Ormandy & Philadelphia, Live in MOSCOW 19582009年09月09日 23時16分

Melodiya M10 47161 006
露MELODIYA M10 47161 006 (LP)
Live Recordings of Outstanding Musicians
Brahms Symphony no.1
Eugene Ormandy & The Philadelphia Orchestra
recorded 1958年5月29日
Live in Grand Hall of the Moscow State Conservatoire

最近、カラヤン・ベルリンフィルの1969年モスクワ・ライヴが新生メロディアからデジパック仕様CDで発売されていますが、オーマンディ・フィラデルフィア管弦楽団の1958年モスクワライヴも同じように発売してくれないかな・・・と思ってます。

新生 露MELODIYA
http://www.melody.su/
http://en.wikipedia.org/wiki/Melodiya

ただ、ロシア・メロディアの原盤管理は複雑な事情があるようで、過去にメロディアが出していた音源であっても現在は出せない・・・ということも少なからずあるようです。この辺りの事情は下記をどうぞ。

アルファベータ クラシックジャーナル036号「メロディアの真実」
http://www.alphabeta-cj.co.jp/cla_j/claj_036.html

1958年モスクワライヴについては、現在もモスクワ音楽院からその一部がCD化され発売されています。

Moscow State Conservatoire
http://www.mosconsv.ru/

SMC CD 0038
- Great Artists in Moscow conservatoire,Eugene Ormandy
http://www.mosconsv.ru/english/library/records/details.phtml?75

2003年末から2004年にかけて、SCORA CLASSICS(発売元:(有)アルブレー)より、モスクワ音楽院でのこれらの演奏会ライヴのアーカイヴが一挙に6枚もCD化されましたが、現在は入手困難なようです。これらモスクワライブについては下記にまとめましたのでご参考まで。

Glorious Sounds of Music
->The Fabulous Philadelphia Orchestra
under Brilliant direction of Eugene Ormandy.
->Live in Moscow 1958
http://www.ne.jp/asahi/tron/music/LiveInMoscow.htm

さて、このモスクワライヴのブラームス1番、初めてじっくり聴きましたが・・・ライヴ会場の雰囲気と演奏の熱気が凄い迫力ですワ・・・

後年の米Columbiaセッション録音の超弩級演奏もいいですが、こちらのライヴもなかなかのものです・・・これまでモノラル録音のライヴということであまり食指が動かなかったのですが、じっくり聴いてようやく凄さを理解出来ました。

LPはマスターテープの音にあまり細工をせず素直にカッティングした感じですが、一部、明らかにミキサー操作と思われる不自然な音のレベル変動があります。まあ、ライヴ録音だから仕方がないかもしれませんが・・・音のバランスは良く、低音もしっかりしてます。高音の伸びは今ひとつですが・・・

ちなみに、SCORA CLASSICS からはこのブラ1は発売されませんでした。発売元の(有)アルブレーに問い合わせたところ、「マスターテープに一部欠落があることが判明し、CD化の予定は無い」との回答を頂きました。マスターテープの欠落が見つからなければ、今後もCD化の望み薄ということになり、聴きたければメロディアのLPを探すしかなく、残念なことです・・・

このメロディアのLP、オークションでとんでもない高値が付いていたり、そうでなくても競り負けたり・・・と縁がなかったのですが、ある方の好意でCD-Rに焼いてもらい、ようやくこうして聴くことが出来た・・・というわけです。もう何年も前の話になってしまいましたが・・・

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