名フィル第359回定期演奏会 「春の祭典」2009年06月16日 07時30分

インフルエンザ関係の報道を聞いていると、おかしなこと言ってるなあと思う。

「高校生の感染が確認されてから急激に広がり・・・」って聞くとその高校生が感染源のように思えるけど、たまたま、

「高校生の感染が確認されたこと」

とその後に

「次々と感染者が確認されたこと」

に何の因果も無い。「高校生の感染」が確認されたというニュースで周囲の人がチェックしたら「実は・・・」というのが実際のとこじゃないかね?

「ウイルスにさらされても症状が出ない人の方が圧倒的に多い」

という事実から目をそらしているとしか思えん。過去のパンデミックで40%感染・・・ということは、60%は感染しなかったということになる。

潜伏期間は2週間あるというし、完全な「水際作戦」をやるのであれば、渡航者はみんな2週間以上隔離して潜伏期間を過ぎてからチェック・・・でないと全く意味が無いと思うが、そんな無茶なことは出来んわな・・・

「水際作戦」で時間稼ぎが出来た・・・というけど、何の根拠も示されていない。(案外信じている人が多いけど、どうしてそう簡単に信じるのか不思議でタマラン)

トーシローが考えても「水際作戦」なんて出来っこないということが容易に想像出来るのだが・・・

あと、内閣支持率が25%と危険水位・・・とニュースで言ってるけど、まだ25%も支持者がいることの方が驚きだ。僕の周囲に今の内閣を支持する人がいるとはとうてい思えんが・・・内閣は取り替え出来るけど、こっちの生活はそういうわけにはイカンのよ。危険水位はこっちの生活じゃい!

・・・おっと、本題に入りましょ・・・


この間の土曜に名フィル定期を聴きました。

名フィル
https://www.nagoya-phil.or.jp/

第359回定期演奏会
【ストラヴィンスキー三大バレエI】
 ショスタコーヴィチ:祝典序曲 作品96
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271『ジュノーム』
 ストラヴィンスキー:バレエ『春の祭典』

[指揮]ティエリー・フィッシャー〈常任指揮者〉
[ピアノ]北村朋幹

ショスタコの祝典序曲は案外実演で聴けない。通俗的かもしらんけどこれは聴いて実に楽しい曲だ。

ショスタコーヴィチ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%81

祝典序曲(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9D%E5%85%B8%E5%BA%8F%E6%9B%B2_(%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%81)

「森の歌」の第5曲 「スターリングラード市民は前進する」(1962年改訂版では「コムソモールは前進する」)のメロディーを借用しているので、興味のある向きは「森の歌」を聴くのもまた面白いかも。CDは出てるけど、「祝典序曲」も「森の歌」もそうそう実演で聴ける曲ではないので、機会があったら是非生で聴いてもらいたい。

森の歌(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E3%81%AE%E6%AD%8C

そういえば、「森の歌」は数年前に 男岩城 の指揮で聴いたっけなあ?

男岩城(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E5%9F%8E%E5%AE%8F%E4%B9%8B

こっちの岩鬼は・・・

男岩鬼(ハッパ)(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E9%AC%BC%E6%AD%A3%E7%BE%8E

・・・閑話休題・・・

モーツァルトの「ジュノーム」もなかなか良かったと思う。ピアノの音が綺麗だわ~。まだ音大生だってことだそうだけど、大したもんだ。ステージマナーはぎこちなかったけど、まあ仕方ないかな。初めて聴いた曲だけどなかなかええ曲じゃ。

トリはストラヴィンスキーの「春の祭典」。今シーズンで、3大バレエを全部やるというから楽しみにしているのだ。

ストラヴィンスキー(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC

「春の祭典」(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A5%E3%81%AE%E7%A5%AD%E5%85%B8

数年前、ニジンスキー振り付け初演版バレエの復活公演があったけど、確かにアレを見せつけられては、当時のパリの聴衆がブーンイングしたのがわかる気がする。あまりにも奇怪な動きでねえ・・・ベジャールの洗練されたモダンな「春の祭典」になれている目にもショッキングな舞台であった。まあ、見てみないと旨いか不味いかはワカランしね。

ニジンスキー(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC

もう少しブラスがパリッと冴えて欲しいという不満はあるが、実に見通しが良く、引き締めたアンサンブルで振り切った演奏だったと思う。

こういうオーディオ名曲(「ハルサイ」なんてあだ名で優秀録音と銘打ったレコードが次々に現れた時期があった)はレコードの方がスコアに書かれた音が良く聴きとれる。実演では大音響に隠れて重要な音がかき消されることが多い。まあ、コンサートの席にも左右されるし・・・そういう意味でも、久しぶりに「ハルサイ」のレコードを引っ張り出して聴こうかなという気になった。

そういえば、「ハルサイ」は「版」による違いが結構ある。色々レコードを聴いていると「オヤ?」ということに出会う。上記wikipedia によれば、

①1913年自筆の初演版
②1921年の初版
③1929年の初版第2刷
④多くの改訂がされた1947年版
⑤さらに修正を加えて版を新たに起こした1967年版

手持ちのB&H ポケットスコアは ⑤だったかな?これを見ながら聴くと、レコードによっては「無い音がある」なんて発見もある。ま、これもレコードを聴く楽しみと言えんこともないが・・・

んでは。

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