The Strings of The Philadelphia Orchestra Play Eine Kline Nachtmusik ― 2009年08月04日 07時30分
The Strings of The Philadelphia Orchestra Play Eine Kline Nachtmusik
Mozart : Eine Kline Nachtmusik , Bach : Air on the G string
Corelli : Concerto Grosso in G Minor Op.6 No.8(Christmas Concerto)
Mendelssohn : Scherzo from Octet in E-flat Major Op.20*
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra
*David Madison(VnI),Veda Reynolds(VnII),Lorne Munroe(Cello)
梅雨が明けたのはいいのですが、これから本格的に暑くなりますなあ・・・フィラデルフィアの弦で涼みましょうか・・・
アルバムのタイトル通り、弦楽セクションのみによる演奏・曲を集めたLPです。Columbia Masterworks の 6eyes Label Stereo ですから、ステレオ創世記の録音・・・つまり50年近く前の録音ということになりますが、この当時の米コロムビアの録音は優秀だったようで、このLPもなかなか良い音を聴かせてくれます。
この曲集の中でCD化されていないのは コレルリのクリスマス協奏曲だけのようです。Eine Kline Nachtmusik(日SC SRCR1511)、Scherzo from Octet(米SME Essential Classics TAKE2 SB2K63251)、Air on the G string(CD化多数) はそれぞれCD化されてますが・・・
コレルリ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%AA
このクリスマス協奏曲は西洋では結構人気があるんですな。
LPの解説は Charles Burr によるものですが、アインシュタインがどーのこーの言ったとか、このクリスマス協奏曲のスコアと現代(1960年前後)の演奏規模について触れていたり、なかなか面白い内容です。ここで詳述する時間はありませんが・・・
こういうアルバムはオリジナル構成でCD化して欲しいもんです。曲・演奏とも素晴らしいんでねえ・・・
では。
※このLP、昨年11月8日にも取り上げてました・・・
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2008/11/08/
オーマンディ&フィラデルフィア クリスマス・アルバム ― 2009年08月05日 07時00分
【いい意味の】オーマンディ【オケの錬金術師】
http://jfk.2ch.net/test/read.cgi/classical/1231778100/
情報源はこちら。
クラシック輸入盤・新譜情報/新星堂チェーン・グッディーズ
http://blog.livedoor.jp/goodies2/
2009年08月03日
クラシック/輸入盤/CD/新譜情報 09-08 No.2-2
http://blog.livedoor.jp/goodies2/archives/51645558.html
「オリジナル・アルバム・クラシックス・シリーズ」 という 全10タイトル のものだそうな。
「RCAとSONYの名アーティスト8名とクリスマス(クラシックの誤り?)の名曲集を、LPでの初発売当時のオリジナル・デザインによる紙ジャ ケット・シリーズ」
「それぞれ5タイトルずつの紙ジャケットを、スリップケースに収めました」
「今回のシリーズは、オリジナル発売当時のカップリング通りに楽曲が収録」
「音源については、それぞれ最新リマスターを 使用」
というのが売りみたいですな。で、オーマンディ&フィラデルフィアのクリスマス・アルバムはこちら。5枚組の内の2枚がそうです。
8869756173-2 5枚組 \2200
クリスマス名曲集 Vol.1
Disc 2:Festival of Calos in Brass
「Deck The Halls with Boughs of Holly」
「Lo,How a Rose E'er Blooming」
「Bring a Torch,Jeanette,Isabella」
「The First Nowell」
「Angels We HaveHeard on high」
「We Three Kings of Orient are」
「O Come,All Ye Faithful」
「O Sanctissima」
「O Tannenbaum」
「O Come,O Come, Emmanuel」
「Good KingWenceslas」
「Silent night,Holy night」
「Joy to the world」
「The Twelvedays of Christmas」
「Coventry Carols」
「God Rest Ye Merry,Gentlemen」
「 Hark! The Herald Angels sing」
「It Came upon a midnight clear」
「Good Christmian Men Rejoice」
「O Holy night」「What child is this?」
「Wassail song」「O little town of Bethlehem」
「Away in a manger」
「We wish you a merychristmas」
Philadelphia Brass Ensemble
Trumpets: Gilbert Johnson, Seymour Rosenfeld, Horn: Mason Jones,
Trombone: Henry Charles Smith、Euphonium: M. Dee Stewart,
