春分の日にヴィヴァルディの四季を聴く・・・ ― 2013年03月20日 08時10分
Vivaldi Four Seasons
R. Varshai/Moscow Chamber Orchestra
E.Smirnov(solo violin)
中古レコード屋さんのエサ箱から拾ったLp。ビニルのインナースリーヴから引っ張り出したLpはカビだらけ・・・
まず、ラベル面のカビをウェット・ティッシューで拭く・・・水性塗料みたいで、ティッシューが少々青くなる・・・その後、レイカのバランス・ウォッシャーでクリーニングしたらピカピカになった。殆どプレイされていない盤のようだ。
ステレオ・レコードだから1960年代後半か~80年代の録音・プレスと思うけど、収録場所・日時の記載が無いので不明。
音は金属的で低音不足。プレスの質もあまり良いとは言えない。常時ハム音が聴こえる。テープに元々入っているのか、カッティング時に混入したのか・・・
演奏そのものはゆったりしていてなかなかいい。
春分の日にヴィヴァルディの四季を聴く・・・その2 ― 2013年03月20日 09時00分
Vivaldi Four Seasons
Renato Fasano/Virtuosi de ROMA
これも中古レコード屋さんのエサ箱から拾ったLp・・・ジャケットもLpも割と綺麗。
解説によると・・・
「君たちは偉大なアンサンブルだ。君たちの演奏は私にこの上ない喜びを与えてくれた」-A.トスカニーニ
第4回大阪国際フェスティヴァルに参加したそうだが・・・現在も活動しているかどうかは知らない・・・
この盤もハム音が聴こえるなあ・・・
久々に春の祭典を聴く・・・ ― 2013年03月20日 12時10分
OC-7260-PK (P)1980・2
I. Stravinsky
Le Sacre du Printenps et Quatre études
Pierre Boulez/Orchestre National de L'O.R.T.F.
1963年6月20日と22日 パリにて収録
1963年度ADFディスク大賞・受賞の録音。
当時、Robespierre Boulez などと揶揄された御仁もすっかり丸くなってしまったなあ・・・なんて。
このLp、なんといっても、自分のなけなしのお小遣いをはたいて買った初めてLpだから今でも手元にある。これは 日本コロムビア 新選・名曲ギャラリー という1300円の廉価盤。日本に悪税が導入される前である。帯には、
①世界の名曲の数々を、世界一流の演奏家の名演で・・・
②完全なステレオ録音
③お買い求めやすい価格・・・\1,300
という売り文句が書かれてる。全30枚のシリーズ。恐らく日本コロムビア のLp最後の廉価盤・名曲シリーズであろう。
ジャケット写真はどっかの草原(草むら、雑草?)の写真をテキトーに彩色したクラシック廉価盤特有のもの。これでも昔は感動したんだよなあ・・・
久々に引っ張り出したらカビていたので、またまたレイカのバランスウォッシャーでクリーニングしてターンテーブルへ・・・
この演奏を初めて聴いた時の強烈な印象は忘れられない。今聴いても衝撃的だ。ハイファイ録音とは言えないが、管楽器(木管・金管)の妖しいまでの音色と今ひとつ?の録音が特異な雰囲気を醸し出している。ピッチもかなり高めだ・・・トランペットのヒステリックな叫び、ホルンのまろやかな響きはこの盤独特のサウンドである。
木管をオン・マイクでピック・アップしている部分では、当時の楽器は現在の楽器とは別物であることがよく解る。
併録されている「管弦楽のための四つの練習曲」は「弦楽四重奏のための三つの小品」(1914年)に「ピアノラの為の練習曲」(1917年)からの1曲を加えて1929年に管弦楽化した曲だそうな。なかなかユカイな曲である。
この録音、日本コロムビア 盤には原盤の記載が無い。米Nonesuch H-71903 には A TONO(Zurich) Production とあるから、ここが原盤供給しているのだろうか・・・
久々に懐かしい盤を引っ張り出してしまった・・・春だから・・・
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