春分の日にヴィヴァルディの四季を聴く・・・2013年03月20日 08時10分

今日は春分の日・・・ということで、ヴィヴァルディ四季を・・・(あんまり関係ない?)

露Melodia 33CM 0293-4(a) jacket
露Melodia 33CM 0293-4(a)
Vivaldi Four Seasons
R. Varshai/Moscow Chamber Orchestra
E.Smirnov(solo violin)

中古レコード屋さんのエサ箱から拾ったLp。ビニルのインナースリーヴから引っ張り出したLpはカビだらけ・・・

まず、ラベル面のカビをウェット・ティッシューで拭く・・・水性塗料みたいで、ティッシューが少々青くなる・・・その後、レイカのバランス・ウォッシャーでクリーニングしたらピカピカになった。殆どプレイされていない盤のようだ。

露Melodia 33CM 0293-4(a) Label
露Melodia 33CM 0293-4(a) Label

ステレオ・レコードだから1960年代後半か~80年代の録音・プレスと思うけど、収録場所・日時の記載が無いので不明。

音は金属的で低音不足。プレスの質もあまり良いとは言えない。常時ハム音が聴こえる。テープに元々入っているのか、カッティング時に混入したのか・・・

演奏そのものはゆったりしていてなかなかいい。

きっと、四季がブームになった頃に録音されたのだろう・・・

春分の日にヴィヴァルディの四季を聴く・・・その22013年03月20日 09時00分

ついでにもう1枚・・・

東芝音楽工業 ANGEL ASC5109 jacket
東芝音楽工業/ANGEL ASC5109
Vivaldi Four Seasons
Renato Fasano/Virtuosi de ROMA

これも中古レコード屋さんのエサ箱から拾ったLp・・・ジャケットもLpも割と綺麗。

東芝音楽工業 Recording Angel
東芝音楽工業Recording Angelが時代を感じさせる・・・

解説によると・・・

「君たちは偉大なアンサンブルだ。君たちの演奏は私にこの上ない喜びを与えてくれた」-A.トスカニーニ
第4回大阪国際フェスティヴァルに参加したそうだが・・・現在も活動しているかどうかは知らない・・・

東芝音楽工業 ANGEL ASC5109 Label
ステレオ時代のラベル。如何にもステレオでカッティングされていますといったラベル・デザイン。ビニルにカーボンを入れずに赤い顔料と耐電防止剤をブレンドした"Ever Clean Records"所謂「赤盤」である。このLpはノイズが多い・・・

この盤もハム音が聴こえるなあ・・・

演奏は、イ・ムジチ(アーヨ盤)に似ているような・・・

久々に春の祭典を聴く・・・2013年03月20日 12時10分

春分の日だから春にちなんだ曲を・・・

日本Columbia 新選・名曲ギャラリー・10 OC-7260-PK jacket
日本コロムビア 新選・名曲ギャラリー・10
OC-7260-PK (P)1980・2
I. Stravinsky
 Le Sacre du Printenps et Quatre études
Pierre Boulez/Orchestre National de L'O.R.T.F.
1963年6月20日と22日 パリにて収録
1963年度ADFディスク大賞・受賞の録音。

当時、Robespierre Boulez などと揶揄された御仁もすっかり丸くなってしまったなあ・・・なんて。

このLp、なんといっても、自分のなけなしのお小遣いをはたいて買った初めてLpだから今でも手元にある。これは 日本コロムビア 新選・名曲ギャラリー という1300円の廉価盤。日本に悪税が導入される前である。帯には、

 ①世界の名曲の数々を、世界一流の演奏家の名演で・・・
 ②完全なステレオ録音
 ③お買い求めやすい価格・・・\1,300


という売り文句が書かれてる。全30枚のシリーズ。恐らく日本コロムビア のLp最後の廉価盤・名曲シリーズであろう。

ジャケット写真はどっかの草原(草むら、雑草?)の写真をテキトーに彩色したクラシック廉価盤特有のもの。これでも昔は感動したんだよなあ・・・

久々に引っ張り出したらカビていたので、またまたレイカのバランスウォッシャーでクリーニングしてターンテーブルへ・・・

日本Columbia 新選・名曲ギャラリー・10 OC-7260-PK 解説
曲目解説は作曲家の辻井英世氏、実に難解で専門的な解説である。廉価盤・名曲シリーズ向きでは無い。

日本Columbia 新選・名曲ギャラリー・10 OC-7260-PK 解説
日本コロムビア 洋楽クラシックのラベル。子ども向けの黄色いラベルとは違い大人デザインである。

この演奏を初めて聴いた時の強烈な印象は忘れられない。今聴いても衝撃的だ。ハイファイ録音とは言えないが、管楽器(木管・金管)の妖しいまでの音色と今ひとつ?の録音が特異な雰囲気を醸し出している。ピッチもかなり高めだ・・・トランペットのヒステリックな叫び、ホルンのまろやかな響きはこの盤独特のサウンドである。

木管をオン・マイクでピック・アップしている部分では、当時の楽器は現在の楽器とは別物であることがよく解る。

併録されている「管弦楽のための四つの練習曲」は「弦楽四重奏のための三つの小品」(1914年)「ピアノラの為の練習曲」(1917年)からの1曲を加えて1929年に管弦楽化した曲だそうな。なかなかユカイな曲である。

この録音、日本コロムビア 盤には原盤の記載が無い。米Nonesuch H-71903 には A TONO(Zurich) Production とあるから、ここが原盤供給しているのだろうか・・・

Nonesuch H-71093 jacket
米Nonesuch H-71903
ノンサッチらしいおどろおどろしいジャケットデザイン。

Nonesuch H-71093 Label
ノンサッチのラベル。ちなみに、この盤はオフ・センターが甚だしく船酔いしそうな程ワウってしまう。日本じゃたぶん通らないようなプレス・ミスでもオーケーな当時の大らかなアメリカ・プレス。

久々に懐かしい盤を引っ張り出してしまった・・・春だから・・・