Tuba: Abe Torchinsky
【録音】1966年頃 (オリジナルLP番号:MS-7033)
これは以前 米CBS MK 7033 でCDになってます。
Disc 4: Glorious Sound of Chrstmas
「Hark! The Herald Angels Sing」
「O Little Town of Bethlehem」
「Joy to
the World」
「O Holy Night」
「O Come, O Come, Emmanuel」
「God Rest Ye Merry, Gentlemen」
「Ave Maria」
「O Come, All Ye Faithful」
「The First Nowell」
「Deck The Halls with Boughs of Holly」
「O Sanctissima」
「The Worship of God」
「O Come, Little Children」
「Silent Night, Holy Night」
Eugene Ormandy / ThePhiladelphia Orchestra
【録音】1963年頃 (オリジナルLP番号:MS-6369)
こちらも、以前 米CBS MK 6369 としてCDになっています。今回は新しくリマスタリングしているそうですが、音が良くなっているといいですね。オーマンディ&フィラデルフィアのブラスとクリスマスのアルバムについてはこちらもご参考に。
Glorious Sounds of Music
-Brass, Choir,
and The Glorious Sounds of Christmas
http://www.ne.jp/asahi/tron/music/BrassAndChristmas.htm
残念ながら、初CD化の音源はありませんが、他の未CD化のクリスマス・アルバム復刻の弾みになるといいのですが。特にRCA Red Seal の2枚は名盤ですし・・・
Ormandy & Philadelphia, Mozart Symphonies ― 2009年08月05日 07時30分
(Regular Mono ML6122)
also available on CD 米SME Essential Classics SBK62827
Mozart:Symphonies No.30 & No.31"Paris"
Eugene Ormandy/The Philadelphia Orchestra
オーマンディ・フィラデルフィアによる数少ないモーツァルトの交響曲集です。この2曲は幸いCD化されていますが、まだ入手出来るかなあ・・・横田さんのオーマンディ・ディスコグラフィによると、このコンビが遺したモーツァルト・シンフォニーの録音は下記4曲のみ。
Sym. No.30 [S]62/04/08 (C)●
Sym. No.31 [S]61/01/29 (C)●
Sym. No.40 [M]56/01/10 (C)
Sym. No.41 [S]68/05/28 (R)
[M]ono,[S]tereo [Label]:(C)BS, (R)CA
● : このLPの音源。
横田さんのオーマンディ・ディスコグラフィ より
http://www.geocities.jp/ormandy/ormandy_disk.html
古楽器によるモーツァルトもいいけど、僕はこういう現代オケの演奏の方が好きだ。やはり豊かな音で演奏して欲しいと思う。刺激が欲しければ他のジャンルの音楽を聴くよ・・・
このLPはジャケット裏解説に大きな赤スタンプで
DEMONSTRATION
NOT FOR SALE
と押してある。所謂宣伝用の白レーベル盤ではなく、普通の市販品に押してあるだけ。アメリカから入手した中古盤はこういうのが結構多い。
状態はまあまあ。くしゃくしゃになった紙のスリーヴに入ってホコリだらけだったけど、クリーニングしたら綺麗なモノである。音も綺麗で、あまりかけてないようだ。
それにしても、LPの耐久性はたいしたものだ。たぶんCDより長持ちするだろうなあ・・・というか、僕が死んでもまだプレイ可能だろう。
デジタルメディアは半永久の夢のメディアと言われた20~30年前を考えると、現実はそうではないという実例をイヤと言うほど体験して、アナログ盤に回帰する自分を思うと不思議なものだ・・・
では。
Ormandy & Philadelphia, Mahler "Titan" ― 2009年08月05日 22時25分
also available on CDs
-日BMGファンハウス BVCC-38119
-SonyBMG Materworks/RCA RED SEAL 8287676233
Mahler : Symphony no.1 "Titan"
recorded at Academy of Music, Philadelphia, June,1969
我らがマエストロが世を去った後、日本のRVCが 「オーマンディ・フェアウェル・1800」と題して出した追悼盤の1枚。もうオビは捨ててしまって手元にないが、確か150か180gの重量盤仕様で出していて、結構ズシリと来る。
恐らく以前1500円の廉価盤で出していたシリーズをそのままのジャケットデザインでまとめ直したものだと思うが、記憶は定かではない。
1985年当時、「花の章」"Blumine"が聴ける数少ないLPの1枚だったと思う。今はそうでもないだろうが・・・
当時、法螺吹きだった私(今でも?)は、この1楽章のクライマックスのホルンのグリッサンドの異常な切れの良さにのけぞったものである。「どうやったらこんな音が出るの?」・・・と。
マーラーの青春美曲(若気の至りともいう)だが、我らがマエストロの手にかかると、成熟した大人のシンフォニーになってしまうのである。チャイコの初期交響曲と同じだな。
CD化されて音質が劇的に向上しており、敢えてLPを聴く意義は少ないが、これも青春の一ページだったのである・・・今も変わらんか・・・我ながら進歩のないことで・・・お粗末様。では、良い夢を!
