Genius Within - The Inner Life of Glenn Gould 2011年10月31日(月) 名古屋シネマテークにて ― 2011年11月05日 09時20分
ま、それはさておき、今回はグールドの映画なので・・・1955年録音の衝撃的デビュー盤。これはオリジナルのジャケットデザインではなく、後年の擬似ステレオ盤のデザイン。中古屋さんのエサ箱で300円で買ったのかな・・・
同録音のCD(オリジナル・モノラル)も持っているのだが、未開封のまま・・・それはさておき、今聴くと「バッハのゴルトベルク変奏曲って良い曲じゃん」くらいの感じだが、当時は衝撃的だったのだろう・・・お次は晩年のアルバム。
CBS/SONY 28AC1608 LP
人生にくたびれたオッサンという感じの写真。グールドじゃなければ不採用の写真だろう・・・これも中古屋さんで入手したLP。
グールドと言えば、彼の演奏を数多くプロデュースした米ColumbiaプロデューサーのAndrew Kazdin を思い浮かべるが、彼はこの映画には一切登場しない・・・きっと「大人の事情」があるのだろう。興味のある方は、Glenn Gould at Work - Creative Lying by Andrew Kazdin を読まれるとよろしいかと・・・ちなみに、グールドとフィラデルフィア管首席奏者による Hindemith : The Complete Sonatas for Brass and Piano. もよろしかったらどうぞ。
そういえば、昨年11月にセントラル愛知が第109回定期でバッハ(野平一郎編曲)のゴールドベルグ変奏曲を演奏したっけ・・・
それにしても、作曲&指揮者 Lukas FOSS の名をこの映画で聞くとは意外であった・・・ケージの作品集を振ったLP(米ノンサッチ盤)があったと記憶しているが手元に無い・・・
また、思わぬ女性も・・・
ムーランルージュの青春 2011年11月3日(木) 名古屋シネマテークにて ― 2011年11月05日 16時05分
日本のバラエティとアイドルのルーツはムーランルージュ新宿座にあるそうな・・・本家のムーランルージュは当然ながらおフランスにあるのだが・・・
ムーランルージュ新宿座の映像(フィルムとか)は残念ながら残っていないようで、このドキュメンタリーは当時の写真や関係者の証言を中心に構成されている。NHKや民放製作のドキュメンタリーみたいな雰囲気だ。フィルムではなくディジタル・ビデオによる制作(と思うけど)だからそう見えるのかもしれない。
名フィル 第28回市民会館名曲シリーズ 2011年11月3日(木) ― 2011年11月05日 16時10分
「ポーランド」は緩急自在というか・・・テンポを動かす動かす・・・なかなか良かった。「悲愴」はオーソドックスというか、まるでカラヤンのような解釈だがこれもなかなか良かった。
この日はステージ間近で聴いたが、2階席や3階席とは音の聞こえ方がかなり違う。ステージ上の奏者の音の時間差や、ステージからの音がホールの壁面に反響して拡散する様が聞き取れてしまう・・・。聞き慣れた「悲愴」も席を変えて聴くと新鮮・・・これはこれで面白い。
シルヴィ・ギエムのボレロのことをすっかり忘れて(我ながらアホ)名フィルを聴きに行ったが、これはこれで良かった。全2回のチクルスを聴かなかったのが惜しい・・・次回(最後)は聴きに行こうか・・・
名フィル第384回定期演奏会「狂気の愛」~「愛と死」シリーズ~ 愛知県芸術劇場コンサートホール 2011年10月21日(金) ― 2011年11月05日 16時20分
名フィル第384回定期演奏会「死への抗い」
愛知県芸術文化センター 芸術劇場 コンサートホール
2011年10月21日(金)
指揮:Frédéric Chaslin(フレデリック=シャスラン)
