最近読むオーディオ雑誌2009年06月12日 07時15分

「骨太の方針2009」で消費税12%に現実味?財政再建10年先送りで
http://news.mag2.com/archive/20090610100000

・・・だそうです。(まぐまぐニュースより)政策の失敗の尻ぬぐいをこっちに押しつけないで欲しいな・・・

さて本題。

最近購入して読むオーディオ雑誌は下記の2冊。

季刊・アナログ(vol.23) 音元出版
http://www.phileweb.com/editor/audio-a/analog23/

オーディオ・ベーシック 共同通信社
http://kk.kyodo.co.jp/pb/ab/index.htm

季刊・アナログは、最初は「アナログレコード再生の本」(1から3まで出た)だったのが「季刊・アナログ」になった・・・といっても僕が持っているのは「アナログレコード再生の本」の1と2、季刊・アナログもvol.9くらいから買い始めたのかな・・・

季刊・アナログは所謂高級オーディオファンが訴求対象で、お酒とかカメラとかオーディオに関係あるような無いような記事もある。

高級オーディオとは無縁だけど、こういうのを見ながらチープ・オーディオで音楽を聴くのもまた一興。

「オーディオ・ベーシック」はバジェット・オーディオにも裾野を広げた作りで高級感は後退?しているけど、クラフト記事もありこれはこれで面白い。

スピーカー・クラフトといえば故長岡鉄男氏が有名で、昔は「ステレオ」の夏の特集号を良く買ってました。氏が亡くなってからは「ステレオ」を買うこともなく、最近本屋で久しぶりにご対面して懐かしい気分になりました。でも薄くなったなあ・・・レコ芸もここ数年買ってないなあ・・・

長岡鉄男(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B2%A1%E9%89%84%E7%94%B7

ステレオ(音楽之友社)
http://www.ongakunotomo.co.jp/magazine/stereo/

レコード芸術(音楽之友社)
http://www.ongakunotomo.co.jp/magazine/recordgeijutsu/

話を戻しますが、「オーディオ・ベーシック」で目をひいたのが、炭山アキラ氏のスピーカー・クラフトの記事です。フォステクスの新しいフルレンジユニットを使ったスピーカーシステムの制作記事。

目玉は、フォステクスの新しいフルレンジユニット。純マグネシウム振動板というのが売りのようで、確かにそんな素材で10cmフルレンジが作れてしまうと言うのは凄いもんだ。

FOSTEX MG100HR
http://store.fostex.jp/goods/1244693020212/
http://www.fostex.jp/user_file/fostex-sh/etc/MG100HR.pdf

FOSTEX MG100HR-S(もう売り切れているようだ)
http://www.fostex.jp/user_file/fostex-sh/etc/MG100HR-S.pdf

MG100HR-S はバックロード向けの設計、MG100HR はバスレフ向けの設計だそうな。作ってみたいが置き場所がないなあ・・・

フォステクスといえば、最近フルレンジ(FF125K 12cm)を使って「カノン」を再生させたなあ・・・

懐かしのスピーカー工作 その5
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2008/11/12/3908996

FOSTEX FF125K 12cmフルレンジユニット
http://store.fostex.jp/goods/1201158155842/

う~ん、またスピーカーを作りたくなってきた・・・

趣味と道楽2009年04月11日 06時49分

ここ数週間、自宅の整理に明け暮れている。仕事のストレス解消も兼ねている・・・というか、整理整頓の過程が好きなのかも知れぬ。

「過程を楽しむことを『趣味』という」

趣味(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%A3%E5%91%B3

長岡鉄男氏(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B2%A1%E9%89%84%E7%94%B7

故長岡鉄男氏がその著述でよく使っていた言葉であるが・・・
整理整頓の目的とは、

「探し物は何ですか?」

状態を回避すること。アクセスタイムを少なくすること・・・であるが、目的そっちのけで「整理整頓」そのものが「目的」となってしまう・・・これも「趣味」である。

オーディオもそうだ。音楽を聴く「道具」という手段が、「道具・オーディオ」を如何に楽しむか・・・オーディオを楽しむために「音楽」を聴く・・・という本末転倒の事態に至っている。「趣味のオーディオ」とはよく言ったものだ。

1970年代にはNHK教育テレビで「オーディオ入門」という趣味講座もあった。番組は観ていないが、講座テキストが実家に転がっていた。もう捨ててしまったかな・・・

NHKテレビ番組の50年
料理番組・趣味実用番組:趣味は世につれ
http://www.nhk.or.jp/archives/nhk50years/categories/p43/index.html

今、CDよりもLPを聴く事が多い。LPで音楽を聴く過程を楽しんでいる・・・まさに「趣味」である。

1.ラックからアルバムを取り出す。
2.アルバムからLPを取り出す。
3.クリーニングする。
4.ターンテーブルに乗せる
5.トーンアームを操作して針を落として再生
6.片面終了したらひっくり返してクリーニング
7.レコード針もクリーニングする
8.裏面を再生
9.再生が終わったらクリーニングしてLPをアルバムにしまう
10.レコード針もクリーニングする
11.アルバムをラックに戻す