長岡鉄男の外盤A級セレクション(1)-18 M&K REALTIME "The Power and the Glory" Vol.1 RT-114 ― 2009年08月06日 06時21分
Miller & Kreisel Sound Corporation - M&K REALTIME RT-114
Direct to Disc Volume 1
"The Power and the Glory" Vol.1
Lloyd Holzgraf
on the Organs of the first Congrational Church of Los Angels
- One of the greatest organs...11,848 pipes / 32 foot fundamental pipes...
and high pressure trumpets!
Bach:Toccata and Fuge in D minior
Vivaldi : Largo(D minor Concerto)
R.Wagner : Grand March from "Tannhauser"
A.Russell : The Bells of St. Anne de Beaupre
長岡鉄男の外盤A級セレクション(1)(共同通信社) が1984年に出版されてから早25年・・・(2)が1985年、最後の(3)が1989年・・・
CDが世に出てLP滅亡を見越して(5)まで出版を考えられていたそうだが、(3)が大幅に遅れて出版前にもう手遅れで止めよう・・・というところをファンの熱心なリクエストで、(3)を出して終わり・・・という経過だったと思う。これはこの三冊の本に著者が書いている。
本が出版された当時ですら既に廃盤(若しくは売り切れ)で手に入らなかったこれらの盤を、最近中古屋で見かけることがある。そんなときは懐かしさと共にすぐ捕獲してしまうのだが・・・これもその1枚。まさか実物にお目にかかるれるとは思わなかった。
M&K REALTIME による ダイレクト・カッティング・ディスクの1枚、 "The Power and the Glory" Vol.1である。M&K REALTIME にはもう一枚、"FLAMENCO FEVER" RT-107(長岡鉄男の外盤A級セレクション(1)-90)という名盤があるのだが、これも生きている内にお目にかかれるかどうか・・・
ダイレクト・カッティング・ディスク(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Direct_to_disc_recording
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0
当時は M&K REALTIME としか社名が分からなかったが、このダイレクト・ディスクを手にとってようやく詳細が分かった。でも、ホームページは現在作成中らしい。
Miller & Kreisel Sound Corporation(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Miller_%26_Kreisel_Sound_Corporation
ま、SACDやハイ・サンプリングが当たり前の現在ではそれほどのインパクトはないかもしれないが、マイク直結のダイレクト・カッティングの音はなかなかのもの。もうこんな馬鹿げたプロダクトは二度と作られることはないだろうから貴重なものである。
音は正にダイレクト。リアルさは比類がない。音楽も音も長岡鉄男氏が本に書いたとおりである。部屋を揺すぶるような超低音とオフマイクの穏やかな高音とのコントラストはなかなかのもの。4曲目の遠くのベルとの超低音とのコントラストも面白い。
ダイレクト・カッティングだから、まさに REALTIME 。教会の雰囲気・空気感が伝わってくる・・・1970年代後半にタイムスリップ・・・だな。
NHK-FMのラジオのニュースを聞いて、今日が8月6日、つまり広島に原爆が投下された日だと改めて知った。なんでも、原爆症訴訟で、国側が患者側を相手取って控訴(16回もやってるとか・・・誰のために税金使っとんじゃ!)していたのを止めて、救済の方向に動いているとのこと・・・ようやくまともな方向に動いたということかなあ・・・
広島市への原子爆弾投下(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E5%B3%B6%E5%B8%82%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%88%86%E5%BC%BE%E6%8A%95%E4%B8%8B
原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%88%86%E5%BC%BE%E8%A2%AB%E7%88%86%E8%80%85%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E6%8F%B4%E8%AD%B7%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B
・・・今日も暑うなるぞ・・・
Ormandy & Philadlphia plays Bizet Symphony in C & L'arlesienne suite no.1 ― 2009年08月06日 07時30分