ラヴェル:亡き女王のためのパヴァーヌ
シャスラン:歌劇「嵐が丘」抜粋(日本初演)
ビゼー: 歌劇「カルメン」組曲
セントラル愛知 第116回定期演奏会 2011年11月4日(金) ― 2011年11月05日 16時44分
第111回定期演奏会 ~その上に少女のリボン枯芭蕉~
(俳句:齊藤一郎・俳句監修:片山由美子)
2011年11月4日(金) 18:45開演
三井住友海上しらかわホール
指揮/齊藤一郎、セントラル愛知交響楽団
ピアノ/高橋悠治、朗読/日比野 真子*
武満徹:系図-若い人たちのための音楽詩
グバイドゥーリナ:Introitus
高橋悠治:大阪1964年
ペンデレツキ:シャコンヌ
会場に到着後、喉が渇いていたので、ホールのCAFE&BARしらかわ(社会福祉法人ゆめネットが運営)でビールを一杯飲んで会場へ・・・客席を見ると結構埋まっていて一安心・・・ガラガラのホールで聴くほうもちょっと寂しいからねえ・・・
正直、現代曲のオンパレードなので途中で寝てしまうかな・・・と心配したが、結局最後までしっかり寝ずに聴けた・・・我ながら珍しい・・・
武満の系図は以前名フィルで聴いたけど、その小編成仕様改訂版。朗読の少女の凜とした姿勢に、オジサン(←ワシ)も背筋を伸ばして聴きましたとさ・・・こうして聴くとなかなか良い曲だと感心。
グバイドゥーリナのIntroitus、ピアノはなんとベーゼンドルファーであった。しっかり確認してないが、低音の白鍵は黒く塗られていたようなので、もしかしたらインペリアル・モデルかもしれない。ピアノにそれだけの低音を要求する曲なのだろうか?不思議な静寂が支配する曲であった。ステージで見た高橋悠治、こんなお爺ちゃんだったっけ?う~ん・・・そういや結構なお年だよなあ・・・ちなみにご本人は俺のすぐ前左の席で後半プロを聴いていた。
グリーン・エコー 第54回演奏会 ブリテン「戦争レクイエム」 平成23年10月30日(日) 中京大学文化市民会館 ― 2011年11月05日 17時10分
グリーン・エコー 創立55周年記念 第54回演奏会
武満徹:3つの映画音楽
ブリテン:戦争レクイエム
ソプラノ:並河寿美、テノール:福井 敬、バリトン:三原 剛
合唱:グリーン・エコー
児童合唱:名古屋少年少女合唱団(OB会のサイト)
指揮/広上淳一、名古屋フィルハーモニー交響楽団
こんな重い曲をこんな時期に・・・いや、こんな時期だからこそ・・・か?電子オルガンのスピーカーと少年少女合唱団は4階席に陣取っていたようで、1階で聴いていたこちらにはホントに天からの合唱であった・・・
最後のリベラ・メ、不覚にも涙腺が・・・LPで数回聴いたけど、実演を聴いて初めてこの曲を理解出来たような気がする・・・
Martin Ormandy のLP ― 2011年11月06日 08時45分
ちょっとネットでぐぐってたら、Harmonie Ensemble New Yorkというサイトに、Martin Ormandy に関するインタビュー記事があった。
High Performance Review 1994 Spring
Martin Ormandy - The Remarkable Nonagenarian
By Steven Richman(PDFファイルです)
Martin Ormandy is truly a remark- able man. He loves chamber as well as orchestral music and has played in such prestigious groups as the NY. Philhannonic Chamber Ensemble under. Mitropoulos, the Varga Cello Quartet ...