LPアルバムは、アルバムのコンセプトというか、ひとつのパッケージ商品としてよく考えられているものが多い。

A面・B面(SideA・SideB,1面・2面とか呼び方も色々)で演奏が中断するから、それを考慮して収録曲や順番を決めていく。A面とB面とで雰囲気を変えているアルバムも多い。

昔からLPを聴いていたせいか、音楽を連続して聴く時間は20分~30分程度が心地良い。片面が終わったら一息入れて、ターンテーブルのLPをひっくり返してクリーニング、レコード針もクリーニングして、ちょっと気分を変えてまた音楽に浸る・・・ちょうどこの合間にコーヒーを淹れるとか・・・

CDの場合は意図的に止めない限り1時間連続再生してしまう。ま、ストップボタン一発で止められるからどうということも無いのだが、ものぐさなので、物理的な制約で演奏が30分で途切れるLPの方が好きなのである。

マニュアル・プレーヤーだといつまでもエンドレス溝を再生するので片手間で聴くわけには行かないが、セミ・オートかフルオート・プレーヤーならそれも可能だ。

あと、LPを聴く理由としては・・・今のCDとは比較にならないくらい、アルバム製作に手間がかかっていることかな。意気込みが違うのだ。見ていて楽しい。ジャケットデザイン、解説、レコードラベルデザイン・・・

今のCDはCG処理でそれなりに整ったものが簡単に出来るので、copy & paste ばっかりでアルバムデザインに手間をかけていないパッケージが多い。まああのサイズでは手間をかけようが無いということもあるだろうが・・・

・・・ということで、当分LP三昧が続くであろう・・・

趣味も行き過ぎると「道楽」になってしまうので、ご用心、ご用心・・・

THE TOMITA PLANETS2009年02月07日 10時17分

THE TOMITA PLANETS,RCA VICTOR 60518-2-RG(CD) Inner Booklet
久しぶりに THE TOMITA PLANETS を聴きました。RCA VICTOR DOLBY SURROUND CD版(RCA VICTOR 60518-2-RG (C)1991,1976, (P)1976)で、長岡鉄男氏設計のF-104カノンを鳴らす・・・カノンのダクトから放射されるディレイのかかった音がなんともいえない臨場感を醸し出す・・・これはなかなかのものだ・・・。

さてこのCD、封入されているブックレットが凝っている。写真では分かりにくいが、"TOMITA"の文字で各アルバムのオリジナルデザインを「変形」している(Modurateしている)・・・と言うべきか?・・・な。

このアルバムについてはホームページで取り上げているので、興味のある方は下記をご覧くださいませ。

お気に入り その1
http://www.ne.jp/asahi/tron/music/MyFavorites1.htm

さて、TOMITA の最初のアルバムは "Snowflakes are Dancing"だと思っていたのですが、実はそれ以前に CBS/SONY から出ていたアルバムがあるということを今日知りました・・・

スイッチト・オン・ヒット&ロック
~驚異のモーグIII シンセサイザー~
SOLL-4 (SQ-4) 1972年

TOMITA Fantasy
http://www.geocities.jp/nasu_fantasia/tomita.html
→SOLL-4 SQ-4 LP
http://www.geocities.jp/nasu_fantasia/t_disco/SOLL-4.html

aruga Museum
http://homepage3.nifty.com/aruga/index.html
→TOMITA レコード室
http://homepage3.nifty.com/aruga/bunka/record/record.html

データ色々・・・
http://www.ne.jp/asahi/shi/home/shifile/shi.htm
→レコード色々
http://www.ne.jp/asahi/shi/home/shifile/audio/record.htm

どうやらこのLPはなかなか面白い内容らしい・・・そういえば、4年前オークションで見かけたけど、中身が良く分からなかったから入札しなかったんだなあ・・・逃がした魚は大きかった?まあ、探していれば出会うこともあるだろう。気長に探そう。

それにしても、ようやく DVD Audio で本格的なマルチチャンネルを・・・と過去の作品をリメークしていた TOMITA氏、DVD Audio が事実上消滅してしまったのはなんという皮肉か・・・昔の4ch の二の舞になってしまったか・・・しかし、SACDもマルチチャンネルできるのだ。今度はSACDでマルチチャンネルのリバイバルをして欲しいものだ。それに相応しい作品もある・・・FireBird!

冨田勲
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%A8%E7%94%B0%E5%8B%B2

冨田勲 公式サイト
http://www.isaotomita.com/

4chステレオ
http://ja.wikipedia.org/wiki/4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%AA

DVD Audio
http://ja.wikipedia.org/wiki/DVD#DVD-Audio

んでは。

レガシーOS&アプリを無料の仮想マシンで動かす その14(VMWare Player編その13)2009年01月02日 18時45分

必要なものを組み込んだMS-DOS起動終了画面
上画面:必要なものを組み込んだMS-DOS起動終了画面

(その13からの続き)

ゴルゴ13は依頼人の前には二度と現れない(ハズ)ですが、今回も(VMWare Player編として)13回目を迎えました。まあ、007は二度死んでるし・・・・(関係ないなあ・・・)

007シリーズ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/007#007.E3.82.B7.E3.83.AA.E3.83.BC.E3.82.BA.E5.B0.8F.E8.AA.AC.E4.B8.80.E8.A6.A7


(7)ゲストOSインストール MS-DOS6.2/V その4

ち)CD-ROMドライバは何処?