(Sided Dog Label LP, (C)1980)
日RVC/RCA Red Seal RCL-8005(No Dog Label LP , (P)1980)
Bizet : Symphony in C & L'arlesienne suite no.1
also available on CDs
- L'arlesienne suite no.1
→ 日BMGジャパン BVCC-38050
→ 日Tower Records/Tower Records RCA Precious 1000 No.11 TWCL-3012
- Symphony in C
→ 日Tower Records/Tower Records RCA Precious 1000 No.11 TWCL-3012
→ 日BMGファンハウス CTB-1003 (Not for Sale)
1974年と1975年に録音されたこの2曲が5年後の1980年になって「最新録音盤」として世に出た経緯は非売品CD CTB-1003 に触れられているが、LPのカップリング上うまくいかず「アイスボックス」になっていたそうな・・・RCA Red Seal のA&R もふらついていたのも一因だそうだが・・・
でも録音から25年後の現在ではどうでもいいことである。
CDもまだ入手可能であるが、そろそろ市場から姿を消しそうである・・・タワーレコードのCDが1000円廉価盤でお買い得だ。もう在庫が無くなり次第入手不可能になるから、興味のある方は早めにどうぞ。今在庫セール中だし・・・
タワレコ “RCA Precious Selection” 販売終了
http://boukyaku.asablo.jp/blog/2009/04/27/4269013
タワーレコードオリジナル企画
BMG JAPAN x TOWER RECORDS “RCA Precious Selection”
~ALL 20%オフ!
http://www.towerrecords.co.jp/html/tower/re/rca_hqcd.html
●Tower Records RCA Precious Selection 1000 第3期
TWCL-3012(2006/2/10)
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=933536&GOODS_SORT_CD=102
Bizet
Symphony in C(recorded: Mar.1974)*
L'Arlesienne Suite Nos. 1&2(recorded: 1975-1976)
*first Commercial CD release
さて、米国盤LPと日本盤LP、当時のお国柄というか、クラシックファンへのアプローチの仕方が対照的で実に面白い。
米盤のジャケットはバレリーナの足をクローズアップしたジャケット・デザイン。これは、バレエ振り付け師の George Balanchine が Symphony in C に 振り付けをしたバレエを意識してのことだろう。
George Balanchine(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/George_Balanchine
Symphony in C (ballet)(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Symphony_in_C_%28ballet%29
New York City Ballet(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/New_York_City_Ballet
解説も曲目解説が中心で演奏者については記述なし。交響曲がパリ音楽院で危うく捨てられそうになったところを救出されたとか、なかなか面白い内容である。(このあたりのことは日本盤にも記載あり)1985年頃に作曲されて初演が1935年ということは、恐らく忘れられて倉庫にお蔵入りになっていたのだろう・・・また、バランシンのバレエについても言及している。
Georges Bizet(wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Georges_Bizet
Symphony in C (wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Symphony_in_C_%28Bizet%29
かたや、日本盤はジャケット・デザインからして別物である。我らがマエストロの指揮姿のクローズアップ。そして、解説は宇野功芳氏である。こちらは楽曲解説と演奏論が半々で、バレエのことには一言も触れられていない。
つまり、日本ではクラシック・ファンとバレエ・ファンは完全に分離されている・・・ということだろう。確かに、シンフォニー・コンサートとバレエの会場の雰囲気は別物だ。バレエのお客は自分もダンサーとかそんな感じの人が多く、実に華やいだ雰囲気だが、シンフォニー・コンサートは・・・やめとこ。
ま、そういことを考えながら聴くのもまた楽しからずや・・・んでは。
Rubinstein & Ormandy plays Brahms Piano Concerto No.2 ― 2009年08月06日 19時30分
The Performance of a Lifetime! A Magnificent New Recordings!
