Muti & Philharmonia の チャイ3 を聴く その1 ― 2008年10月20日 07時24分
Riccard Muti/Philharmonia Orchestra
HMV/英EMI ASD3449( LP (P)1978 )
1970年代後半、マエストロ・ジーンと、そして当時 フィラデルフィア管の Guest Principle Conductor でもあった ムーティ は、奇しくもチャイコフスキーの初期交響曲3曲を録音している。
マエストロ・ジーンはフィラデルフィア管と RCA Red Seal に、ムーティはフィルハーモニア管(当時音楽監督を務めていた)とEMI に それぞれ録音している。
ムーティはフィルハーモニア管とチャイ4~6、そしてマンフレッド交響曲も録音しており、フィラデルフィア管ともチャイ4~6を録音している。CDでチャイコの交響曲全集が複数出ていると思うが、後期交響曲がどちらのオーケストラの演奏のものが入っているかで違いがあるのだろうか・・・。
紛らわしいのは、オーケストラの略称がどちらも "PO" になってしまうことで、時々双方を勘違いしたインフォメーションを見かけることがある。まあ、そんなことはどうでもいいのだが・・・
Riccard Muti
http://www.riccardomuti.com/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3
南イタリアの申し子~リッカルド・ムーティ
http://il-figlio-del-sud.cocolog-nifty.com/bravomuti/
Bravo Muti
http://www5f.biglobe.ne.jp/~lacameratamuti/index.htm
フィルハーモニア管弦楽団
http://www.philharmonia.co.uk/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%AE%A1%E5%BC%A6%E6%A5%BD%E5%9B%A3
このLPは、SQ Quadraphonic のエンコードがかかっている。2チャンネルステレオと互換性があり、この出力にエンコーダーを繋げると SQ Quadraphonic による 4チャンネルサウンドが楽しめることになる。
この方式は当時CBS(CBS/SONY)も参入しており、バーンスタインとニューヨーク・フィルハーモニックとの「惑星」が SQ Quadraphonic のレコードとして発売されていたのは懐かしい思い出である。
まあ、結局、4チャンネルは方式が乱立して4チャンネルそのものがポシャッテしまった。現在は 5.1ch として蘇っているが・・・。
確か、この方式が出始めた1970年代より、日本コロムビアがクラシック音楽のレコーディングを4チャンネルで録音しており、当時の音源がSACDのマルチチャンネルフォーマットで出ている例もあるので、当時の音源をマルチチャンネルで聴くのも面白いかも。
ちなみにこのLP、HMVレーベルなので、当然日本では日本ビクターの商標とバッティングしてしまうので、わざわざ日本ビクターの「承認」ラベルが貼ってある。
このシールくらいならまだいいけど、酷いのになると商標の部分を無粋なシールで覆い隠してしまったり、レコードレーベルにもべたべたとシールが貼られてしまう。まあ、それもLP時代の懐かしい思い出になってしまったが。
4チャンネルステレオ
http://ja.wikipedia.org/wiki/4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%AA
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