とりあえず(というかようやく・・・)MS-DOS6.2/V をインストールすることは出来ました。でも、このままではCD-ROMは使えません。CD-ROMが使えないと、win3.1 や win95 のインストールも出来ませんし、DOSのソフトも使えません・・・

困ったことに、MS-DOS6.2/V には CD-ROM ドライバ は付属しておりません。まあ、これは基本的にCD-ROMドライブに付属するものなので仕方ないのですが・・・

VMWare Player が提供する(仮想)CD-ROMは一般的なモノのはずなので、ATAPI規格の汎用CD-ROMドライバが使えるハズ・・・ただ、MS-DOS用のCD-ROMドライバ・・・というのは今となってはどこから入手できるやら・・・以下参考情報。

ATAPI(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/Advanced_Technology_Attachment#ATAPI

DOSでCD-ROMを使う方法
http://euc.jp/periphs/doscdrom.ja.html

FrontPage - VMWare
http://aki.issp.u-tokyo.ac.jp/itoh/PukiWiki/pukiwiki.php?VMWare

起動ディスクでCD-ROMを認識する
http://nobumasa-web.hp.infoseek.co.jp/faq/windows/startdisk/startdisk.html

DOS用のCDROMドライバ
http://j7p.net/backup/howto_doscdrom.html

あれこれ考えてもしょうがないので、手持ちのwin98ノートから oakcdrom.sys を引っぱり出して、MS-DOS6.2/V に無理やり?組み込んだらあっさり使えるようになりました。まあ、win98も基本はDOSですから上手くいったんでしょうねえ。ラッキー!

具体的な方法ですが、持ってきた oakcdrom.sys を適当なところに置いて、config.sys と autoexec.bat に下記を追加すればいいです。pathは状況に応じて適当に追加して下さい。

device=c:\oakcdrom.sys /D:cd001 (config.sysに追加)
c:\dos\mscdex.exe /D:cd001 /L:d (autoexec.bat)

この例では、CD-ROMのドライブレターはD:(mscdex.exe の /L スイッチで指定)となります。 このあたりは久しぶりにいじったので思い出すのに苦労しました。もうすっかり忘れてるなあ・・・

<追記>
これを書いている最中に気が付いたんですが、15年前に購入した、富士通 Deskpower Windows3.1モデル(Windows95無料アップグレード権付)のシステムCD-ROMのSound Blaster 関係のフォルダに CR_ATAPI.SYS が入ってました。これも使えますな。まあ、使えりゃどちらでもいいんですが・・・


り)DOSIDLE は何処?

VMWare Player で MS-DOS6.2/V を起動すると、アイドル状態(コマンドプロンプトによる入力待ち等)であっても実マシンのCPUを高負荷で占有してしまい、稼働率100%を常にキープしてしまうという面白くない状況に陥ってしまいます。

キーボード入力等の割り込み要求(IRQ:Interruput ReQuest、DOS時代はお世話になりましたなあ)が無い限り、ひたすら(たぶん)無限ループをぐるぐる回してお待ち頂いているからそうなるんでしょうな。でも、何にもしない無限ループでCPUを独り占めされても困りますがな・・・

で、例によってネットで調べてみると・・・・

Amaranth-Yet Another Links / もう一つのリンク集→Programs to keep CPU cool / CPUの加熱を抑えるプログラム (English text / 英語)
http://www.alles.or.jp/~sfujita/jpn/link5.htm

CpuIdle, DOSidle, Rain, Waterfall, and KCPUCooler 等、OSアイドル時のCPU発熱を抑える・・・というのがプログラム本来の目的のようです。OSアイドル時に、CPUにHLT命令を出して、割り込み要求があるまでCPUを止めておいて発熱を抑えるというやり方です。

あと、VMWare本家にまさにそのものズバリの回答がありました。

VMware Workstation 3.2 - DOS and Windows 3.x Installation Notes
http://www.vmware.com/support/ws3/doc/ws32_guestos11.html

DOS Installation Notes から・・・

・・・After you install DOS, VMware recommends that you install a CPU idle program within the virtual machine. Most versions of DOS do not idle the CPU when they are idle. Therefore, when you are running DOS in a virtual machine, the virtual machine takes up CPU time on the host even when DOS is idle. VMware Workstation relies on the guest operating system to use the Halt instruction or advanced power management to deschedule the virtual machine when it is idle.