Brahms : Piano Concerto No.2
Artur Rubinstein & Eugene Ormandy
The Philadelphia Orchestra
also available on CD 日BMG Victor BVCC-8837~38
「私の最も好きなブラームスのシンフォニーは第2ピアノ協奏曲だ」と宣ったのは、確か、Geroge Szell ではなかったかな?彼が Leon Fleisher と組んだ同曲の録音は名盤としてあげられることもしばしばだと思う。(CD: 米Sony Classical Masterworks Heritage MH2K63255)
確かに、高カロリーで威風堂々たるピアノ・コンチェルト・・・というか、ピアノ付きのシンフォニーと言ってもいいくらいの重厚さだ。
でも、ここで取り上げるのは、ルービンシュタインとオーマンディが組んだ同曲の録音である。これまた名演奏であるが、この盤を取り上げる人は多くないようだ・・・ヤレヤレ。
我らがマエストロがColumbia Masterworks から RCA Red Seal に移籍して、RCA専属のルービンシュタインと組んだこの録音、当時のRCA Red Seal の期待の大きさがそのままジャケットに現れている。これだけセッション写真をちりばめたアルバムは珍しいのではないだろうか。
ルービンシュタインは語る・・・
・・・"You must remember," continues Mr. Rubinstein, "that Brahms was alive until I was 10 years old, so far me he was a living composer, not an 'old master.' I still approach his music with this feeling, and in my own way I try to give the essence of the Brahms I grew to love in those early days."・・・
もはや、こんな組み合わせはあり得ないであろう贅沢なコンビ、いやトリオというべきか・・・
LPは dynaflex という新技術が売りだが、これ以前の Dynagroove や Living Stereo に較べると評価は落ちるようだ。ペナペナ・ヘナヘナの薄い盤で、両手で持つと中央が自重で凹むくらい薄いのだ。
これは、30年以上経過した未開封盤で、どうも熱にやられたりして所々変形している。まあ再生に支障はない・・・と言いたいところだが、2楽章の終わり付近で何故か針が跳ぶ。理由は良く分からない・・・困ったものだ。
ルービンシュタインと組んだステレオ録音は、このブラームスの他に、ショパンの2番と「ポーランド民謡による大幻想曲」、ラフマニノフの2番、サン=サーンスの2番、ファリャの「スペインの庭の夜」が遺されている。これらについては、ルービンシュタインという大御所がソリストなので、CD化については心配する必要はないだろう。
では。
Rubinstein & Ormandy plays Saint=Saens & Falla その1 ― 2009年08月07日 05時45分
Saint=Saens : Piano Concerto No.2
Falla : Nights in the Gardens of SPAIN
Artur Rubinstein & Eugene Ormandy
The Philadelphia Orchestra
also available on CD 日BMG Victor BVCC-8837~38 (Saint=Saens)
ルービンシュタイン&オーマンディ/フィラデルフィアによる、サン=サーンスのピアノ協奏曲2番とファリャ「スペインの庭の夜」のアルバムである。各曲がそれぞれ片面にカットされている。
ジャケット・デザインはファリャの曲のイメージであろうか? Frederic Marvin による絵である。
サン=サーンスというと、「動物の謝肉祭」とか交響曲第3番「オルガン付き」くらいしか知らなかったが、他の曲も聴いてみると唸らされるものが多い。このピアノ協奏曲もそうだ。
長いピアノソロで始まるこの曲、渋い・・・と思ってると軽妙になったりと、一筋縄ではいかぬ・・・もっと聴きこむと良さが解るかな・・・
多作で90歳近くまで長生きしたから、「薄幸」とか「夭折」の天才・・・というイメージではない。世俗的には R.Strauss に近いイメージで、有名になった「動物の謝肉祭」(これはほんの余興で作ったらしい)とか、交響曲第3番「オルガン付き」ばかりが有名になって損をしているように思える。近年、サン=サーンスの再評価が進んでいるようだし、もっといろいろな曲を聴いてみようと思うが・・・
サン=サーンス(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%A6%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B9
ファリャの「スペインの庭の夜」は、まさにタイトル通りのイメージだ。これは夜静かに聴くのがいい・・・
ファリャ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8C%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AA%E3%83%A3
この曲も恐らくCD化されていると思うが手元にない。サン=サーンスのCDはあるのだけど・・・。ルービンシュタイン全集かなにかでCD化されているはず。オーマンディ・フィラデルフィアで探すよりそっちで探した方が見つけやすいと思う。
ちなみにこの Dynagroove盤、昨日取り上げた Dynaflex盤と同様、ヘナヘナのペナペナの薄っぺら盤で、両手で縁を持つと真ん中のラベルが凹む情けない仕様である。一応、
DYNAGROOVE(R) is the product of research and development assuring that RCA Records are as modern as the latest advances in engineering and science.
