「タイースの瞑想」の美演を求めて・・・その2 ― 2009年08月01日 06時00分
ロマンティック・コンサート
ユージン=オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団
【A面】
グリーンスリーヴズ幻想曲、G線上のアリア、トロイメライ、
タイースの瞑想曲、アンダンテ・カンタービレ(チャイコ)、白鳥
【B面】
ラルゴ(ヘンデル)、メヌエット(ボッケリーニ)
カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲、なき女王のためのパヴァーヌ
夜想曲(ボロディン)
米Columbia盤は難があるので、国内盤を・・・というと、まあまあ入手しやすいお馴染みの「オーマンディ 音の饗宴1300」かな・・・
米盤でも再発盤はいいかもしれないけど、手元に1枚も無いし、アメリカの中古盤は状態の良いのが入手しにくいから、手頃な国内盤を探すのが得策だと思う。
「弦のフィラデルフィア管弦楽団」の特質を生かしたこのようなコンピレーション・アルバムが多数作られるのは当然の成り行きであり、似たようなアルバムがこのアルバム以前にも多数製作されていると思われる・・・
・・・が、状態が良くて入手しやすいとなるとこの盤だろう。運が良ければ、中古LP屋で捨て値(1枚100円とか)でも見つかる可能性は大いにある。そうでなくても、300円~500円で買えるだろう。ヤフーのオークションでも見かけるし・・・
米Columbia盤のカットに使用したマスターと較べると、当然のことながら恐らく一世代か二世代後のコピーマスターだろうから、テープヒスが増えているのはやむを得ないし、低音のノイズ(当時の録音会場である、タウン・ホールの空調や車のノイズ)を落とすためローカットフィルタを効かせているせいか、低音も若干厚みが減っている・・・
・・・が、なんといってもLP技術が成熟した時期のカットであるし、A面4曲目で盤の中間あたりのカットなので内周歪みの影響も少なく、米盤で耳についたフォルテのビビリも無いから安心して聴ける。
入手のしやすさ、盤の状態の良さ(LP末期だから、状態の良い盤が多い)・・・等々を考えると、手軽に聴けるこの盤はまだまだ探す価値がある。見つけたら買っておいて損はないだろう。
この盤には 独奏ヴァイオリンの Anshel Brusilow はクレジットされていない。ちょっと悲しいなあ・・・ (続く)
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