We have tested a program called DOSIDLE.EXE and have found it works successfully with VMware Workstation. It can be downloaded from

http://www.vmware.com/software/dosidle210.zip

Follow the instructions provided with the DOSIDLE.EXE program. But be aware of the -cpu option, which causes the idle program to access the CPU at a low level in order to optimize performance. There is a good chance that this will not work with some CPUs under VMware Workstation. VMware suggests that you not use it. ・・・

仮想マシン上のDOSで、 DOSIDLE.EXE というプログラムを実行しなさい・・・と、プログラムまで提供してくれていた・・・のですが、2009年1月2日現在、上記のリンクは切れておりダウンロードできません。トホホ。

他に探してみると、下記サイトがありました。

DOSidle (v2.10) Free Download
http://www.softlookup.com/display.asp?id=9198

少々怪しげな雰囲気なんですが・・・ココも結局ダウンロード出来ませんでした。オヨヨ。

DOS用ではありませんが、前述のCpuIdle(win95-Me,NT-XP用)

The Swiss Army Knife Of Overclocking
http://www.cpuidle.de/

や、KCPUCooler

kirys.it
http://kirys.it/

等、色々需要と供給?があるようです。

また、直接は関係ありませんが、

Windows 98 セットアップのスキャンディスク部分で時間がかかる
http://support.microsoft.com/kb/185659/ja

という、DOSIDLEの悪戯?によるトラブル?という事例も過去あったようですが・・・

ま、それはさておき、肝心のDOSIDLEは何処へ・・・ ハートのAを探すキャンディーズの心境・・・といえば察していただけるだろうか?

キャンディーズ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%BA

「微笑がえし」は古今東西の名曲であろう・・・

微笑がえし(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%AE%E7%AC%91%E3%81%8C%E3%81%88%E3%81%97

それにしても、ゴルゴ13の力量をもってしてもこれは簡単には見つからぬ・・・

ゴルゴサーチ
http://golgo.jword.jp/

世界中を探しまくった(といっても単にググッただけなんですけど・・・)挙句、何とか入手しました。ホント、以外な所に置いてありました・・・ちょとここで具体的なサイト名を書くのもどうかな~という所です。怪しい場所ではないのですが、実態を知って仰け反ってしまいました。ウワオ!

・・・某B国某B大学FTPサーバーにあった・・・とだけ言っておきましょう。研究用の道具としておいてあるのか知らん・・・いつ無くなるか分かりませんが。興味のある方はゴルゴサーチで調べてください。でも気をつけてくださいね。依頼人の裏切りは許さない御方ですので・・・

しかし、たかが一昔前のMS-DOSとDOSアプリを動かすだけなのに、ここまで大江戸捜査網のような苦闘を強いられるとは・・・「過程を楽しむことを趣味という」と、故長岡鉄男氏は仰ったが、まさにそうだよなあ・・・という気がする。

大江戸捜査網(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%8D%9C%E6%9F%BB%E7%B6%B2

ちなみに、あのタイトルミュージックはカッコいい。

大江戸捜査網 サウンドトラック(amazon.co.jp)
http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%8D%9C%E6%9F%BB%E7%B6%B2-TV%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9/dp/B00005V2CB/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1230934451&sr=8-1

でも、実はあのテレビで聴いたホルンのかっこいいグリッサンドはこっちで聴けるのだ。

ちょんまげ天国~TV時代劇音楽集~(amazon.co.jp)
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%A1%E3%82%87%E3%82%93%E3%81%BE%E3%81%92%E5%A4%A9%E5%9B%BD~TV%E6%99%82%E4%BB%A3%E5%8A%87%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E9%9B%86~-%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E4%B8%BB%E9%A1%8C%E6%AD%8C/dp/B00006IIE8/ref=sr_1_12?ie=UTF8&s=music&qid=1230934451&sr=8-12

嗚呼、死して屍拾う者なし・・・

閑話休題

ちなみに、DOSIDLE は Autoexec.bat に書いておくか、コマンドプロンプトから実行してもいい。運良く入手できたらドキュメントを読んでください。(たぶん)いまどきの小学生より英語力の無い私でも読めるので心配ご無用。


ぬ)US用環境と日本用環境を用意しましょ

ようやくココまで来ました。ただ、このままではコンベショナルメモリ(これも懐かしいなあ・・・)が少ないので、ちょっと小細工を・・・。

コンベンショナル メモリ(wikipedia - MS-DOS - メモリ管理)
http://ja.wikipedia.org/wiki/MS-DOS#.E3.83.A1.E3.83.A2.E3.83.AA.E7.AE.A1.E7.90.86

また、海外のDOS用ソフトには日本語部分(DOS/V の "/V")はいらないので、それを一切省いた環境も作りましょ・・・なんかクッキングみたいだな・・・そういえば、「クッキングパパ」は単行本100巻までいってしまった。連載開始より愛読(中断もありましたが)していた一読者としても感慨深いものがありますワ。

クッキングパパ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%91%E3%83%91

先に日本語環境を作って、それをごっそりコピーしたものに手を加えて海外DOSソフト用の動作環境をつくってみます。こういうことが手軽に出来るのが仮想マシンのいいところですかね。