とあるんだけど・・・ホントかなあ・・・では。
Rubinstein & Ormandy plays Saint=Saens & Falla その2 ― 2009年08月07日 06時10分
(No Dog Label, Dicreat 4channel LP (C)1970)
Saint=Saens : Piano Concerto No.2
Falla : Nights in the Gardens of SPAIN
Artur Rubinstein & Eugene Ormandy
The Philadelphia Orchestra
also available on CD 日BMG Victor BVCC-8837~38 (Saint=Saens)
先ほど取り上げた米盤と同じ構成のアルバムだが、ビクターの4チャンネルステレオ盤である。何故この盤を入手したかというと、豪華なダブルジャケット仕様で、当時の4チャンネルステレオの解説が面白かったからである。まあ、上の写真を見て下さいな。
4チャンネルステレオ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%AA
結局、LP時代の4チャンネルステレオはポシャってしまい、CD・LD時代も鳴かず飛ばずだったけど、SACD・DVDになってようやく市民権を得た・・・というところかな。
演奏者紹介と曲目紹介がLPサイズのペラ1枚の裏表に記載されたものが封入されている。
演奏者紹介は、オーマンディ・フィラデルフィアファンの間で悪名?名高い野村光一氏の手になるもの。流石に、ルービンシュタインについては絶賛だが、オーマンディとフィラデルフィアについては一言も触れていない。ま、そりゃ、「音楽喪失のフィラデルフィア・オーケストラ」とまで言った御仁では書けんでしょう。ビクターは選定を誤った・・・といいたいところだが、図らずとも当時の雰囲気を今に伝える資料?となってしまった。
野村光一(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E6%9D%91%E5%85%89%E4%B8%80
曲目解説は藁科雅美氏。これはなかなか充実している。サン=サーンスが当時若干18歳の青少年であったルービンシュタインを「この子は将来必ず名を上げるだろう」と語ったエピソードから始まる筆致はなかなかのものである。最近こういう解説書ける人がいなくなってしまったように思うが・・・
では。
Rubinstein & Ormandy plays Chopin ― 2009年08月07日 06時50分
(No Dog Label, DYNAGROOVE STEREO LP (C)1970)
Chopin:Piano Concerto No.2 & Grand Fantasy on a Polish Airs, Op.13
Artur Rubinstein & Eugene Ormandy
The Philadelphia Orchestra
also available on CDs
- 日BMG Victor BVCC-8837~38 (Piano Concerto)
- 米RCA Gold Seal 60404-2-RG(Piano Concerto & Grand Fantasy)
朝5時から蝉が鳴き始めたけど、雨で中断したようだ・・・雨にはショパンが似合う・・・ということで、ショパンを2曲。
ショパン(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%91%E3%83%B3
LPのオビには、ルービンシュタインとオーマンディとの「夢の競演」とか、「並ぶものなき世界最高のオーケストラ!」とかレコード会社の期待の大きさが見て取れる。
豪華なダブルジャケットで、ビニールコーティングされている。ジャケット裏は両巨匠の写真・・・力が入ってますなあ・・・
解説は、小林利之氏。「遂に実現した夢の名コンビ」とあり、オーマンディとフィラデルフィアがRCAに移籍したことでこの企画が実現した・・・等々・・・アーティストがレコード会社の専属であることがまだ当たり前だった時代を物語っているが、オーマンディの移籍によりいろいろな協奏曲の企画が実現したことを素直に喜んでいる。
やはり解説はこういう人に書いてもらわなければイカン。
協奏曲は1楽章と2楽章が1面に、3楽章が2面に、そして2面の余白に大幻想曲がカットされている。
こちらの国内盤は、前述の米盤よりずっしりとして重量感がある。アメリカのペナペナ盤よりこちらの方がいいなあ。でも音はあのペナペナ盤の方がいいみたい・・・だから面白いのだ、LPは。
ショパンの曲は曲の成熟度という点ではサン=サーンスに遠く及ばないようだが、甘美なメロディーで聴かせてくれる。まあ、これは好きずきだろう。
2面が終わってトーンアームが戻ってターンテーブルが止まったらまた蝉が鳴き始めたけ・・・出来すぎ・・・では。










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