィルも良かった・・・

パリのアメリカ人 といえば、MGM映画 の最後のダンスシーンにこの曲が流れるのだが、通常演奏されるものとはスコアリングが違い、またMGMスタジオミュージシャンの妙技に圧倒される凄い演奏をついつい思い出してしまう。コンサート・バージョンよりそちらの方が好きなのだが・・・ま、それはさておき、昨日の演奏は安全運転気味でそういう感興には欠けるが、なかなか響きの充実した「シンフォニック・ジャズ」を楽しませてもらった。レコードで聴くのもいいが、こうしてコンサート・ホールが音響で満たされるのを聴くのもまたいいもんだ。

プー ランク の曲については、眠気に襲われてほとんど寝ていて聴いてないので何とも言えない。どうも最近プログラムの中間辺りで寝てしまうことが多いのだ・・・疲れてるのかな?

最後のオルガンシンフォニー も良かった。やっぱりこの曲実演で聴くとエエワ~・・・ただ、いつも思うのだが、オルガンの音量がオーケストラに負けているのが残念。あと+3~6dBくらい音量上げられんかねえ・・・

昨日の演奏家はチケット売り切れだったようで、いつも当日券で聴きに来ている知人が「キャンセル待ち」だとぼやいていた・・・こんなこともあるのねえ。

んでは。

名フィル第370回定期演奏会「マドリード」 愛知県芸術劇場コンサートホール 2010年6月19日2010年06月27日 09時36分

先週土曜日の名フィル定期でした・・・

名フィル第370回定期演奏会「マドリード」 愛知県芸術劇場コンサートホール 2010年6月19日
 [指揮]川瀬賢太郎、[ギター]福田進一*
 [メゾ・ソプラノ]藤井美雪**

マーラーの「花の章」といえば、オーマンディ・フィラデルフィア管弦楽団のLPで初めて聴いたのだった・・・マドリードとの関係は知らないが・・・

『マドリードの夜の帰営ラッパ』の4つのオリジナル版・・・ふつーの行進曲だ・・・解説を読むと結構手の込んだことをやっている・・・らしいが、何十時間かけて作った料理でも食べるのは一瞬・・・の類か?聴く方は気楽だが作る方と演奏側は大変だワ・・・

アランフェス協奏曲・・・ギターはピックアップを付けてアンプリファイしていたようで、3階席でも音が埋もれることもなく且つ自然に響いていた・・・コンサートホールではアコースティックに拘らずこういう補助装置で増幅するのが良い結果が得られるという好例かな。

アンコールは「アルハンブラの思い出」で、これはアン・プラグドでの演奏。この曲、曲名と実際の音楽が今まで頭の中で結ばれていなかったのだが、今回の演奏でリンクが確立した・・・が、永六輔の誰かとどこかで・・・経由で・・・なんだい、営業車のAMラジオでつぼイノリオの聴けば聴くほど でいつも聴いていた曲であった。アルハンブラ宮殿は何処へやら・・・

バレエ『三角帽子』 ・・・好きなのよねえ。一度劇でやってくんないかな?スペインの舞踊団あたりとか。凄く面白い曲なんだから。

今回の演奏会はなかなか良かった。指揮者は(ホントに)指揮台で飛び跳ねていたりとエネルギッシュな指揮でオケの出来もまあまあというところ。三角帽子の大団円は一本調子のリズムが残念で、もっと緩急を付けて欲しかったが、それは今後に期待しよう。

んでは。

名フィル第369回定期演奏会「バーゼル」 愛知県芸術劇場コンサートホール 2010年5月14日2010年05月18日 06時20分

名フィル今シーズン、最初に聴いた演奏会です。シーズン最初の368回定期(コバケンの「我が祖国」)は聴きに行けなくて、友人にチケットを譲って代わりに聴いてもらいましたが・・・

名フィル第369回定期演奏会「バーゼル」

オネゲルのシンフォニーは初めて聴くが穏やかで悪くない・・・という感じかな。なんとなく、サウンドにオネゲルっぽさがあるなあ・・・

ラヴェルピアノ協奏曲は突っ走ってたな・・・オケはついていくのがやっとみたいで、ソロのフレーズが繋がらなかったりミスも目立ち、音も鳴りきっておらず不満が残った。ピアノは悪くなかったけど、体をくねらすスタイルは好きになれない。最近の流行なのかどうか知らんけど、僕はシャンと背筋を伸ばして弾くスタイルに好感が持てるのだ。

ショスタコ5番も今ひとつだったなあ・・・フィッシャーはこの曲あんまり好きでないのかな・・・というくらい淡々と速めのテンポで振っていた。アンサンブルの纏まりにも欠けるし・・・

今回はどうもねえ・・・んでは。