CD-ROM設定とDOSIDLEも含めて設定した Config.sys と Autoexec.bat を参考に示します。

MS-DOS 6.2 がUS環境用、MS-DOS 6.2/V が日本環境用です。さらにこの仮想DOSマシンのコピーから、win3.1,wfw3.11,windows95を作成していくことになります。

rem は Remark(コメント行) でこの行は無視されます。後で簡単に復活できるように残してあります。(蛇足ですが念のため)

config.sys の devicehigh は デバイスドライバをハイメモリエリアに読み込みます。autoexec.bat の LH(LoadHigh)も同様です。ハイメモリエリアがいっぱいの場合はコンベンショナルエリアにロードする(はず)。このあたりはDOSの参考書を読んで思い出して下さい。

------------MS-DOS 6.2/V Config.sys------------
DEVICE=C:\DOS\HIMEM.SYS
DEVICE=C:\DOS\EMM386.EXE noems
DOS=HIGH,umb

rem DEVICE=C:\DOS\SETVER.EXE
DEVICEhigh=C:\DOS\BILING.SYS

DEVICEhigh=C:\DOS\JFONT.SYS /P=C:\DOS\
DEVICEhigh=C:\DOS\JDISP.SYS /HS=LC
DEVICEhigh=C:\DOS\JKEYB.SYS /106 C:\DOS\JKEYBRD.SYS
rem DEVICE=C:\DOS\KKCFUNC.SYS

FILES=30

rem DEVICE=C:\DOS\ANSI.SYS
rem DEVICE=C:\DOS\MSIMEK.SYS /A1
rem DEVICE=C:\DOS\MSIME.SYS /D*C:\DOS\MSIMER.DIC /DC:\DOS\MSIME.DIC /C1 /N /A1

device=c:\oakcdrom.sys /d:cd001
---------------------------------------------

----------MS-DOS 6.2/V Autoexec.bat----------
@echo off

rem C:\DOS\SMARTDRV.EXE /X

PROMPT $p$g
PATH C:\DOS;
SET TEMP=C:\DOS; c:\tools

lh C:\DOS\NLSFUNC.EXE C:\DOS\COUNTRY.SYS
lh C:\DOS\CHEV.COM JP

lh c:\dos\mscdex.exe /d:cd001 /l:d
c:\dosidle\dosidle.exe
---------------------------------------------


----------MS-DOS 6.2 Config.sys----------
DEVICE=C:\DOS\HIMEM.SYS
DEVICE=C:\DOS\EMM386.EXE noems
DOS=HIGH,umb

rem DEVICE=C:\DOS\SETVER.EXE
rem DEVICE=C:\DOS\BILING.SYS

rem DEVICEhigh=C:\DOS\JFONT.SYS /P=C:\DOS\
rem DEVICEhigh=C:\DOS\JDISP.SYS /HS=LC
DEVICEhigh=C:\DOS\JKEYB.SYS /106 C:\DOS\JKEYBRD.SYS
rem DEVICE=C:\DOS\KKCFUNC.SYS

FILES=30

rem DEVICE=C:\DOS\ANSI.SYS
rem DEVICE=C:\DOS\MSIMEK.SYS /A1
rem DEVICE=C:\DOS\MSIME.SYS /D*C:\DOS\MSIMER.DIC /DC:\DOS\MSIME.DIC /C1 /N /A1

device=c:\oakcdrom.sys /d:cd001
---------------------------------------------

----------MS-DOS 6.2 Autoexec.bat----------
@echo off

rem C:\DOS\SMARTDRV.EXE /X

PROMPT $p$g
PATH C:\DOS; c:\tools
SET TEMP=C:\DOS

rem C:\DOS\NLSFUNC.EXE C:\DOS\COUNTRY.SYS
rem C:\DOS\CHEV.COM JP

lh c:\dos\mscdex.exe /d:cd001 /l:d
c:\dosidle\dosidle.exe
---------------------------------------------

これでMS-DOS編は終わりです。あ~疲れた。気分転換に犬を散歩に連れて行きますか・・・・

今日のNMLは・・・2008年11月12日 06時41分

NML - DELOS DE3006
Carol Rosenberger の弾くピアノアルバムより・・・

Singing on the Water
http://ml.naxos.jp/album/DE3172

Water Music of the Impressionists
http://ml.naxos.jp/album/DE3006

Carol Rosenberger(DELOS RECORDS)
http://www.delosmus.com/artist/carol_rosenberger.html

Carol Rosenberger(Answer.com)
http://www.answers.com/topic/carol-rosenberger-classical-musician

"Water Music of the Impressionists"は昔、長岡鉄男氏著「外盤A級セレクション(1)」で取り上げられていたので購入したのかな。六本木WAVEの通販で入手したような記憶がある。

実家の拙いステレオ・システムでも、彼女の見事な演奏が、これまた見事なホール(木材をたっぷり使ったホール)とベーゼンドルファー・インペリアル・ピアノが作り出す響きを、当時最新の サウンドストリーム社のディジタル録音 が見事に再現していた。