ま、それはさておきLPの方を・・・
W-9064(previously released as XWN18872)
Handel : Sonatas for Violin and Continuo, Op.1
Vol.1 - Nos.1-6
Julian Olevsky(violin、New York Times 1985年5月28日の訃報), Fernando Valenti(harpsichord)、Martin Ormandy(cello)
Great Artists on Westminster 1949-1965
1999年に発売されたこのCDブックレットによると・・・
1961年5月、Westminsterレコードは ABC-Paramaout's レコードに売却される。このCollectors Seriesは1963年以降発売された廉価版シリーズ(主にモノラル録音の音源)で、このジャケットデザインはこのシリーズ共通のもの。
Vol.1からVol.3まで録音・発売されており、Vol.1 XWN18872(Nos.1-6), Vol.2 XWN18873(Nos.7-10), Vol.3 XWN18874(Nos.11-15) とあるが、手元にはVol.1のW番号LP
があるのみ。なお、このディスコグラフィには演奏者として、Julian Olevsky, Fernando Valenti は記載されているが Martin Ormandy の名前は無い。Vol.1は間違いなく演奏しているが、Vol.2-3についてはよく分からない・・・
・・・と、ふとLPジャケットの中をのぞいたら、Collectors Seriesのカタログ(と言っても両面印刷ペラ1枚の簡素なもの)が入っていた・・・それによると、W-9064(old 18872, Nos.1-6), W-9065(old 18873,Nos.7-11), W-9066(old 18874, Nos.12-15)とあり、3枚ともOlevsky, Valenti, Ormandy の名がクレジットされている。W-9064については最近中古屋さんで見かけたが、他の2枚については見ていない・・・
ちなみにこの3枚のLPは1960年代の録音と思われるが、LPに記載が無いので詳細不明・・・
2011年11月6日(日) 今池TOKUZOにて 大城節子「祈りの島唄」 ライブを聴く ― 2011年11月08日 07時00分
映画「アンナ・マグダレーナ・バッハの日記」 2011年11月9日(水) 名古屋シネマテークにて ― 2011年11月10日 07時40分
アンナ・マグダレーナ・バッハの日記
Chronik der Anna Magdalena Bach (Wikipedia)
映画史に鮮烈な軌跡をひくジャン=マリー・ストローブとダニエル・ユイレ(故)。アルジェリア戦争に反対し、仏から独へ移住し、ニュー・シネマ運動を牽引。今もゴダールやペドロ・コスタが絶賛してやまないその作風は商業映画と一線を画し、芸術、哲学、政治などの主題を厳格に追求した。長編第一作の本作は、J・S・バッハの2番目の妻アンナ・マグダレーナから見たバッハの生涯を描く。オリジナルの古楽器演奏(グスタフ・レオンハルト他)の同録やバッハの自筆の楽譜や手紙のインサート、当時の教会音楽や日常生活を捉えた印象的なショットなど、彼らだけにしか創れない至高のバッハを体験する傑作中の傑作。(35mm版)94分。
監督 ジャン=マリー・ストローブ、ダニエル・ユイレ
脚本 ジャン=マリー・ストローブ、ダニエル・ユイレ
撮影 ウーゴ・ピッコーネ、サヴェリオ・ディアマンテ、ジョヴァンニ・カンファレッリ
音楽 レオ・レオニウス
出演 グスタフ・レオンハルト、クリスチアーネ・ラング・ドレヴァンツ、パオロ・カルリーニ 他
1967年 94分
DVD(HMV)も出てるんですな・・・
恐らく、音楽好きには堪えられないが、ふつーの映画好きにはちょっと・・・という感じ。殆どが演奏シーンで伝記についてはさらっと触れる程度。当時の服装や演奏に関する時代考証についてはかなりしっかり成されていると思うがどうだろうか?
それにしても、フィルム最初の演奏(バッハのどの曲か名は忘れたが)のチェンバロ(ハープシコード?)のなが~い独奏からオケと合奏するシーンはなかなかのもの。
Sydney Symphony Orchestra/Vladimir Ashkenazy 名古屋公演 2011年11月9日(水) 愛知県芸術文化センター コンサートホールにて ― 2011年11月12日 15時00分
Sydney Symphony Japan and Korea Tour 2011
Sydney Symphony Orchestra
Vladimir Ashkenazy Principal Conductor & Artistic Advisor
愛知県芸術文化センター 芸術劇場 コンサートホール
2011年11月9日 名古屋公演
Beethoven
Overture from "Die Geschöpfe des Prometheus"
Violin Concerto in D major,Op.61
violin : 庄司紗矢香
Rachmaninov : Symphony no.2
久しぶりに海外のオーケストラを聴きました。やはり音が綺麗で大きいのはいいね・・・。
前半の「プロメテウスの創造物」序曲とヴァイオリン協奏曲は初めて聴く曲。ヴァイオリン協奏曲はティンパニから始まる・・・くらいしか知らなかったが、中盤以降は聴いた記憶があるメロディーが・・・ガタイの大きい団員の中でソロ・ヴァイオリニストの小ささが際立つ・・・
後半のラフマニノフ、若手が多い?せいかアンサンブルが少々粗いけど、いいラフマニノフでした。
ラフマニノフの後、アンコールのリクエストがあったけど、流石にそれには応えずにコンサート・マスターが指揮者を引っ張ってステージ袖に退散してくれて良かった・・・ラフマニノフの後でアンコールは聴きたくないよ・・・
演奏会が終わった後、シドニー響の団員と道路で遭遇、その後腹が減ったので、沖縄居酒屋ゆいゆい へ・・・
んでは。
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