ベーゼンドルファー(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC

サウンドストリーム社について(Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Soundstream

CDでも再販売されているし、こうしてNMLでも手軽に聴くことはできるのは喜ばしい限りだ。しかし、LPアルバムにあったあの詳細な解説は残念ながら失われてしまっている。大量生産工業製品の宿命として止むを得ないこととはいえ、やはり趣味の品としてはそういう"something extra"があると嬉しいのだが・・・だからLPアルバムは手放せないのだ・・・

ま、それはさておき、彼女が弾くドビュッシーの「水の反映」やグリフィスの「アクア・パオラの泉」など、これほど豊かな音の響きのピアノはそうそう聴けませんぞ。

では。

懐かしのスピーカー工作 その52008年11月12日 05時57分

F-104 共鳴管式スピーカーシステム「カノン」
20年以上前に製作した、長岡鉄男氏設計 共鳴管式スピーカーシステム「F-104 カノン」。当時使用した テクニクス EAS-10F20 はすでに製造終了して久しく、フォステクス FF125K を代替ユニット(というより他に選択肢が無い?)として復活させた。

Technics EAS-10F20(オーディオの足跡)
http://audio-heritage.jp/TECHNICS/unit/eas-10f20.html
※昔持っていたテクニクスのスピーカーユニットカタログを探しているけど見つからないな~。どこへやったのやら・・・

FOSTEX FE125K(コイズミ無線)
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=6410

実家にある10F20の箱の中を久しぶりに開けると、コイズミ無線のレシートが・・・そういえば、このユニットは秋葉原のコイズミ無線で購入したのだなあ・・・とおぼろげながら記憶が蘇った。

今のようにネットも普及してなかったし、実家の方ではスピーカーユニットを扱うお店など(今でも)ありはしないから、秋葉原まで出向いて買ったのだなあ・・・。秋葉原も20年前とえらい変わってしまった・・・

おっと、脱線脱線。

代替ユニットは フォステクス FF125K しかないかと思っていたが、同じフォステクスで使えそうなユニットが他にあった。 FE126E だ。

FOSTEX FE126E(コイズミ無線)
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=6059

20年前はこんなに強力なマグネットはつけていなかったと思うが、現行機種は 10F20 や FF125K と同じφ100 のマグネットで、m0 は 2.9g と3機種の中では一番小さい。(10F20 は 3.8g、FF125K は 4.0g) 単純にマグネットとm0だけで見れば、3機種の中で一番駆動力が大きいのかもしれない。

たぶん、カノンに使えるだろう。あとは音の好み次第・・・かな。華やかなサウンド向けの FF125K 、落ち着いたサウンドなら FE126E ・・・かな。

共鳴管システムは共鳴で低音を稼ぐかわりに、オーバーダンプのユニットで音の立下りを押さえ込む・・・というのが基本的な考え方なので、そうなるとマグネットが強力で軽いコーン紙・・・ということになるが、あえて弱いマグネットでf0を持ち上げているようなユニットを使っても面白いかもしれない。

う~ん、久しぶりにオーディオ熱が再燃しそうな気配が・・・んでは。

懐かしのスピーカー工作 その12008年11月05日 06時07分

スピーカーユニット表、経年劣化でウレタンエッジボロボロ(涙・・・)
上の写真はスピーカユニット表面
左:FOSTEX FE125K(新品),右:Technics EAS-10F20

今、「趣味はオーディオです」と言っても多くの人には?であろう。

「趣味のステレオ」なんて言葉はさらにそうだろう・・・なあ。ステレオがステータス・シンボルであったのはもう30~40年前の話だ。

僕あたりの世代が、趣味としてのオーディオをリアルタイムで経験した最後・・・ではなかろうか・・・(なんかヤダなあ・・・)

ま、そんな与太話(これからの話も与太話なんだけど)はさておいて、久しぶりに、実家に眠っていた、昔作ったスピーカーを蘇らせたので、まあお付き合いを。

昔、とにかくでっかい音で低音を出したかった。パイプオルガンのファンダメンタルC2(16Hz)とか、グランカッサのドスンという音、1812年のキャノン砲・・・でも、そういう音を出せるスピーカーシステムは親のスネかじりの身ではとてもとても(・・・というか、そんな音が出るスピーカーシステムは市販品にすら無い)

となると、お小遣いで何とかしようとすれば、スピーカーの自作しかない・・・ということで、長岡鉄男氏設計のハイカノン(F-102)を作ることにした。

長岡鉄男氏
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B2%A1%E9%89%84%E7%94%B7

長岡鉄男氏のスピーカー工作記事を読むのは楽しかった。既成概念を疑ってタブーに挑戦するのが面白かった。1980年代後半頃だったなあ。

当時共同通信社から出ていた別冊FMfan(1987年54号)に掲載された氏のスピーカー工作記事で、10cmフルレンジユニット4本(片ch)を使った共鳴管システムのカテドラル(F-104)を知り、共鳴管システムなら安くてデカイ音がするスピーカーが作れそうだと思った。ネーミングからして、当時オルガン音楽に没頭していた僕にピッタリであった。

共鳴管方式
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E9%B3%B4%E7%AE%A1%E6%96%B9%E5%BC%8F

そうこうして、音楽之友社から「長岡鉄男 最新スピーカークラフト2 フロア型と音場型」(1989年)を読んで、10cmフルレンジユニット2本(片ch)による共鳴管システム「カノン」を作ることに決めた。カテドラル(F-104)よりもスペースファクターが良いし、安く作れるのがその選定?理由だった。

ちょうどその頃、花の御江戸で学生モドキだった僕は、夏休みを利用してスピーカークラフトすることにした。

渋谷の東急ハンズでサブロク板をカットしてもらい、実家に宅急便で送った。結構フンパツしていい合板を使ったような記憶があるなあ・・・

手の込んだ構造ではないのでそれほどの苦労は無かったが、とにかく背が高い。六尺(180cm)あるからねえ。木工用ボンドと釘で板を固定し、サンドペーパーをかけ、ウレタン塗料を数回重ね塗りして仕上げたが、シンナーのにおいには閉口してしまった。

まあ、そんな楽しい苦労を重ねて作ったシステム、さすがに、当時としては最強の10cmフルレンジユニット(Technics EAS-10F20)と共鳴管によるサウンドは独特で、鳴りっぷりの良さとスケールの大さは格別であった。

Technics
http://ja.wikipedia.org/wiki/Technics

EAS-10F20(オーディオの足跡)
http://audio-heritage.jp/TECHNICS/unit/eas-10f20.html

コイズミ無線<第1回>~スピーカーユニット聞き比べの巻・後編~
http://www.koizumi-musen.com/yuusupi-2.htm

そういえば、このユニットはユニット取り付け穴φ104に対してマグネット外形がφ100なので入れるのに苦労した記憶がある。ユニット端子への配線はんだ付けをちゃんと考えないと、あとで「ユニットが入らん!」と泣きを見ることになる。

当然、クセも大きく、ピアノは「コーン、コーン」と尾を引くような音で頂けなかったが、それでもパイプオルガンの低音がパワフルに響き渡るのを聴いて、家族が大騒音で迷惑するのを横目に音楽を楽しんだのも、今となっては楽しい思い出である。(続く)

懐かしのスピーカー工作 その22008年11月05日 06時05分

スピーカユニット裏・・・マグネットがデカイ!
上の写真はスピーカユニット裏面
左:FOSTEX FE125K(新品),右:Technics EAS-10F20

共鳴管スピーカーシステム「カノンF-102」を作ってから20年経過した。今年7月に母が亡くなり、葬儀や何やらかんやらのドタバタもひと段落して、ふとこのスピーカーシステムのことを思い出した。

当時、雨降りの日も一部屋占有して、しかもその部屋の中で塗装して母に怒られた記憶も今となっては懐かしい。雨降りの塗装は良くないが、とにかく早く鳴らしたい一身でやっていたのだねえ・・・。

20年経過して、スピーカーユニットはウレタンエッジが湿気でボロボロ。甥っ子達にアルミのセンターキャップも潰されて再起不能状態となっていた。

それにしても、スピーカーのセンターキャップは、子供の為に、格好の攻撃目標として作られたとしか思えないほど、防御が困難で、恐らく子持ちのパパ(オーディオファン・・・もとい、今はホームシアターかな?)にとっては頭痛のタネであろう・・・今も昔も。

Technics EAS-10F20 は、松下電器が出した、当時としては特異なスピーカーユニットで、超オーバーダンピングの強烈無比なユニットであった。なんと、コイルボビン直結のアルミセンターキャップのお陰で、20kHzまでフラットに再生できてしまうのだ。

普通に密閉箱やバスレフに入れても、とんでもなくハイ上がりの音で使い物にならないだろう。低音が出ないのではなく、高音が出すぎるユニットなのだ。超オーバーダンピングなので、f0で低音を稼ぐ・・・ということも出来ない。低音は出るのだけど、中音域以上のレベルが高すぎるから、相対的に低音不足となってしまうのだ。

となると、バックロードか共鳴管という使い方が妥当ということになる。(別に、密閉箱やバスレフで使えないと言うことではない)

このF20シリーズは16cm、20cmのラインナップがあったが、これらも強烈無比であり、当時は最強マグネットユニットであった。これに負けじと、FOSTEXもこれらと同等以上のマグネットを装備したユニットを出して来たのだ。

既に、Technics はスピーカーユニットの製造販売を終了しているが、お陰さまで、FOSTEX のユニットを代替に使うことが出来る。世の中、何がどうなるか分からないものである。

FOSTEX
http://www.fostex.jp/

Speaker Component
http://www.fostex.jp/user_file/fostex-sh/etc/SpeakerComponent.pdf

Technics EAS-10F20と同サイズで、カノンに使えるユニットとなると、FOSTEX の FE125K しかない。取り付け穴、マグネットとも同サイズで、これも超オーバーダンピングユニットだけど、センターキャップはコイルボビン直結では無いようだし、コーン紙もケナフとバイオセルロースということで、10F20 とはちとサンドキャラクターが違う。

コイズミ無線 FOSTEX FE125K 商品紹介
http://dp00000116.shop-pro.jp/?pid=6410

コイズミ無線 <第1回> ~スピーカーユニット聞き比べの巻~
http://www.koizumi-musen.com/yuusupi-1.htm

10F20 の高音は突き刺さる感じがあったが、FE125Kは幾分マイルドな感じだ。高音の伸びは10F20 には及ばないが、バランスはいい方向になるだろう。(続く)

懐かしのスピーカー工作 その32008年11月05日 06時03分

F-102カノンのスピーカーユニットを外したところ
上の写真はスピーカユニット取り付け面

さて、倉庫?に眠っていたカノンを引っ張りだして、ユニット交換にかかる。ウレタンエッジはボロボロ、コーン紙もカビだらけ、ねじも錆びている。湿気が経年劣化を加速させたか・・・

でも、キャビネット?バッフル?いや、共鳴管はしっかり塗装したお陰でまだまだ大丈夫だ。

ユニットを外す。マグネット径が大きくて外しにくいが手こずる程ではない。ニッパーで内部配線を切り、Technics EAS-10F20を外す。20年お疲れ様。

取り外した10F20 に替わり、FOSTEX FE125K を取り付ける。定格インピーダンス8オームをパラ接続するからアンプから見たインピーダンスは4オームとなるが、最近のアンプならミニコンポでも問題なくドライブするだろう。

ワイヤストリッパーで内部配線を20~30mm程ひん剥いて、新しいユニットに配線を半田付けする。最近仕事でも半田付けすることがあるからこれくらいは簡単なものだ。

それよりも、転倒防止用の土台に作った木キャビと共鳴管を繋いでいたアルミの木ねじを外すのに苦労した。ねじの頭が潰れたり、回している途中でねじが切れたり・・・金ノコでアルミねじ切断という荒業まで使う羽目になったが、四苦八苦してなんとかクリア。

それから、実家の昔の自分の部屋のお大掃除&配置換えを強行?した。葬儀やらなんやかんやで片付けなら任せとけ・・・という心境に到達した?我が身には難行ではないのだ・・・といってもまだまだ仕上げには程遠いが・・・(続く)

懐かしのスピーカー工作 その42008年11月05日 06時01分

セットアップ完了、部屋の掃除は未完了・・・
さて、スピーカーユニットも換装し、部屋のセットアップも終わった。後は音出しだ。

音源はNaxos Music Library 、カノンをドライブするのは、ONKYO レシーバーシステム。型番は忘れたが、CD,MD,ラジオ、そして Naxos Music Library を聴くための光ディジタル入力が欲しかったので、小型で場所をとらないゼネラルオーディオ・・・を探していたら、近所の電気屋で、展示処分品のこれがあったので入手。うるさいことを言わなければこれで十分楽しめる。似たようなモデルと言えばこれかな?

ONKYO CD/MDチューナーアンプシステム X-N7FX(D)
http://www.jp.onkyo.com/product/xn7fx/index.htm

最初は音が硬い。新品のユニットに20年眠っていた共鳴管だから当たり前。大音量で鳴らして1時間、音の激変を久しぶりに体験した。

オーケストラのスケールの大きさ、雄大なパイプオルガン、ハンガリーの民俗音楽が生き生きと鳴り出した。Naxos Music Library は色々な音楽を素早く検索して鳴らせるので便利だ。実家にCDを持って来る必要も無いし。

Naxos Music Library
http://ml.naxos.jp/

カノンの能率は驚異的に高い。多分、100dB/W くらいは行くだろう。高能率エコスピーカーシステムと言えないこともない。コーン紙はケナフだし。

カノンは長さ2800の閉管(一回折り返しているけど)として考えると、最低共振周波数(λ/4:閉管だから波長の1/4)は30Hzとなる。その上が、90Hz,150Hz,210Hz・・・と奇数倍となる。(開管なら整数倍)単純な共鳴管ではないので、音響迷路としての動作もはいってくるからそう単純にはいかないが、その共鳴管の機能が効いて、10cm2発とは思えないスケールの大きなサウンドが聴ける。

ただ、振動板面積が小さいせいか、グランカッサの一撃は平面波が襲ってくるような衝撃力に欠ける。しかし、それは無いものねだりであろう。

これから鳴らしこんで、色々な音楽をかけていくのが楽しみである。

あと、既成のスピーカーシステムを改造してダイヤトーンの名機 P-610PB を付けたシステムもあり、これは保存状態が良かったのか、ウレタンエッジもまだまだ大丈夫だった。これも鳴らしこんでみようか・・・。もう、P-610PBも入手不可能だし・・・

実家に帰る楽しみが増えた・・・かな。